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Re:ゼロから始める異世界生活に登場するプリシラ・バーリエルのコミックアライブ外伝小説『紅蓮の残影の前編中編後編』について、ネタバレ解説していきます。
・紅蓮の残影ネタバレ
・選帝の儀
・陽剣ヴォラキア
・プリシラの血筋
・アラキアと石塊ムスペル
などをご紹介します。ネタバレを大きく含む内容ですので予めご了承ください。
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紅蓮の残影とは
長月達平先生書き下ろし短編も大好評連載中です!
先月から始まったプリシラ編。
シュルトに読み聞かせている物語の内容は、ヴォラキア皇帝の座を巡る戦いのお話で――。お楽しみに!!#rezero #リゼロ pic.twitter.com/5Q6pUNQSwd
— 『Re:ゼロから始める異世界生活』公式 (@Rezero_official) October 26, 2019
『紅蓮の残影』はコミックアライブ2019年11月号~12月号、2020年2月号にて前編・中編・後編の3話に渡り掲載されたプリシラの外伝小説です。
シュルトにプリシラがヴォラキア帝国の王を決める『選帝の儀』に関する本を読んであげる話になり、それはプリシラが『プリスカ』という名前だった頃の話です。
現時点では、まだ書籍化されていない内容になります。
ではまずはネタバレしていきます。
紅蓮の残影ネタバレ
そして、長月達平先生書き下ろし短編も大好評連載中です!
今月号からはプリシラ編がスタート!
どうやらシュルトに物語を読み聞かせるようですが…………?#rezero #リゼロ pic.twitter.com/cjv567P42g— 『Re:ゼロから始める異世界生活』公式 (@Rezero_official) September 27, 2019
覚え書きの本
シュルトがプリシラと一緒に寝る寝台の中で目覚めた時、1日剣を振って5日休むという成長させないアルの画策のための筋肉痛だった。自分の細く柔らかい腕に対しプリシラに剣を振ることができないから盾にしてくださいと言う。しかしプリシラはそんな物は求めておらず枕の役目だと言う。ただ枕の役目に甘んじるのを拒むのなら本を読めと言う。知恵は時に剣や盾よりも命を守る術となると話す。
そしてシュルトは一冊の本に気づく。それは赤い装丁の本でプリシラが毎朝欠かさず読んでいる本。シュルトが本の中身を聞くと、プリシラは覚え書きだと言う。そしてプリシラはシュルトに読み聞かせる事に。
赤いドレスに身を包んだ若い少女、それが6人侍従を従え食事をする。そして侍従に予定を聞くと、昼食にヴィンセント様がご一緒されたいとのこと。少女は兄上がいらっしゃるというのは朗報じゃと言う。
そして食事をする前に侍従の一人がスープを毒味する。結構ですと答えると少女がスープを飲む。しかし一口飲んだ途端倒れてしまう。目、口、鼻から血を出し意識が途絶える中、侍従は笑みを浮かべならが『と、どいた』とつぶやき侍従も一緒に倒れる。刺客として無害だと思わせるために苦しみを耐え抜いていた。
そして入口に一人の少女が立っていた。倒れた少女と似た顔で『刺客諸共死におったのか』とつぶやき、残った侍従が『プリスカ様』と言う。死んだ少女は影武者だった。
刺客と貴族
それでは早速1人目。まずは……
第77代神聖ヴォラキア帝国皇帝【ヴィンセント・ヴォラキア】#rezero #リゼロ pic.twitter.com/1dQ1qzUCi3
— 『Re:ゼロから始める異世界生活』公式 (@Rezero_official) December 9, 2019
