『うる星やつら』が2022年10月よりノイタミナ枠で放送されます。『うる星やつら』といえば犬夜叉やめぞん一刻、らんま1/2などを生み出した高橋留美子氏が手掛けた漫画の一つで、小学館創業100周年を記念して4クールに渡ってテレビアニメ化されます。現代版にリメイクされる『うる星やつら』について、話数や声優、原作アニメとの違いについて、まとめてみました。
『うる星やつら2022』は何話何クール放送の予定?
『うる星やつら2022』は2022年1月に新作アニメ化が発表されて、いよいよ40年ぶりに2022年10月からアニメ第1期がノイタミナにて放送がスタートします。原作エピソードを選び抜いて、全4クールに渡って放送されることが発表されていて、第1期は10月から2クール分が放送されることになります。
1981年に放送された初代テレビアニメは4年半にわたって放送され、劇場版6本の制作とOVAシリーズの制作もありました。初代テレビアニメは全218話が放送されていて、放送時間は水曜日の19:30から20:00となっていたため比較的に家族で視聴できる時間帯だったと言えます。
『うる星やつら2022』は1クール10話から12話であると予想していて、4クールに渡って放送されるとのことなので、45話前後のアニメになるのではないでしょうか。
『うる星やつら2022』の声優キャストとキャラの特徴
『うる星やつら』といえば、元祖ラブコメのような作品だと思います。高橋留美子作品と言えば『らんま1/2』や『犬夜叉』などもアニメ化されていて、最近では『半妖の夜叉姫』が『犬夜叉』の続編としてアニメ化されていました。現代版にアレンジされ再アニメ化される『うる星やつら』は声優も一新され、制作や作画も当時とは異なります。その中でも『うる星やつら2022』のキャストやキャラクターはどうなっているのか、まとめてみました。
諸星あたる
本作品の主人公で性格は、楽観的でアホなことばかりするため『並みのアホではない』とクラスから公認されています。女好きのためガールハントが趣味でナンパに出かけることがありますが、それほど成功していないというオチ。
当初、ラムからは電撃やガールハントの妨害を受けていたこともあり拒絶したり、冷たい態度をとったりしていましたが、次第にラムに対しての態度も変化していきます。
楽観的で浮気性のどこか憎めないキャラクターです。
声優を務めるのは、原作版が古川登志夫さんで、現代版が神谷浩史さんです。現代のアニメ声優の中で最も有名な声優と言っても過言ではないと思います。
『進撃の巨人』リヴァイ・アッカーマン
『物語シリーズ』阿良々木 暦
『機動戦士ガンダムOO』ティエリア・アーデ
『デュラララ!!』折原臨也
『青の祓魔師』メフィスト・フェレス
初代アニメの声優を務めた古川登志夫さんのあたるが印象深いので、神谷さんの演じる諸星あたるは慣れるまで時間がかかりそうです。神谷さん演じる諸星あたるの声を聴く限り『物語シリーズ』の阿良々木暦に近いと感じました。
ラム
本作のヒロインで、人見知りをしない・無邪気・天真爛漫とあたるに対してもおしかけ女房のように接します。あたるの両親からもかわいがられていることや世話焼きという面もあるため、周囲からは『どうしてラムみたいな可愛い子があたるなんかを・・・』と感じるほど、あたるに対して一途であると言えます。
声優はを務めるのは原作版が平野文さん、現代版が上坂すみれさんです。
上坂すみれさんは、すみぺの愛称で親しまれていて才女としても知られています。高校時代に旧ソ連時代の文化に影響を受けて、ロシア研究に没頭しています。ロシア語もネイティブに会話ができるほど堪能です。『アイドルマスターシンデレラガールズ』のアナスタシアや『ガールズ&パンツァー』のノンナなどロシア語を話すキャラクターも演じています。
『中二病でも恋がしたい』凸守早苗
『パパの言うことを聞きなさい!』小鳥遊空
『ファンタジスタドール』羽月まない
『アイドルマスターシンデレラガールズ』アナスタシア
『ガールズ&パンツァー』ノンナ
