よう実3期アニメのネタバレ最終回結末までの内容を小説から紹介!混合合宿にクラス内投票と選抜種目試験【ようこそ実力至上主義の教室へ3期】

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よう実こと『ようこそ実力至上主義の教室へ』は衣笠彰吾先生による日本のライトノベル作品で、現在アニメ第二期が絶賛放送中。更には2023年に第3期の放送が決定するなど大人気作品となっています。

今回はよう実2期に続く第3期のネタバレ最終回の結末までを原作小説よりお伝えしようと思います。





目次

『ようこそ実力至上主義の教室へ』3期アニメの放送日と概要

ここではよう実3期の放送日と概要についてご紹介したいと思います。

まずは3期の放送日についてですが、2024年1月からの放送となります。1クール放送になるので、3月には終わるでしょう。

そして、1年生編の最後まで描き切るそうなので、混合合宿やクラス内投票選抜種目試験なども3期で描かれてくるだろう事や軽井沢恵と綾小路清隆の関係の進展など、Dクラスの内の関係に生じてくる変化なども描かれて行く事だと思います。

原作は現在2年生編の途中です。2年生編も面白いのでぜひアニメ化してほしいですね。



『ようこそ実力至上主義の教室へ』3期アニメは小説何巻どこからどこまで?

ここではよう実のアニメ第3期は原作のどこからどこまでなのか?についてご紹介したいと思います。

まずアニメの第3期はどこからかについてですが、8~11.5巻までの内容が描かれるのでは無いかと予想します。何故8巻からなのかと言うと、まず第1期は原作小説の1巻~3巻までがアニメ化されました。そして2期は現在放送中ですが、1クールで確定なので恐らく4巻~7.5巻までの内容でアニメは制作されると思われます。

そこから考えると第3期は2023年放送予定で1年生編を全て描き切ると発表されているので、残るストックは8巻~11.5巻までとなり、結果的に8巻~11.5巻までの全てが描かれると言えます。



『ようこそ実力至上主義の教室へ』3期アニメのネタバレ最終回結末

ここではよう実3期について最終回までのネタバレを原作よりご紹介したいと思います。

8巻

3学期が始まり全校生徒で山中の林間学校で7泊8日の混合合宿をすることになる。そしてDクラスはCクラスに昇格していた。

現場では、同じ学年で別クラスの2人以上を加えた6つの小グループを作り、その後他の学年のグループと合流することになる。そして堀北学と南雲中心にグループが作られ、2人は勝負の約束をしていた。また、男女別に行動することとなっていた。そしてグループの中の小グループが最下位になった場合責任者の退学と連帯責任として責任者が指名したグループ内の1名も退学することとなっていた。

綾小路は啓誠、高円寺、石崎、アルベルト、橋本、弥彦などがいる小グループになり、上級生は南雲、副会長の桐山、3年の石倉などがいた。その後、座禅をしたり、食事を自分たちで作ったり、走り込みをさせられたり、交流としてトランプをしたりする。夕食後、廊下で山内が坂柳と接触し転んだトラブルがあった。山内の手をとらずに坂柳がなんとか杖を使い起き上がる。その時坂柳は一之瀬を潰すような発言を綾小路に残していく。

そして一之瀬と椎名が同じグループだったことに綾小路は行動を起こす。夕食時に軽井沢と背中越しに接触し女子のグループ分けについて聞く。そして綾小路は男子の他のグループ分けの生徒で名前を知っている人は全て把握していた。その時『恵』とわざとらしく呼びまくったことに軽井沢は綾小路に引く。

夜、大浴場では学年で誰がアレが一番大きいのかという話になり、暫定王者は金田で須藤がそれに勝ち、そこに葛城が参戦しドローになる。しかし次に来たアルベルトが勝利する。そこに高円寺が参戦するとアルベルトに勝利する。そこで龍園の一声で綾小路が巻き込まれると、高円寺と同じくらいの大きさだった。(アニメでカットされていた)



この試験は『座禅』『駅伝』『スピーチ』『筆記試験』の良し悪しが結果に直結すると綾小路は見ていた。そして夜に堀北学に呼び出され、南雲の行動について聞かれる。

その後、綾小路はお守りを拾った件から南雲と同じクラスの朝比奈なずなから南雲の情報を聞く。そこで女子のグループで南雲の頼りにされた人が固まったグループに堀北学の書紀をしていた橘がいたと聞く。(この話はアニメでカット。お守りを拾った話はアニメでは改変。結構前に拾って先生に届け出ていたが、アニメでは今この瞬間拾って渡していた)