11.12歳ほどの少女は20も歳が上の侍従長を呼び寄せた時、他の侍従達が一斉に武装し短剣を抜いた。プリスカは一瞬で判断し侍従長を盾にし身代わりに侍従長が悲鳴を上げる。テーブルクロスと食事用のナイフを駆使して刺客を倒していく。
そんな中突如、刺客達全員が燃え上がり絶命する。そこには外見年齢10代前半でプリスカと変わらない年齢の犬人特有の獣の耳がある少女がいた。処分完了だと言いゲップをする。全部精霊のおかげだと言う少女は『精霊喰らい』だそうで精霊と契約して力を借りるのではなく精霊を食べる事でその力を得るとか。プリスカはその少女はアラキアと呼んだ。
その後、年齢は17.8歳ほどのヴィンセント・アベルクス、神聖ヴォラキア帝国の貴族の一人でプリスカ・ベネディクトとは腹違いの兄が来てその惨状を見た。そこで刺客に心当たりはあるかの話はするもわからなかった。そこで青い髪を後ろで結んだ少年がヴィンセントの元に来た。アラキアの事をワンちゃんだと煽るとアラキアはその少年に飛びかかる。少年は刀を持っており、いつの間にかアラキアの首筋に当てていた。
ヴィンセントは少年を戦場で拾ったと言う。そして名乗るとセシルス・セグムントだと言い、ヴィンセントの懐刀でいずれ帝国最強の名を轟かせる主演役者だと語る。
そしてヴィンセントは『選帝の儀』が始まるからお前も帝都へ向かう準備をせよ、父上が崩御なさるぞと言う。
陽剣ヴォラキア
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ヴォラキア帝国は世界図の南方部分を支配する大帝国。強者が尊ばれ弱者が虐げられる価値観が一般的。それを最も強く反映しているのがヴォラキア皇帝。そしてその血族達。
大広間には兄弟達が一斉に会していた。プリスカの兄弟は総勢66人、現在生き残ってる32人がドライゼン・ヴォラキアの実の子達。そんな中一人の姉妹ラミアがプリスカに突っかかる。
そこにドライゼンが現れる。一斉に子供達が跪くが、数名跪かない者がいた。歳が20も離れた兄のロンメルが跪かなかった一人のプリスカを咎める。しかし「跪く事に対し価値を見なかったから、老いたな父上」と言う。
そこでドライゼンが「試してみるか?」と言い次の瞬間、空間が歪み剣が出現する。「陽剣ヴォラキア、これがヴォラキア皇族に伝わる陽剣」とロンメルが呟く。陽剣はその名の通り帝国の皇帝のみに扱う事が許される宝剣。そしてロンメルが陽剣を空間から引き抜こうとした時、手が発火し一瞬でロンメルの体を炎が包んだ。そして黒焦げの死体になる。
そんな時気づく、兄弟全員の目の前に陽剣の柄が出現していた。ドライゼンが「さあ剣の形をした運命を抜け。それが貴様らの逃れ得ない宿業よ」と言う。そしてドライゼンの前にも出現し、それを抜いた。皇帝の全身が炎に包まれ、それは皇帝を見限った証。つまり次なる皇帝を決める争い「選帝の儀」の開始だった。プリスカは「この世界は妾の都合の良いようにできておる」そう言い、は躊躇わず目の前の剣を抜いた。
ラミアの画策
燃え上がる皇帝の前での最初の難問陽剣を握る資格へ挑んだ者が選帝の儀の参加者達。陽剣を抜いて残ったのは挑まなかったものも含めて11人になった。プリスカも参加権を得たその一人。
そして選帝の儀、開始直後にプリスカの屋敷を訪れラミア・ゴドウィンは同盟を持ちかけてきた。先日の使用人たちの暴挙はラミアが関わってるとわかっていたがそれを口にしなかった。そしてヴィンセントに対抗する為には誰かと手を組む以外にはないとプリスカもラミアも思っていた。
結局はそこで決断することは出来ず、ラミアは今すぐ決める必要はないと去っていく。そばには影でアラキアは潜んでおり、ラミアの事を嫌いだと言う。プリスカが言いつけておかなければ首を落としていたとか。