上坂すみれさんが演じるラムは『うる星やつら2022』のキャラクターの中で、一番しっくり感じました。平野さんのラムと聞き比べても声の違いはあっても、違和感もなく見ていられそうです。神谷さん演じるあたるとの掛け合いも楽しみです。
三宅しのぶ
友引高校に通うあたるのクラスメイトで幼馴染で、あたる、ラムと三角関係になります。外見に似合わず馬鹿力で個性的な周囲のメンバーに振り回されながらも楽しんでいる様子。
声優は原作は島津冴子さんが担当していましたが、現代版は内田真礼さんが担当します。
『中二病でも恋がしたい!』小鳥遊六花
『ご注文はうさぎですか?』シャロ
『アイドルマスターシンデレラガールズ』神崎蘭子
内田真礼さんは、声優だけでなく歌手としても活動していてメインキャスト、ヒロインの役を担当しています。ラブコメ系のアニメとなると内田真礼さんがヒロインを務めていることも多いです。
三宅しのぶはあたるやラム、面堂と比べると普通の女の子であることから振り回される役で、内田真礼さんが演じるキャラクターにぴったり合っているように思います。『前作を意識しながらも新しいしのぶ像を作っていきたい』と話していることから、アニメ放送まで楽しみにしたいと思います。
面堂終太郎
諸星あたるのクラスメイトで、クラスの副委員長で実家は財閥で御曹司。あたるの通う友引高校には転入してきます。容姿端麗・秀才・運動神経抜群ということから女子からの人気は高く、男に対しては非常に冷たい性格で、あたるとは衝突する場面が多々あります。
あたると同じく無類の女好きで、ラムに対しても好意を寄せていました。
声優を務めるのは原作版が神谷明さんで、現代版が宮野真守さんです。
『デスノート』夜神月
『機動戦士ガンダムOO』刹那・F・セイエイ
『デュラララ!!』紀田正臣
『ポケットモンスターBW』デント
『シュタインズ・ゲート』岡部倫太郎
個人的に面堂役を演じる宮野真守さんが、本作の中で一番はまり役だと感じています。面堂は家がお金持ちで成績優秀・スポーツ万能で女の子の前では鼻にかかるような、キザな役なことから宮野さんの演じるキャラクターに合っているように感じます。
『うる星やつら2022』の制作会社や作画
『うる星やつら2022』の制作会社はdavid productionでフジテレビの子会社です。代表作には『妖狐×僕SS』『ジョジョの奇妙な冒険シリーズ』『はたらく細胞』『炎炎ノ消防隊』などがあります。
キャラクターデザインは浅野直之氏が務めます。原画や作画監督を務めた作品は『ひまわりっ!』『銀魂』『セイクリッドセブン』があって『おそ松さん』では第1期のキャラデザや作画監督、原画を務めていました。
当然ですが初代アニメに比べて『うる星やつら2022』は現代に受けやすいように描かれています。コミカルなシーンが多いので作品のイメージとしては『おそ松さん』が近いように感じました。『おそ松さん』も『おそ松くん』という原作がありながらもオリジナルとして約50年ぶりにアニメ化、放送されています。このことから浅野さんのキャラデザは昔の作風を残しながらも現代版にアレンジして描くことに長けているように感じました。
『うる星やつら2022』の原作アニメとの違いは?
『うる星やつら2022』の放送に当たって、40年前に放送されたアニメとの違いは気になりますよね。
再アニメ化に伴い、4クールに渡って描かれる今回の『うる星やつら』は原作から選び抜かれたエピソードを放映します。内容やセリフなどは原作に準拠しつつ現代版にアレンジされるのではないでしょうか。
そして主人公・諸星あたるとヒロイン・レムの声優が神谷浩史さんと上坂すみれさんが演じるほか、内田真礼さんや宮野真守さんなど、主演級の声優がキャラを演じるということもあって、豪華になっています。
まとめ
今回は『うる星やつら』の再アニメ化について、原作との違いや声優、何話何クールで放送されるのかまとめてみました。40年ぶりに再アニメ化される『うる星やつら2022』は神谷浩史さんや上坂すみれさんなど、現代アニメでも実力のある演技派の声優さんが起用されていて、注目作品であることは間違いありません。
今から放送されるのが楽しみです。