そして試験最終日前日の夜、軽井沢のマークさせていた人物が一人になるのを見計らうと、橘茜が蹲るようにして泣いていた。しかし橘は何も教えてくれず、綾小路はオレが手を出さなければ完全に詰みだと感じた。



深夜、龍園と接触した橋本。本当にクラスのリーダーを辞めたのかなど話すと、そこに南雲と堀北学も偶然現れる。そして南雲は堀北に明日棄権してくださいと話し、棄権しない場合は後悔することになると話す。(この会話は綾小路が遠くで聞こえないとされて、アニメでカットされていました)

最終日、試験内容は綾小路の予想通りの4つだった。最後に駅伝を行うと綾小路は速いと思われないよう調整して3位で高円寺にバトンを渡す。最終結果は男子グループは退学者は0だった。そして1位のグループは堀北学のグループだった。そして2位は綾小路がいる南雲のグループだった。しかし勝負を仕掛けた南雲は何も悔しがっていなかった。

そして女子グループの結果。平均点を下回ったグループがあり、それは猪狩桃子のグループと呼ばれ、南雲が笑う。つまり一人退学に決まった。そしてグループの中で連帯責任での退学を命じることもできた。

猪狩が道連れにしたのは橘だった。そして橘が配属されたグループは、橘を退学させる為に結成されたグループだった。そして橘を救済する為に堀北学は大量のポイントを出す決断をする。また猪狩もこの役をやる上で救済される仕組みになっていたようだった。南雲は掘北会長を狙わず、橘を消すことで掘北会長がどんな顔をするのか見てみたかったと言う。この流れも綾小路の想定通りで、軽井沢も言う通りになったと驚く。



9巻

一之瀬は生徒会に入る為に、過去の罪を南雲に告白する。そして南雲からその話を坂柳が聞く。Cクラスでは平田と軽井沢が別れたことが公になっていた。

その後、坂柳が突然山内を呼び出したのでその行動を怪しむ。さらに一之瀬の悪い噂が広がっているとのことでAクラスとBクラスで諍いが起きる。

それから綾小路はみーちゃん(王美雨/ワンメイユイ)に呼ばれて平田の事が好きなことを相談される。夜、堀北の部屋に一之瀬が来ることになり綾小路が呼ばれる。坂柳が噂の出どころだと見極め、堀北達にはこの件には関わらない方が良いという話だった。

夜中、何者かから電話がかかってくるが、綾小路の名前だけ言われ通話が切れ、綾小路は父親の策略が動き出したと思った。(その後2年生編でこの時点でまだ入学していない新1年生の石上京だと判明。詳しくは以下の記事)


その後のある日、不特定多数のポストに『一之瀬帆波は犯罪者である』と書かれたプリントが入っていた。その後Aクラスの神室真室が綾小路に話があると部屋に来る。坂柳には知らせずに来たそう。そしてなぜ坂柳にこき使われているか話だし、それは入学時にコンビニで酒を万引きするところを見られたからだった。



そして坂柳の神室と一之瀬の秘密が同じだと言っていたことから、一之瀬が万引きの経験があると想像がついた。そして神室はこのままだと一之瀬は潰れるから綾小路に助けてあげてというお願いをする。万引きができる証拠を見せるため綾小路に学生証を渡した後、ビール缶を万引きしてみせた。

その後、堀北学から南雲が櫛田と接触し、堀北を退学させる為の助力を求めたことを報告される。

バレンタインの日、一之瀬は学校を休んでいた。綾小路は軽井沢を呼び出しある依頼をした後チョコをもらう。その様子を見られ橋本に関係を疑われるも回避する。夜、綾小路は一之瀬の部屋に向かうと風邪を引いており、仮病ではなかった。

仮テスト当日、Cクラスに関する4つの噂が学校の掲示板に書かれていた。綾小路が軽井沢を好きという内容もあった。さらにBクラスとDクラスの掲示板にも噂が書き込まれており、Aクラスだけが書かれていなかった。そして綾小路が軽井沢を好きだと書かれたことから軽井沢から動揺した電話がくる。

