『メイドインアビス』のテレビアニメ第2期『烈日の黄金郷』が製作されることが決定しました。『メイドインアビス』は、竹書房が運営する無料web漫画掲載サイト『webコミックガンマ』にて2013年から連載中の大人気漫画作品です。
不定期連載ながらもシリーズ累計発行部数は300万部を超えており、更には過去に劇場版アニメまで製作されました。メインキャラクターのかわいらしい絵柄とは裏腹に、アビスと呼ばれる未知の世界が広がる巨大な縦穴に挑む探窟家と呼ばれる人々の冒険と未知への探求をテーマに、ハードでシリアスなストーリーが描かれ、中にはトラウマになるような残酷な展開まで繰り広げられました。
そんなビジュアルと内容のギャップから人気を博した本作。2017年に放送された第1期では、1クールを使って主人公のリコとレグのアビスでの冒険が絵が描かれました。
第2期では遂にリコたちはアビスの第六層に入ります。さらなる苦難と困難がリコたちの前に立ちふさがることになる中、新たな出会いと未知の世界を求めて踏み出していくことになります。
そんなメイドインアビス2期となる烈日の黄金郷のネタバレから、原作はどこから何巻までやるのか?その内容と放送日はいつからになるのか?と言った情報を今回はお伝えしようと思います。
『メイドインアビス烈日の黄金郷』のあらすじ・作品概要・放送日
隅々まで探索されつくした世界に、唯一残された秘境の大穴『アビス』。どこまで続くとも知れない深く巨大なその縦穴には、奇妙奇怪な生物たちが生息し、今の人類では作りえない貴重な遺物が眠っている。「アビス」の不可思議に満ちた姿は人々を魅了し、冒険へと駆り立てた。
そうして幾度も大穴に挑戦する冒険者たちは、次第に『探窟家』と呼ばれるようになっていった。アビスの縁に築かれた街『オース』に暮らす孤児のリコは、いつか母のような偉大な探窟家になり、アビスの謎を解き明かすことを夢見ていた。
ある日、母・ライザの白笛が発見されたことをきっかけに、アビスの奥深くへ潜ることを決意するリコ。リコに拾われた記憶喪失のロボット・レグも自分の記憶を探しに一緒に行くことを決意する。深界四層でタマウガチの毒に苦しむリコ。リコを救ったのは成れ果てのナナチだった。ナナチを仲間に加え、ボンドルドの待つ深界五層へと三人は冒険を進める。
そこで、出会ったプルシュカと名乗る女の子は、ボンドルドに育てられ外界を知らずにいた。リコの冒険話に夢中になり一緒に冒険に行きたいと願うが、あえなくボンドルドの実験に利用されてしまう。しかし、プルシュカは形を変えリコの白笛となり、一同は深界六層「還らずの都」へと進む。そこには、成れ果てが独自の価値観を持って生活している「成れ果ての村」が存在していた。
メイドインアビス 烈日の黄金郷 公式サイトより
本作の最大の魅力は、かわいらしいキャラクターと精緻に描かれた背景と、練りこまれた設定により作り上げられた壮大な世界観。そして、そこから繰り出される残酷な展開が用意されたギャップのあるストーリーです。
原作者のつくしあきひと先生の描くキャラクターは、大きな目や低い頭身と言った可愛さに重点が置かれたキャラクターデザインであり、一目見ただけでも親しみやすい万人受けするキャラクターが多く登場します。また、背景の描写も非常に細かく、それでいて不思議な生物やロボットなどが登場し、様々なSFやファンタジーが融合したこの作品には、あたかもメルヘンチックな絵本さながらの世界が広がっています。
そんな世界の裏で、アビスに関する設定は重く、登場するキャラクターもどこかしら問題を抱えた一癖も二癖もある人物ばかりです。特に劇場版で登場したリコの仲間の一人・ナナチの因縁の相手である黎明卿ボンドルドは、その善悪の価値観を超越した「度し難い」存在感から、原作を知らない人から見れば強烈なトラウマとなり、原作を知っている人からしてもボンドルドを演じた森川智之さんの熱演も相まって壮絶な印象を残したのではないでしょうか?
そんなメイドインアビスの第二期も、2022年の1月に放送が決定されました。詳しい放送日は未定ですが、来年はリコたちの冒険から年が始まります。
『メイドインアビス烈日の黄金郷』は原作漫画何巻どこからどこまで?
本作は第一期からの直接の続編ではなく、劇場版『深き魂の黎明』からの続きとなります。第一期と劇場版は原作の5巻までの内容を映像化したものです。
前期と同様に1クール製作である場合、第一期は原作の1巻から4巻の半ばまでを映像化している為、大体原作8巻から9巻までの内容を映像化することになると思われます。
『メイドインアビス烈日の黄金郷』は何クール放送で原作ストックから3期は?
現在、メイドインアビスの原作は10巻まで出版されています。先述したように第一期と劇場版で5巻分の内容を映像化しており、原作ストックは残り半分ほどとなっています。
第一期では1クールの放送を使って4巻の半ばまでが描かれ、劇場版では4巻から5巻までの内容が描かれました。もしも2クール放送でやる場合、原作ストックを全て使い果たしてしまうことになります。
恐らく三期の可能性はあまり高くはないでしょう。ただし、原作の残り巻数から推測した場合、劇場版2の可能性はあります。
いずれにしろ、原作自体の出版数が余り多くないので、そこがネックになるのは間違いないでしょう。
『メイドインアビス烈日の黄金郷』の内容
原作第6巻からは、リコたちの旅はいよいよアビスの第六層に入ります。巨大な大穴であるアビスには上昇負荷と呼ばれる呪いが存在し、下の層に潜る分には何も問題はないのですが、上層へと戻ろうとすれば様々な呪いがアビスを潜った者を襲います。
浅い層から戻ろうとすれば軽い病気のような症状が現れるだけで済みますが、深い場所に潜れば潜るほど重い症状が現れ、時には成れ果てと呼ばれる異形の存在になる場合もあります。そして、第六層以降は上層へ戻ろうとすればそれだけで死亡することになる魔の領域になります。
第六層に入ったリコたちの前に広がるのは、二度と地上に帰ることができない未知の世界。そんな世界の中で、リコたちの前にはファプタと言う成れ果てとなった謎の少女が現れます。
ファプタの存在は、リコたちの冒険にどう作用するのでしょうか?気になる内容は是非、アニメをご覧ください。
まとめ
かわいらしいキャラクターと想像をはるかに上回る衝撃の展開が人気の、メイドインアビス。過酷で残酷なアビスの環境と、そこに住む人々や生物に翻弄されながらも、未知への好奇心と憧れからアビスの最下層を目指すリコたちの冒険の続きがテレビに帰ってきます。
第2期である烈日の黄金郷では、ボンドルド卿という試練を乗り越えたリコたちの前にさらなる未知の世界が広がります。その世界にあるのは、より大きな試練なのか?あるいは、新たな出会いなのか?
気になる続きは、ぜひ、テレビ放送を待ちましょう。