『オバロ』こと『オーバーロード』は丸山くがね先生原作のライトノベル作品で、これを下敷きにしてアニメが現在第4期まで制作され、累計発行部数は1100万部を超える大ヒット作品です。
今回はオーバーロードからアインズの11巻での死亡の真相についてその理由をご紹介したいと思います。
11巻最後にルプスレギナからアインズ様が死んだと伝えられる
ここでは原作ライトノベル11巻最後のルプスレギナの発言をご紹介したいと思います。
ルプスレギナの発言とは11巻最後にルプスレギナがカルネ村に訪れた際にエンリ・エモットに『アインズ様が戦いに敗れてお亡くなりになられたらしい』と発言したのがこの言葉です。
凄い終わり方に皆さん驚いたと思います。そして、劇場版のティザービジュアルでも『アインズ死す』と書かれていましたね。
しかし、アインズ様はアンデット(既に死んでいる)族なので亡くなる事があるわけないしと読者の中で様々憶測が飛び交っていますが、今回は後述にてこの真相をお話していきます。
12巻13巻で聖王国にヤルダバオトが襲撃した事からアインズが協力
12巻でヤルダバオトが聖王国に襲撃したことからアインズが協力な見出しになっていますが、12巻にてデミウルゴス扮するヤルダバオトが聖王国を襲撃し、戦力的にヤルダバオトを撃退する事が難しいと考えた聖王国側はアインズ率いる魔導国に属する凄腕冒険者モモンを援軍として派遣してもらう事を画策します。
しかし、魔導国側はこれを拒否し、変わりにアインズ自らがヤルダバオトを討伐するために出陣すると聖王国側に持ち掛け、そして出陣します。こうして、アインズVSヤルダバオトと言う身内同士による茶番劇が幕を開けます。
アインズVSヤルダバオトでアインズが死亡
前記ではアインズとヤルダバオトの戦いについてご紹介しましたが、ここではアインズ様の死亡の経緯についてご紹介したいと思います。
前記で身内同士の茶番劇とご紹介したアインズ様とデミウルゴス扮するヤルダバオトの戦いですが、13巻にて、魔力を消耗したせいでヤルダバオトに追い詰められてアインズ様が敗北し死亡。そして自分達の弱さ故にアインズが死亡したと絶望する聖王国軍が描かれます。
しかし、これに関しては後述にて解説しますが『自らを死んだように見せかける』とデミウルゴスに持ち掛けて、了承したデミウルゴスが実際にそのように見せかけたプロレスの様な物であり、完全に魔導国側がシナリオを描いた壮大な茶番劇でした。
アインズ死亡の真実はアインズが死んだ場合の防災訓練だったと13巻で発覚
ここではアインズ様の死の真相についてご紹介したいと思います。
前記にて身内同士の壮大な茶番劇と言ったのですが、これはまさにその通りで、今回のアインズ様死亡の知らせはナザリックや魔導国全体に対する『防災訓練』だったのです。
では、何故防災訓練なのかと言うとアインズ様は自分が仮に死亡するか不在になった場合にナザリックや魔導国がちゃんと機能するかが心配であり、それを一度確認してみたいと思っていました。そこで、自分が死んだと言う情報を流す事でちゃんと機能するかをテストする『防災訓練』を実施しました。
そして、あくまでも防災訓練であり、アインズ様もあくまでも思いつきで提案したことなのでデミウルゴス自身にも『そこまで真剣に取り組む必要はない』と付け加えており、無事に防災訓練が終了した後は復活したと見せかけて聖王国防衛に再び参加しています。
生きていたアインズがヤルダバオトと再戦し勝利で聖王国から信頼
前記にてアインズ様の死は茶番劇とご紹介しましたが、ここではアインズ様復活と聖王国のその後についてご紹介したいと思います。
ナザリック及び魔導国の『防災訓練』の為に自らを死亡したことにしたアインズ様は防災訓練終了後に復活し、聖王国防衛線に参加します。アインズが生きていたと知った聖王国軍は歓喜し、同時に絶望から希望に変わり士気が一転して高くなります。
そして、復活したアインズ様はデミウルゴス扮するヤルダバオトに一騎打ちを申し込みこれを討ち取ります。そして、茶番劇であるとは思わない聖王国軍はヤルダバオトを討ち取り聖王国を救ったアインズ様を真の英雄と称える者達が現れます。
結果として、アインズがヤルダバオトを討ち取り聖王国を救った事で聖王国軍に不安を抱いていた民衆たち、聖王国軍の騎士たちの中から、アインズを崇拝する者が現れるようになり、陰ながら聖王国征服への布石が進んでいく事になります。
まとめ
今回はオーバーロード12,13巻に二冊分にまたがる聖王国編の中でも重要な部分であるアインズ死亡の真実についてッご紹介してきました。
原作では、この出来事をきっかけとして聖王国への支配が進み陰から国を獲る事も可能な状態までもっていけました。そしてここからさらにナザリックや魔導国が発展してゆくので、オーバーロードに引き続き注目です。