その後、Aクラスが噂を流した元凶だと問い詰めるために綾小路や石崎など他のクラスが橋本と鬼頭に言い詰めていた。喧嘩になり伊吹が橋本に蹴りを入れようとした時に落ちた学生証を綾小路が見るとなにかに気づく。

夜、綾小路は堀北学に電話をし、ある二人の学生証で気づいた点を報告すると驚いた反応で前例がないことだった。(伊吹と神室の学生番号が一緒と判明S01T004714)学籍番号の話はアニメでカット。

その後、ついに一之瀬が学校に来る。そしてAクラスがBクラスに乗り込んだとのことで坂柳がいた。坂柳はクラスメイトから定期的にプライベートポイントを回収する銀行のような役割を一之瀬がしていると想像し、棄権だと言う。

そして坂柳が一之瀬の過ちを問い詰めると一之瀬は自分の口から過去に万引きをしたことを話す。それは母子家庭で妹と3人暮らしていたが、妹は誕生日プレゼントを買うために母が無理して働いた結果、体調を崩し入院して誕プレどころではなくなった。



しかし泣きながら謝る母に妹は泣きながら罵声を浴びせていた。(アニメでは妹の罵声はカット)姉として妹の笑顔を取り戻さなくてはと思い、誕生日当日デパートに行き、欲しがっていたヘアクリップを盗んだという。けど妹がヘアクリップをつけてお見舞いにいった時に母はそれに気づき、一之瀬は母親に本気で怒られお店に出向いて土下座で謝ったとか。

お店の人は警察に突き出さなかったが、騒動は広がり、中学3年生のほぼ半年は学校に行かず部屋に閉じこもったとか。そんな時に学校の先生からこの学校のことを教えてもらったという。

そして坂柳が一之瀬にどうするのか聞いた時、前に一度綾小路が折った一之瀬の心は完治し、以前より強くなっていた。その結果、一之瀬はこれでも自分について来てくれないかと言い、クラスメイトも賛同する。最終的にはそこに南雲と先生たちがきて、複数の噂が広がった為の誹謗中傷合戦が確認されたために、噂の吹聴行為を禁止されることとなる。

その後、綾小路は坂柳に呼ばれる。そこで一之瀬を水面下で守ろうとしたことを指摘する。そして綾小路は自分を動かす為に坂柳が神室を使ったと指摘する。結局はこれは坂柳が綾小路を引き出すために仕掛けたことで、綾小路に勝負をしましょうと次の試験で勝負することに。

神室が盗んだと思わせたビール缶も賞味期限がコンビニにあるものより4ヶ月も前だった為に、綾小路は入学当時に神室が坂柳に窃盗を見つかった時のビール缶であり、それを保存していただけで綾小路の部屋に来た時の神室がコンビニに行って盗んだものではないと見抜いていた。




全てのカラクリ。場面は戻り、綾小路は櫛田に会い、噂を先生が介入しなければいけない状態まで昇華させる為に、他のクラスの情報を聞く。その見返りに卒業まで毎月半分のプライベートポイントを櫛田に渡す契約をする。しかし綾小路はそれは意味をなさなくなると思っており、櫛田の情報を確かめてから退学させようとしていた。

そしてバレンタインの日、橋本への対処をしてこれから流す噂に真実味を持たせる。そしてその噂たちを2年の桐山副会長の携帯から書き込ませることに。今後の綾小路を信じてもらうためにもし掲示板を書き込んだ犯人だとバレそうになっても、櫛田が南雲と接触したことを表に出せば良いという保険まで考えた。

そして綾小路は一之瀬の部屋に話せるようになるまで通い詰める。そこで全てを吐き出すように一之瀬から話させる。南雲に罪を話したことや坂柳が南雲から聞いたと思っていることなど、そして綾小路は話を聞き続け、罪を向き合わせることで一之瀬を成長させた。

学年末試験当日、一之瀬は立ち直らせてくれたことを綾小路に感謝する。そこでまた自分を見失いそうになったらオレに声をかけるように言う。そして一之瀬に遅れたバレンタインチョコをもらう。



10巻

3月、学年末試験の結果が発表される。赤点者はいなく退学者はいなかった。そして翌日、この時期までこれまで退学者がいなかったことは初であり、そのことから急遽今日から追加の特別試験を行うことになったと茶柱が言う。それに突破できた者だけが8日の特別試験を受けることができる。