選帝の儀は皇帝の崩御を切っ掛けに資格を有する人間が最後の1人になるまで兄弟姉妹を殺し続けなければいけない儀式。だからといって延々と続けるものではないと27歳のバルトロイ・フィッツが言う。バルトロイはラミアと会っていた。バルトロイは陽剣をあの場で手にせず参加を辞退した立場。陽剣を手にしなかったのが9人、手にして資格を得たのが11人、焼かれたのが9人だった。
ラミアは自分が王になれば辞退した9人は庇護下に置くと密約をしていたとか。しかしその中でもバルトロイだけは自ら選んで行動しラミアに元へ来たそう。ラミアは幼い時に兄弟同士傷つけ合わない方法はないのかと言ってくれたとか。だから協力することにしたそう。ラミアを始めとする10人の兄弟と協力すればヴィンセントにも勝てると話す。
剪定部隊
ヴィンセントはあらゆる知識に通じ、恐ろしく冴え渡る頭脳を持ち合わせ一時は貴族として最底辺まで落ちたアベルクス家を自らの能力で上級伯まで押し上げた。順当に行けばヴィンセントが最も勝利に近かった。しかしヴィンセントは兄弟にかける情けは期待できないとか。
そんな中ラミアが「人が身の丈以上の力を出すには怒りと必死さが必要と言う。しかし争いが得意じゃないものの集まりだから強烈な怒りが必要になる」「例えば皆が頼りにしていた優しい兄様が卑劣な罠にかかって命を落とすとかね」というとバルトロイが倒れる。
そこにベルステツという初老の男性が現れラミアの事を閣下と呼び、制圧は済んでおり以後も計画通りに進めると話した。
選帝の儀は言い換えれば内戦。王が長い間空位にしてはいられない。だから長くとも1年以内には決着するそう。ここが選帝の儀の佳境だろうと言うプリスカ。低い山に組んだ陣地にベネディクト家の私兵団と一緒にいた。そんな中ベルステツから手紙が届いた。内容はこの後の戦いを後ろで見ていろという内容だった。
プリスカ含む6人の資格者による混成軍で他の資格者もプリスカ同様に陣取っており、ヴィンセントの包囲網を敷いていた。ゴドウィン家の両手に大鋏を持つ剪定部隊の恐ろしさが知れ渡ったのはラミアが9歳の時。ゴドウィン家の中級伯が反乱を起こした為に一時は追い込まれた。そんな中当主を病気を理由に隠棲させると代わりにラミアが実権を握る。それにより中級伯の軍勢を圧倒した。
再会
ヴィンセントの居城を前に剪定部隊が攻め込むと風が吹き抜けた。剪定部隊の多くが一瞬でセシルスに首を斬られていた。その様子をプリスカは遠くから見ており、アラキアもうずうずしていた。そして陣地から出陣する準備を整えようとした時「プリスカいずこへ行く?」と念話のようなものでプリスカの頭に直接声が届いた。
その人物は選定の儀の資格者のパラディオ。ラミアに後詰めを命じられたから動くなと言う。しかしプリスカは穴を埋めに行くと言う。自分の小勢に向けヴィンセントを討つと言う。
ヴィンセントの一番傍を歩くチシャ・ゴールドは自ら思いついた計画に自分自身が実行することを悔やんでいた。それはセシルスが作戦内容を忠実に守るとは思えなかった為だった。
そんな中、目の前にプリスカとその小勢が現れる。チシャが驚く最中、飛び越えヴィンセントの前に立つ。深い森の中に立っていた二人は挨拶を交わしその直後、同時に陽剣を握る。世界にある魔剣、聖剣、妖刀は10本存在すると言われており、陽剣はその中の一振りだったが、代々選帝の儀の最中は資格者の数だけ姿を見せた。
プリスカとヴィンセントの斬撃に森には熱波が広がる。呆けていたチシャが我に返り扇子を取りだり主への助力を試みようとした時、アラキアが空間を削いだ。チシャが数の暴力で押し切らせていただくと言うと一斉に兵が突っ込んでくる。アラキアが「ぱく」と声を上げると精霊を口に取り込み全身が青い炎に包まれる。そして一瞬で兵たちを通り抜けると兵たちの全身が青い炎に包まれ絶叫を上げる。
