連載15年にして堂々の最終回を迎える『ちはやふる』ですが、やはり読者やファンの方からすれば、千早、新、太一の三角関係の行方が気になるのではないでしょうか。
これまでの話の流れでは、千早と新がお互い片思い状態であり、そこに太一が加わった三角関係でしたが、最終回でその関係性がどう展開していくのか、注目していきましょう。
卒業式の部室で千早が太一に告白
クイーン戦を終え、場面は千早の卒業式ですが、これから試験に挑み教師を目指していく千早に先生が『教師とは何なのか』、先生が千早に伝えたい事を伝えた後、先生から聞かされたのは太一が東大を受けなかった事実です。
その事実を聞いた千早はいてもたってもいられずに飛び出して、部室に辿り着き中に入ると太一がいました。
太一に事の事実を聞き、京大を受けたこと、環境を変えなきゃと思い立ち東大を選ばなかったこと、離れてしまってもかるたという繋がりがあるからまた会える、と千早に伝えました。
千早にとってはあまりに突然すぎたのか、以前太一から聞いた歌を思い出しました。『自分の気持ちは自分で伝える』、離れてしまう前に素直に気持ちを伝えたかったのでしょう、太一の手を握り『好きだよ』と小さな声で伝えます。
少し顔を赤くし照れながらも『いまさら?』と太一が答え、千早と太一は付き合うことになります。
千早と太一はキスしない
以前に太一が千早に過去の事実と好きだと気持ちを伝え、無理矢理キスするシーンもあり、千早が拒否をしたことで太一が部活を去ってしまうような事件もありました。
それ以降も千早自身では新が好きだ、と自覚もしていたのに、太一がいなくなってしまう事実を知り、自身の本当の気持ちに気づいてしまったのでしょうか。
247話の部室での展開では千早が気持ちを伝え、太一が照れつつも受け入れるような形で終わっていて、どちらかがキスをするようなシーンは描かれていません。
キスシーンこそないものの連載15年にして、ようやく新、千早、太一の三角関係の結末が見れたこと、素直に自信の気持ちを伝えられた千早の告白は感動できるシーンであることは間違いないですね。
その後新に会うと2人で恋人になったと話す
部室での告白から付き合うことになった千早と太一は、その事実を新に会い2人で新に報告しました。
以前に新が告白した際には、千早が返事をし忘れていましたが、後々ちゃんと話をした際には、『かるたをしていればいずれ道が重なるだろうから、その時に答えてほしい』と告げていましたし、新自身にも予想が付かなかったのではないでしょうか。
新はこの報告に対して、ショックを受けてはいましたが、千早のことは諦められないと10年先になって千早の隣に居るのは自分だ、と諦めるどころか闘争心すら燃やしています。
結果こそ太一を選びましたが、千早に対して今後新はどう接していくのか、新は千早にどういったアプローチをしていくのか、先を期待させる展開であることと、まさかの千早と太一がくっついた結果に読者も驚いたのではないでしょうか。
3人のその後は描かれていない
247話では気持ちを伝え結ばれた千早と太一、そしてその事実に対して千早の事を諦めていない新、ここまでしか描かれておらず、卒業後の3人や10年後の3人の関係性などが描かれていません。
ストーリーとしての三角関係の恋模様は千早と太一が結ばれフィナーレとなっていますが、新が10年後には千早の隣は自分だ、と宣言していることや、この先の恋模様や更なる競技かるたシーンを交えた物語もあるのではないでしょうか。
15年の連載にしては告白シーンの短さや先を匂わせるセリフも垣間見えているので、10年先を描いた特別編も期待してしまいますね。
まとめ
今回はちはやふる最終回にて3人の恋愛が最終回でどのような結末を迎えたのか、振り返りましたがまさかの太一と結ばれた展開に驚いた方も多いのではないでしょうか。
結ばれた千早と太一が新にその事を伝えたところまでしか描かれてはいませんし、その先が気になる人も多いのではないでしょうか。
物語としては終わりを迎えましたが、その先の千早、太一、新の3人が描かれるストーリーももしかしたら展開されるかもしれないですし、まだまだちはやふるには注目していきましょう。