『クラス内投票』と言い、4日間で称賛・批判に値する生徒を3名選択して試験当日に投票するものであり、称賛1位にはプロテクトポイントという退学措置を受けても無効にできる権利がもらえる。そして批判が一番集まった人は退学になるものだった。そして称賛票だけ他クラスから1名選出してもらうことになっていた。

綾小路グループでまずは投票を結託しようと考える。また軽井沢に聞くとそっちでもグループができていた。翌朝一之瀬に一緒に学校まで行こうと道で誘われる。そして一之瀬はBクラスの称賛票を綾小路に入れてもいいと言い出す。そこに来た朝比奈に一之瀬が南雲に今回の試験で退学者を出さないように2000万プライベートポイントに足りない分をもらえるよう話し、南雲は自分との交際を取引の条件にしたと聞く。

それから坂柳と神室と出くわし話をすることになると、父親が停職になったと聞く。その後、神室を退出させると坂柳は今回の試験の勝負は称賛票では攻撃できないから見送りにしたいと話す。そして今回批判票を綾小路に与えることは絶対にしないと話す。そしてAクラスで誰を脱落させるかを決めたというそれは葛城だと話す。

その後平田に呼ばれて部屋で今回の試験について相談されるも解決策は浮かばなかった。それから一之瀬を部屋に呼んで南雲との取引の話をする。綾小路と話すことで決断が揺らぐ。





翌日、クラスではいつもとは違う雰囲気で誰に批判票を入れるかの大きなグループができているようだった。その後軽井沢から綾小路が退学させるターゲットになっていることを聞く。そこで堀北学に連絡をとり、ある事をしてもらうようお願いをした。

そこでその首謀者を誰か特定する為に櫛田に聞くも、櫛田は教えられず、首謀者も櫛田にだけ頼ってきたと判明する。しかし櫛田は途中で考えを変えて首謀者を教えると話し、それは山内だと言う。そして山内に以前接触してきた坂柳が裏にいると気づく

その夜、堀北鈴音は兄の学からメッセージを受け取り、直接最後に会うことになっていた。綾小路は自身が退学することを逃れるために自分で行動するのではなく、堀北鈴音に行動させるために裏で手を引いていたのだ。

クラス内で考える時間も与えられず、グループを作って票をコントロールし、本来クラスに残るべき優秀な生徒が退学になるような試験は試験とは呼べないと堀北は言い、その上で退学すべきは山内だとはっきり口にした。Aクラスの坂柳と組んでクラスを裏切ろうとしたことを論理的に意見を述べる堀北に、櫛田も自らの評価をこれ以上下げないために堀北側についた。

クラスメイトの方向性を決めるためにも多数決を取ろうとした堀北を、普段温厚な平田が机を蹴り飛ばして止めた。そして間違った状況を作り出した堀北に票を入れると宣言した。帰り道に綾小路は平田と話をした。そこで平田は何かを決意したようだった。

Dクラスでは多くの生徒を支配で苦しめてきた龍園を退学させることがほとんど決まっている状態だった。しかし石崎は龍園抜きでDクラスがAクラスになることは、夢のまた夢だと考えていた。それを聞いた伊吹は龍園のプライベートポイントを回収すると言い出した。それはDクラスのためであるが、批判の対象になる行動だった。龍園はプライベートポイントを伊吹に渡し、伊吹はそのままある男の部屋に向かった。

Bクラスでは一之瀬が普段と同じように過ごして欲しいとクラスメートにお願いしていた。それは犠牲者を出さないと確信していたからだ。2000万ポイントで退学を無効にすることができるが、クラスメイト全員のポイントを集めても400万ポイントほど足りなかった。恋愛経験のない一之瀬だったがクラスを守るための唯一の方法が南雲に協力してもらうことだと自分ひとり我慢しようとしていた。




Aクラスでは初日から坂柳が葛城に投票するように指名した。戸塚が唯一抵抗を見せるが、葛城はすぐに受け入れている様子だった。坂柳は山内の恋心を弄んで山内をCクラスのスパイにしようとしていた。不確定要素の強い綾小路が自分の作戦で本気になるところを見たいと思っていたのだった。そして綾小路が退学になるように動いているが、山内が最終的な退学者になることまでコントロールしていた。

試験当日に平田は、クラスに不必要な人間は自分自身であると言い出した。投票結果は山内が退学者、賞賛票1位は綾小路となった。坂柳は停戦を申し入れた綾小路を退学させないためにAクラスの賞賛票を綾小路に入れたのだ。