魔石砲
精霊喰らいの実力にどんどん兵士が削られる。これ以上はそんな愚行は続けられないとアラキアとチシャは対峙する。そして激突は一度きり、地を這うようにアラキアがチシャへ迫り、チシャは扇子でアラキアの頭部を狙う。直撃の寸前にアラキアは光を呑み込んだ。その瞬間アラキアが目の前から消える。チシャの胴体が蹴り上げられ背後から杖に貫かれる。
アラキアは強敵を仕留めたことをプリスカへ報告しようとした時、頭上から赤い光が降り注ぎ森ごとアラキア達を呑み込んでいた。
「ーー魔石砲着弾確認」とベルステツが報告し、ラミアがその惨状を見て瞳を細める。プリスカの存在がヴィンセントを確実に仕留める為に必要だと考え計画にプリスカまで加えたようだった。ラミアはプリスカはヴィンセントの考えに一番近いから必ず見つけてくれると思ったと言う。
ヴィンセントとプリスカは同じ地にいた。間違いなく爆破に巻き込まれたとパラディオからの念話が届いた。魔眼族の血を引くパラディオは特定の相手の居所を追跡し続けることができるとか。しかしそれには体の一部が必要だった。だから選帝の儀が始まる前からパラディオと組み、プリスカの家へ足を運び協力を呼びかけたのもこの為だったよう。
ヴィンセントを討てば協力関係は解消される、ラミアはパラディオにこれからいつでも狙っていいと言う。そして魔石砲は十門もある一斉射撃で威力は魔石の大きさと純度に依存する為に今回用意されたのは最高純度の魔石だったとか。そして森の煙が晴れる。しかし着弾点にはアラキアが健在の状態で残っていた。いかなる方法でか魔石砲を完全に防ぎきっていた。
四大精霊石塊ムスペル
しかしラミアには次の手があった。資格を捨てた9人の兄弟姉妹を手札に伏兵たちを動かしなさいと命令する。しかしその直後、ラミアに向かって次々と矢が放たれた。陽剣で防ぐも次々と来る矢に兵たちがその身を囲んで守る。
ラミアを狙ってきたのはバルトロイの下から奪った9人の兄弟姉妹たちの伏兵だった。そしてラミアはこれを仕組んだのはヴィンセントだと気づく。魔石砲を防ぐことまで計算に入れていたということ。
ベルステツがラミアに撤退を進言する。ラミアはその通りに陣から撤退する。しかし逃げた先にはセシルスが待ち構えていた。ラミアの剪定部隊が前に出てその隙にラミアは逃げる。そして逃げ延びた先にプリスカが「貴様は妾が手ずから葬り去ってやる」そう言って陽剣を持ち待ち構えていた。
ラミアはどうやってあの砲撃を防いだのか聞くとプリスカは「精霊喰らいで喰らった精霊の力に依存する」と言う。ラミアは「強力な精霊の力を取り込んだっていうのぉ?だけどそんな精霊どこに」と言う。そこでラミアは気づく。ヴィンセントが城を捨てるのは計算の内でこの地を選んだのはこの地に眠る精霊だと考える。
「石塊ムスペル。ただそこにある神域とそう謳われる四大精霊の一角」そう言い。ヴォラキア帝国を自由に行き来するとされる大精霊で一所に留まらないとされる精霊の力を喰らうことができればと思う。この場所に精霊がいたのはヴィンセントのどのような謀の結果なのかと聞くとプリスカは兄上が策略を巡らせた事は違いないが、重要なのは結果が出たという一点だと言う。
2ヶ月後
そうして2人は陽剣を構えた。顔を合わせれば互いに憎悪の言葉をぶつけ続けてきた姉妹は生涯最後の機会になるとわかっていながらその態度は一片も変わらないまま姉妹の関係は決着した。
「今頃はプリスカとラミアの決着がついてるであろうよ」そう言ってヴィンセントがアラキアを見下ろしていた。アラキアは疲弊し激しく消耗していた。アラキアがやってのけたのは一軍を消滅しかねない恐るべき砲撃を相殺する荒業でありその為に四大精霊まで取り込むことまでした。アラキアなくしてヴィンセントの策は成り立たなかった。
