「タコピーの原罪」は少年ジャンプ+で絶賛連載されています。
毎週更新されるたびにTwitterなどのSNSでも大きく取り上げられ、読者に色々なことを伝えてきたタコピーの原罪。今回は最終話、最後の考察ネタバレについて紹介します。さらに登場人物であるまりな、しずか、東くんたちは幸せになれるのかについても調べてみました。
タコピーの原罪が毎週大きく話題
「タコピーの原罪」は少年ジャンプ+というアプリで連載中のタイザン5先生の作品です。連載が始まったのは2021年12月10日とまだ4か月ほどしか経っていません。
それにもかかわず、毎週最新話が更新されるたびに大きな反響を呼んでいます。2022年3月4日時点で13話まで出ました。1話ごとに250万PV~300万PVを獲得し、アプリ内でも上位に食い込むほどの勢いを見せています。
「タコピーの原罪」はタコピーという謎の宇宙生物といじめられているしずかとの出会いから始まります。ページを進めるたび、どんどん闇深いものが見え隠れし始め、最後には……。少年ジャンプ+での連載中ですが、これは読む前にかなり覚悟が必要そうです。
テーマには「いじめ」「虐待」「ネグレクト」「毒親」というものがありますが、生易しいものではなく、かなり精神的に来る内容になっています。Twitterだけではなくあらゆるメディアサイトでも取り上げられ、考察が盛んに行われています。
タコピーの原罪は16話最終回のネタバレ振り返り
ではまずは最終回について振り返ります。
最後のタイムリープを果たしたしずかちゃんはチャッピーと一緒に目を覚まします。背景の文でタコピーの語りが入ります。学校に行くとしずかちゃんをいつものようにいじめるまりなちゃん。しかしなぜか『今日はどくだみつけてないんだ』と自分でも意味がわからないことを言います。
東くんの場面になりますが、しずかちゃんには声をかけず、関わりませんでした。
その後、まりなちゃんは一人でしずかちゃんをいじめますが、あの頃のパパもママも返してと攻め立てます。そんな時しずかちゃんの作文用紙に書かれたタコピーの落書きを見つけます。まりなちゃんはごみかすじゃんと言ってしずかちゃんはでも何かしそうと言います。
なぜかまりなちゃんも同意してタコピーについて、話しかけても絶対帰らないこと、しずかちゃんは何もしてくれないのに喋ってばっかりで『おはなしがハッピーをうむんだっピ』と言います。背景の文ではタコピーがそれがいちばん大切なことだと言い、自分のママにも最後におはなしできなくてごめんねと言います。
しずかちゃんとまりなちゃんはなぜか涙がでてきます。
そうして高校生になったしずかちゃんとまりなちゃんは雑貨屋で2人でいました。まりなちゃんは今日ママやばそうだからケーキ買って帰るというとしずかちゃんがまりなちゃんのママいっつもやばいじゃんと言います。まりなちゃんは逆に誰のせいだと思ってんだよお前んちよりマシと言います。
しずかちゃんはアイシャドー買いたいと言いながらキャラのペンを見つけます。それは何かに似てない?と言いながら『土星ウサギのボールペン』だと言います。そうしてタコピーが終わります。
タコピーの原罪の最終回の考察
土星ウサギのボールペンとは
最後に見つけた『土星ウサギのボールペン』ですが、実はこれ1話でタコピーが出したハッピー道具のようでした。
ただ雑貨屋で見つけたのは『土星ウサギのボールペン』に似てるということだけなので、ハッピー道具ではないと思います。
ちなみにまりなちゃんのほうは12話で出てきていたようです。
でもどこかしらで2人はタコピーと過ごした記憶を覚えているようです。
こうした伏線をちゃんと張っていたのは本当に凄いです。
爪の対比
最後『土星ウサギのボールペン』の類似品を見つけた時にしずかちゃんとまりなちゃんの爪が出てきました。
・しずかちゃんはお洒落に関心があるから伸ばしてツヤツヤにしている
・まりなちゃんは母親の事を気にしているのか、家庭の事をしているのかで爪が切り揃えられている
という感じの描写が細かいということでした。
仲直りリボンは必要なし
最終的には高校生になったまりなちゃんとしずかちゃんは仲良く二人で遊んでいました。
ハッピー道具には仲直りリボンなんて道具もありましたが、それは必要なく、タコピーが繋げたループが記憶に残っていたことで二人は仲直りリボンも必要なく仲良しになりましたね。ちなみに1話では、タコピーが渡した仲直りリボンでしずかちゃんは首をつっていました。
そこで単行本の上下巻を見てみると、リボンが描写されているのですが、実はこれは仲直りリボンが必要なかったので、タコピーの触手じゃないかという考察です。WEB1話の表紙にはリボンの端が見えていますが、単行本は端が見えていない為に必ずしもリボンだとはわからない感じになっていました。
さらにタコピーが言っていた『おはなしをすること』が大切だということを最後に伝えられた漫画だということでした。
東くんの関わり
ちょっとこのTwitterの意味がまだ理解できていないのですが、東くんが『直樹』と呼ばれたことで東くんがうまくいっているらしいです。
これまで友達にも直樹と呼ばれてなかったということでしょうか。
百合エンド
まりなちゃんとしずかちゃんが仲良くなって終わったことで、一部の人には百合エンドと呼ばれているようです。
ただ恋愛要素はなく、友達ですので、百合エンドではないでしょうね。
いうなれば友情エンドでしょう。
個人的には東くんも一緒に仲良くなってほしかったですが、関わることで、東くんを巡って争いが起きてしまいますしね。
ハッピー星の掟
そして結局ハッピー星の掟とは何だったんだ?ということですが、これが明かされませんでしたね。
しかしタコピーはいちばん大切なことは『おはなしすること』と言っていたので、上記のように、まりなちゃんのお話を聞かずにしずかちゃんを殺しにいこうとし、大ハッピー時計を使おうとしたので、掟を破ったと思われたのでしょうか?
まとめ
「タコピーの原罪」の最終回、最後についての考察はまだまだ考えられそうです。
そもそもなぜタコピーは地球にやってきたのか、タコピーママがいう掟破りとは一体何なのか。2016年と2022年にはどんな繋がりがあるのかなど、挙げればきりがありません。
ちなみに作者インタビューではリゼロが好きなのでループもの。ドラえもんからハッピー道具のアイディアを得たということでした。