Aクラスで批判票を集めたのは葛城ではなく戸塚だった。坂柳は初日に葛城を退学させると話したが、それは嘘で頭脳や運動神経が役に立つと評価した葛城を残すことにしたのだ。Dクラスでは龍園ではなく真鍋(軽井沢をいじめていた人物)が退学となった。伊吹が向かっていた部屋は綾小路の部屋だった。

龍園の500万ほどのプライベートポイントを一之瀬に渡すことで一之瀬は足りなかった2000万ポイントをためることに成功し、また一之瀬の呼びかけでBクラスの賞賛票を龍園に入れることができる。こうして龍園は退学を免れ、Bクラスも退学者を出さず、一之瀬も南雲との契約をすることもなくなった。

誰もいない特別棟で綾小路と坂柳が密会している最中に、理事長代理として4月から活動することになる月城が現れた。父からの伝言を伝えるが綾小路は沈黙を貫いた。月城の登場に綾小路は坂柳に正式に勝負しようと持ちかけるのだった。



11巻

坂柳有栖は幼少期にみた、ホワイトルームのガラス越しの景色を鮮明に覚えている。そしてその時、目を奪われた綾小路との対決を心待ちにしていたのだった。

いよいよ1年生の最終試験が始まる。各クラス10種目選択し、そのうちの5種目を本命種目と設定する。対戦相手の本命5種目と合わせて計10種目の中からランダムで7種目が選ばれるというルールだった。

勝てば相手クラスから30ポイント奪い、7種目合計の勝利数が多いクラスはさらに100ポイント加算される。クラス順位を上げるため絶対に負けるわけにはいかない戦いだが、作戦の肝となるのは本命種目を他のクラスに知られないことと、司令塔の存在だ。

司令塔は各クラスひとり設定され、Aクラス:坂柳、Bクラス:一之瀬、Cクラス:綾小路、Dクラス:金田が立候補した。司令塔は直接競技に参加することはできないが、全ての競技に関与することができる。また、クラスが勝てばプライベートポイントが取得できるが、負ければ責任をとって退学しなければならない。どのクラスからも10巻のクラス内投票で、プロテクトポイントを獲得して退学措置を受けない生徒が司令塔になった。

まずは最初のAクラスとCクラスの対決となった。クラスはくじ引きで決まるが、綾小路はBクラスとCクラスが対決になるように仕向けていた。Aクラスの坂柳は綾小路と戦うために確実にCクラスを選ぶので、必然的にAクラスとCクラスの対決となる。



司令塔になった綾小路はクラス内の事情を知るため軽井沢、平田、櫛田に尋ねようとする。軽井沢にはホワイトデーのお返しも兼ねて誕生日プレゼントを渡していた。2万円もするハート型のネックレスをあげたが、本人は軽井沢の反応から失敗したと思っている。

お昼休みに綾小路グループでお昼を食べようとすると柴田の大声が聞こえた。誤解を解くために一之瀬たちと食事することになり、そこでDクラスから嫌がらせを受けていることを聞く。

次の登校日に偶然堀北学と会い、堀北鈴音は元々笑顔を見せる明るい子だったと聞いた。しかし兄の背中を追うように性格さえも兄によせ、依存していたため拒絶したと明かす。鈴音が自分に向き合うことになれば学さえも超える人材になるという学に、綾小路は自分が変えると語った。

そんな中、啓誠がAクラスの情報収集のためにクラスで孤立しているであろう葛城に交換条件を出し、情報を手に入れようと提案するが、堀北に却下される。綾小路はひとまず啓誠に協力することにした。そして意外にも交渉はうまくいったかのように思われた。

その日の夜、堀北に家に呼ばれ、食事を共にすることになってしまった。C クラスの戦略について話をするが、やはり綾小路は堀北に任せる姿勢だった。しかし唯一Aクラスが選んだ種目の中で、チェスは堀北にやって欲しいとお願いした。それから試験までチェスの特訓が始まる。

綾小路は平田に接触。そこで過去を聞き出す。中学の時に友達だった杉村がいじめを受けていて助けられなかったことだった。しかしその後さらに新しいいじめのターゲットがクラスメイトから出たとか。更にいじめをしていなかったクラスメイトが加担し始めたよう。今度こそ止めようと考えた平田が仲裁してどちらも暴力を振るって解決したとか。一学年を恐怖政治で支配した結果、最終的にそれは地域で有名な事件となってしまったそう。それから綾小路との会話で平田は吹っ切れて、翌朝、クラスで皆に謝罪した。