横ではアラキアに串刺しにされたチシャが治療を受けていた。そしてヴィンセントはアラキアに「お前に聞かせておく話がある。俺から、いや余からだ」と言う。
ヴィンセントの包囲網から二ヶ月後、プリスカの陽剣が皇族の一人だったパラディオ・マネスクの首と胴を鮮やかに切り離して死を確定させていた。近くにはアラキアがおり、もうすぐヴィンセント様と戦う?と質問した。プリスカは決着は避けられないことだと言う。
そこに突如チシャが現れた。2ヶ月前は黒髪だったのに現在は生死をさまよったせいか白髪になっていた。そしてこの度は閣下より祝いの美酒を持ってきたと言う。しかしプリスカはアラキアに砕けと言い容器が砕ける。チシャはプリスカに我が主に勝てるとお思いなのですか?と言うとプリスカは「当然じゃ、この世界は妾にとって都合の良いようにできておるのだから」と言う。これでこの場の話が終わったかに思えた。
プリスカの最期
チシャが「世界が貴方に都合よく働くならこの先のことはどう見られます?」と言う。すると床に跪くアラキアの姿があった。アラキアは「姫様ごめんなさい」と言いながら地面にこぼれた美酒を舌で舐め取っていた。そしてアラキアの手足が痙攣し白目を剥いた。
「愚か者め」そういってプリスカはアラキアを抱き起こすと躊躇いなく唇を重ねアラキアが啜った毒酒を吸い出し始めた。啜った毒を吐き出すも強靭なアラキアを卒倒させる猛毒にプリスカもその効力を味わった。
しかし毒に蝕まれながら毒を吸い出す作業を止めない。チシャはそれを見ながら恐ろしい方々だと呟く。猛毒に堪えアラキアから毒抜きするプリスカも計算高い彼女に毒を飲ませるにはこの方法しかないとわかって実行したヴィンセントも。
アラキアの痙攣が止まり危機的状況を脱した。「兄上はどうやってアラキアを口説き落とした」とプリスカが聞く。チシャはプリスカ様の方が的確に読み取れるかとと言い返す。さらにチシャはヴィンセント閣下にお仕えしていなければプリスカ様にお仕えしていたことでしょうと言う。プリスカは「貴様のような可愛げのない道化など不要じゃ妾に仕えたくばせめて見目麗しく可憐であれ凡俗め」と言う。
そのままプリスカの息が止まった。これがプリスカ・ベネディクトの最期だった。
物語の続き
「と、哀れな姫君は敵の罠にかかりあえなくその命を落とした。その後、国を勝ち残った兄が皇帝となり繁栄を続けたとされる」とプリシラがシュルトに話す。
シュルトが続きはどうなったのか聞くと、この話の主役であった姫君は死んだ。話に続きなどありはせぬと言う。そんなのってないでありますというシュルトにプリシラは、妾の物語る話にケチをつけるとは偉くなったものよなと言う。
するとシュルトは「今のお話、お姫様が可哀想でありますものすごく頑張っていたのに飼っていたお犬さんにもお兄さんにも騙されて」と言う。しかし話の続きはないというプリシラにシュルトは「だったら僕がその話の続きを書くであります」という。プリシラはその先はどう紡ぐと言うと、「お姫様は毒を飲んでしまったけど死んでいなかったのであります!深い眠りに落ちただけでまた目を開ける」と言う。
プリシラは毒は猛毒で人一人ころりと死んでしまう毒だったと言うと、シュルトは「でも毒はお姫様と飼い犬ではんぶんこにしたであります」と言う。プリシラは感心していた。そしてシュルトに話の続きを求める。シュルトの頭を撫でながら同じように目を細める別の顔を思い出す。
「プリスカは余には勝てぬ。あれには己以外の弱点が多い。故に余と戦えばプリスカは死ぬ」「だが余も最愛の妹を死なせるのはしのびない。そこで貴様の働きへの褒美として機会を与える。プリスカを救う機会を」「その方法はーー」
アラキアの約束