Aクラスは基本的に頭脳系の競技を、学力でAクラスに勝てるはずもないCクラスはスポーツ系の競技を本命種目に選択した。まず1回戦はバスケットボールに決まった。綾小路は司令塔としてスポーツ万能の須藤を温存し、1点差という確実に勝てる段階で須藤を投入した。須藤はAクラスの挑発に乗ることなく、見事Cクラスが勝利を収めた。

その後のタイピング技能も博士のおかげでCクラスが勝つが、3回戦、4回戦の英語と数学のテストではAクラスが勝利する。5回戦のフラッシュ暗算は、坂柳と綾小路しか正解分からなかった10問目を高円寺が正解したにも関わらず問題を白紙で出し、葛城の協力も得られなかったためにCクラスは敗北する。一方10問目を回答できた綾小路が指示を出した松下。松下は綾小路の実力に疑問を思う。

そんな中迎えた7回戦はいよいよ綾小路と坂柳の直接対決、チェスでの対決となった。チェスでは試合の1時間のうち、30分間司令塔が指示を出すことができる。司令塔からの指示は対話形式ではなく、チャットの文章を機械が自動で読み上げるという仕組みだった。Aクラスの橋本とも互角の技術で多少堀北の方が優勢という状態で司令塔の関与が与えられた。

しかし結果としてCクラスは負けてしまった。それは月城理事代行の作戦で、綾小路が伝えていた指示とは別の指示が堀北に伝わっていたせいだった。対話では違う指示を与えることは不可能だが、機械が読み上げるのなら文章を偽装することが可能になる。本来なら綾小路の勝利だった試合だが、4−3でCクラスは敗北した。

Bクラス対Dクラスでは司令塔が金田ではなく龍園だったことや、その龍園の作戦でBクラスが万全の状態で望めなかったことなどの理由で2−5でDクラスは勝利した。その結果DクラスはCクラスにまで昇格し、綾小路たちは再びDクラスとなった。



11.5巻

最終試験を終え、いよいよ卒業式がやってくる。堀北鈴音は自分を偽りだと感じていたため、兄に会ってもいいのか迷っていた。綾小路は卒業式後の謝恩会までにある準備をしていた。

それは月城のことである。最終試験のプロテクトポイントを奪い去るための強引なやり方は、綾小路が退学するまで続いていくだろう。それを阻止するには学校側の協力が必要不可欠であるため、謹慎中の坂柳理事長に電話し、生徒想いで責任感の強いAクラスの真嶋先生が最適だと教えてもらう。

謝恩会には代理理事長である月城は参加しなければならないため、謝恩会の時間に茶柱、真嶋に事情を話し、協力を仰ぐこととなった。それはつまり綾小路が生徒一人を退学にするために強靭な力が動いてしまうほどの生徒だと教えることと同じである。

綾小路は坂柳理事長に将来のことを聞かれたとき、ホワイトルームに戻ると言った。学校という守られるものがなくなれば戻らなければならないからこそ、3年間の学校生活は何があっても守り抜く、一種の反抗期だと感じているようだった。

卒業式の後、生徒会長同士の堀北学と南雲は握手を交わした。「お前の創っていく学校を見れないのは残念だ」という堀北学に対して南雲は「あなたの妹がいれば十分に語り継いでもらえる」と語った。その後、堀北学と話した綾小路だったが、学が学校を後にする31日の正午に堀北鈴音を正門で待つという伝言を預かる




帰りに平田に誘われ、恋愛相談を受ける。想いを寄せられているみーちゃんの気持ちに応えられないというもので、最終的に相手が傷つく覚悟を持ってはっきり断るという結論を出せた。山内退学で自暴自棄になった平田だったが、綾小路の言葉もあり確実に成長しているのだろう。またお互い下の名前で呼ぶことになった。

休日、椎名ひよりとカフェで情報共有していると池と篠原もやってきた。池が篠原に告白しようとしたが、綾小路たちの存在に気づき、なぜか揉め出してしまった。このふたりがカップルになれるのはいつだろうか。椎名は龍園を変えたのは綾小路だと考えていた。綾小路は龍園に向けて「オレならもっと上手いやり方で安全に5勝以上できた」と伝言を残した。