「目が覚めましたか」寝台の上で眼を開けると見知らぬ天井を眺める顔に声がかけられた。チシャ・ゴールドだった。寝台で目覚めたアラキアが違和感を感じていた。左目の視力がゼロに近くなっていた。チシャによれば命の引き換えの代償だと言う。
姫様は?と言うアラキアにチシャは「プリスカ様はお亡くなりになりました」と言う。それを聞いたアラキアは首をへし折らんとしたが、額に硬い衝撃が打たれた。セシルスだった。
そこでチシャが謝る「プリスカ様は亡くなられましたが貴方の姫君はご存命な次第」と言う。「閣下は約束をお守りになります。貴方がプリスカ様への毒となった以上そこを違えることはないただし…」「姫様には会えない」途中まで話していたチシャにアラキアは約束を思い出す。
アラキアの裏切りを持って選帝の儀は終わった。アラキアはプリスカは自分を憎むだろうかと思い返す。プリスカは慈悲深く優しい。だから冷たく残酷なヴィンセントには勝てない。そう考えてアラキアは泣き出す。
草原に佇む少女はその墓標に掘られた名前『プリスカ・ベネディクト』には見覚えがあった。それを見ながら少女は目を細めた。「姫様まだ風に当たるのはお体に悪うございます」そう呼びかけたのは数名の侍従を連れた老婦人。それなりの立場だとわかる。「姫様などと言うでない。プリスカは墓の下よ。なれば妾を姫と呼ぶにはおかしかろう。妾は貴様の孫娘であろうに」そう言う。思い出されるのは選帝の儀が始まる前に役目を果たした影武者。だが亡骸となってさえも彼女には安寧ではなく、役割が与えられた。
プリシラ
https://twitter.com/gree000/status/1090516482881028096?s=20「大義である」そう言って少女は扇を開く。「姫様…」そう呼ぶ老婦人に「違うと何度も言わせるな。その名を持つ姫は無様に死んだ。哀れにも忠臣の憂慮を取り除けなかった報いを受けてな。ここにいるのは…あーなんであったか」
「ーープリシラ」「そうであったな」
生きている以上先がある「その先が続こうよ、なにせ」
少女は空を仰ぐ。それを掴むように手を伸ばせばなおも陽剣の熱は掌に宿っていた。それを確かめて少女、プリシラは笑って言った。
「世界は妾にとって都合の良いようにできておるのじゃからな」
感想
アライブ3巻に渡る内容なので少し長い話になりましたが、プリシラの過去がわかったかと思います。
EX4の最優紀行にて、ラインハルト、フェリス、ユリウスがヴォラキア帝国に行った時の話がありますが、そこでヴィンセント等が出てきます。そことプリシラが繋がっておりさらに腹違いの兄妹だなんて面白いですよね。
考察
陽剣ヴォラキア
まずはアニメイト様。今回のA.B-T.Cは口絵からプリシラが登場です!#rezero #リゼロ pic.twitter.com/pfm201URDu
— 『Re:ゼロから始める異世界生活』公式 (@Rezero_official) December 17, 2018
5章のシリウス戦で見せたプリシラの陽剣ですが、ここで秘密が明らかになりましたね。さらにEX4の最優紀行でもヴィンセントが陽剣を扱う事が出来ることがわかっています。
ヴォラキア皇帝の血族に伝わる宝剣ですが、選帝の儀には血族の前に同時に陽剣が出現し、資格ある者はそれを握る事ができ、資格ない者は握ると焼かれて死ぬということでした。
そして皇帝のみ扱う事が許されており、選帝の儀の間は陽剣は資格者の数だけ姿を見せていたということです。しかし現時点でヴィンセントとプリシラ2人が陽剣を扱う事が出来ています。
選帝の儀が終わっているのにも関わらず扱う事ができることに矛盾を感じますが、個人的考察ではこう考えます。
これまでの選帝の儀は資格者に陽剣が出現したが、最後の一人が残るまで全員が死んでいた。だから2人以上陽剣は使えることはなかったが、プリシラが生き残る事となった為にそのまま陽剣も使えるままとなっていたのではないかということです。
皇帝のみが扱う事を許されるというのはあくまで形式的な事だと思われるので、資格ある者なら誰でも扱う事ができるものだと思います。よって皇帝ではないプリシラもたまたま生き残ったので現在も陽剣を扱う事ができていると思います。
選帝の儀
ヴォラキア帝国の皇帝を決めるのが選帝の儀であり、皇帝の血族である息子娘全員がその対象で最後の一人になるまで、戦うというものです。
そして陽剣が全員の前に現れ、まずはそこで握るか握らないかで選帝の儀に参加するかどうか決めるようです。
さらに参加の意思のある人は陽剣を握る事で資格があるかどうか剣に判断され資格ある者はそのまま扱えて、ないものはその場で身を焼かれて死ぬことになります。
そして皇帝自ら陽剣を握ることで、その資格を喪失したようになり陽剣に焼かれ死にます。それが皇帝の崩御となり、選帝の儀の始まりの合図になります。
現在のヴォラキア帝国の皇帝はヴィンセント・アベルクスであり、皇帝はヴォラキアの名前を継ぐのでヴィンセント・ヴォラキアという名前になっています。
九神将
現在のヴォラキア帝国には皇帝を支える9人の将がおり、「九神将」と呼ばれています。今回出てきたアラキアなども含まれています。序列が上がるに連れて強者となります。
『壱(1)』:セシルス・セグムント
『肆(4)』:チシャ・ゴールド
『陸(6)』:グルービー・ガムレット
『捌(8)』:モグロ・ハガネ
・ゴズ・ラルフォン(序列不明)
・バルロイ・テメグリフ(序列不明)
・アラキア(序列不明)
・8人目(名前不明)
・9人目(名前不明)
残り2名の九神将は恐らく名前も出てきていないものかと思われます。これらはEX4の最優紀行で登場します。
石塊ムスペル
驚きましたが、突然四大精霊が出てきましたね。そしてアラキアに食べられてしまいました。
四大精霊は4国にそれぞれいます。
ルグニカ:終焉の獣パック
カララギ:通り魔ザーレスティア
ヴォラキア:石塊ムスペル
グステコ:霊獣オドグラス
ムスペルは氷結の絆では、意思も言葉も理念も持たずただそこにある神域と説明されていました。さらに今回の紅蓮の残影では
・ただそこにある神域と謳われる
・ヴォラキア帝国を自由に行き来するとされる
ムスペルに関してはこれだけの情報しかわかっていません。
プリシラの正体
紅蓮の残影のプリシラはヴォラキア皇帝の血族でプリスカ・ベネディクトという名前だった。
選帝の儀で陽剣の資格を得て参加するも最後にはアラキアの毒を吸い出して死にかけ負ける。
その後、選帝の儀の前に影武者として死んだ家なのか金持ちの老婦人に引き取られプリシラとして新たに生きていく事になった。
ヴィンセントはアラキアにプリスカを助ける為にプリスカにはもう会ってはいけないと約束をしていた。
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まとめ
では最後にまとめます。
・プリシラはヴォラキアの血族でプリスカ・ベネディクトという名前だった
・プリシラは選帝の儀から陽剣を扱う事ができるがヴィンセントと同時に扱える理由は不明
・現在の皇帝ヴィンセント・ヴォラキア(アベルクス)とプリシラは腹違いの兄妹
・現在の九神将にはアラキアやチシャなど当時の選帝の儀に関わった者もいる
作者によれば7章がプリシラ、アルのメイン回なので、もっとヴォラキアについて詳しい話があり、さらにガーフィールがハイパー強者連戦との事なので、ガーフィールは九神将と戦う事になるのではないでしょうか?
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