また、一之瀬と今後のクラスの意向について堀北もいれて話し合うことになった。堀北は来年から協力関係を破棄したいと考えていた。そもそもBクラスとの協力関係が成り立っていたのはクラス間に大きなポイントの差があることと、上のクラスが安定していることが条件だった。しかし今はどちらも欠けている状態のため、一之瀬も了承し、4月からはBクラスとも戦うことになった。

帰り道で嘘をついていたことを堀北に詰められた綾小路は、学年の中で自分に勝てるものはいないと断言するが、堀北は証明できなければ信じられないという。そこで4月の筆記試験の点数で勝負することになった。堀北が勝てば綾小路は今後全てにおいて全力で挑むが、綾小路が勝てば堀北になんでも望みを叶えてもらう約束をした。

龍園はAクラスの橋本と密会していた。橋本のスパイ活動は2クラスだけにとどまらずどのクラスが上に行っても自分が救済されるように動いている。Bクラスの神崎を呼び、神崎は卑屈な手は通用しないと宣戦布告した。その1時間前に龍園は綾小路と会っていた。そして4月になればウォーミングアップに一之瀬と坂柳を潰すと宣言。龍園はこの学校の誰よりも綾小路を強敵だと感じていたようだった。

綾小路が帰路につく頃、外は土砂降りだった。一之瀬が傘を持たずに外で雨に打たれているのを目撃する。綾小路は帰りたくないという一之瀬に、なら自分も一緒に雨に打たれると言った。それでも部屋でひとりになり塞ぎ込んでしまうのを恐れた一之瀬は、綾小路の提案で綾小路の部屋に行くことになる。

一之瀬は他のクラスのリーダーは成長しているが、自分のリーダーとしての成長が感じられず自信を失っていた。それでも一之瀬にできることはただ進むことだっため、綾小路は来年の今日もまた会おうと言葉をかけた。




堀北学との約束だった31日。先に綾小路と学が集まった。学は個人の能力ではなくクラスという枠で戦うべきだと考えていた。綾小路はその上で南雲の作ろうとする世界を見てみようと思っていた。学は綾小路を最も戦いたくない相手だと認識しており、自分と橘の電話番号を綾小路にみせ、卒業後も連絡が取れるようにした。また、綾小路清隆という生徒がいたことを誰かの心に刻めと言葉を残した。

時間になっても鈴音は現れなかったが、最後の最後になって髪を短く切った鈴音がやってきた。そしてもう兄の後を追うことはせず、自分の道をいくと宣言した。和解した堀北兄妹だったが、2年後鈴音たちが卒業する時は正門の前で待っていると約束し、学は学校を去っていった。

堀北鈴音との筆記試験の勝負は、綾小路が勝てば堀北が生徒会に入るということになった。また綾小路は櫛田を退学すべきだと考えていたが、櫛田の存在を堀北に一任することにした。理由を問われた綾小路は堀北が障害にどう立ち向かっていくのか見たくなったのだと考えた

Dクラスの松下は、そこそこ優秀だがいつもどこか手を抜いていた。同じように手を抜いている綾小路のことも隠れた能力があると見抜いていた。松下が綾小路の後をつけているとき、綾小路は月城と話した。月城は綾小路に退学を進め、ホワイトルームに関しては馬鹿げていて恐ろしいモノと評価していた。

また新入生にホワイトルーム出身者がいると教えた。160名いる新入生のうちホワイトルーム生が誰であるか4月中に見抜くことができたら身を引くと言った。その後、松下に軽井沢が特別視している理由を聞かれ、自分が軽井沢に告白したからだと答えた。

そして綾小路は軽井沢を通して恋愛というホワイトルームではできなかったことをやろうとしていた。椎名と話しているところを軽井沢に目撃させ、不機嫌になった軽井沢に嫉妬して欲しかったと言うことで不器用な男を演じ、綾小路の部屋に呼び告白をしたが、本心から言えたのか自問自答していた。また綾小路はそれも軽井沢の成長に欠かせないことだと考えていた。



まとめ

今回はよう実3期についてご紹介してきました。

第3期は原作の1年生編終盤から最終回までを描き切ると言う事で、軽井沢恵と綾小路清隆が付き合い始めるなど、Dクラス内にも変化が訪れる話が多数収録されておりまた3期の後の2年生編が制作されるのかどうかも発表されるか否かの分岐点となると思われるので、今後の動向に注目したいと思います。



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