今回は『BLEACH』千年血戦篇の作中において、一護や尸魂界と敵対している滅却師組織『見えざる帝国』ヴァンデンライヒについて、名前の意味とメンバーの能力や強さについて解説していきます。
『見えざる帝国』が敵対関係にある滅却師の組織というくらいしか知らず、概要が気になっている方も多いと思います。
そんな方向けにまとめた内容となっているので、ぜひ目を通してみてくださいね!
見えざる帝国の意味
『見えざる帝国』とは、千年前に滅ぼされた滅却師の組織『光の帝国』の生き残りが築き上げた滅却師の組織です。ユーハバッハは千年前、山本元柳斎重國をはじめ初代護廷十三隊に敗北しました。
次にユーハバッハが力を取り戻すのは千年後だったため、生き残りの滅却師たちは力を蓄えつつ、ユーハバッハの復活まで身を潜めていたようです。滅却師たちが選んだ場所は、尸魂界の影の中でした。霊子で影の中に別空間を構築し、『表と隔離された見えない帝国』という意味で見えざる帝国と名付けられました。
ちなみに影の中から表の尸魂界へ移動するため、尸魂界を守護する結界である遮魂膜に引っかかりません。滅却師たちの尸魂界襲撃が感知されなかったのも、影とはいえ既に尸魂界内にいたからですね。
ヴァンデンライヒはドイツ語?
ヴァンデンライヒはドイツ語であり、直訳すれば『囲まれた帝国』という意味です。ただし、『BLEACH』の作中においては『見えざる帝国』と表記しています。
- 閉ざされた帝国
- 闇の帝国
このような意味も含まれている、と考えています。千年前の滅却師たちの組織名は『光の帝国(リヒトーライヒ)』と呼称していました。これは直訳すれば『光の帝国』そのままの意味ですね。
『光の帝国(リヒトーライヒ)』の対義語として『闇の帝国(ヴァンデンライヒ)』という線が一番高いのではないでしょうか。
見えざる帝国のメンバーの能力
『見えざる帝国』にはユーハバッハの能力によって力を与えられた精鋭たちが存在します。千年血戦篇で尸魂界を蹂躙した『星十字騎士団(シュテルンリッター)』と呼ばれる精鋭部隊です。
星十字騎士団のメンバーは、ユーハバッハからアルファベットAを除く25種類の内の1つを力として与えられています。与えられたアルファベットで連想した力を習得できる、というものであり、アルファベットの事を総称して『聖文字(シュリフト)』と呼ばれています。
ちなみにユーハバッハは『全知全能(ジ・オールマイティ)』のAの文字を持っています。なので星十字騎士団とは、ユーハバッハも含めた聖文字を持つ26人の滅却師たちです。
- 霊子で攻防力を強化する『血装(プルート)』
- リスクを失くした奥義『滅却師完聖体(クインシー・フォルシュテンディッヒ)』
- 霊子収束を極限まで飛躍させる『聖隷(スクラヴェライ)』
これらは滅却師特有の『霊子を収束させる技術』を用いて、これまで不完全だった力を見えざる帝国が完成させた技です。ちなみに1回目の尸魂界襲撃の際には、死神の卍解を奪う『星章化(メタライズ)』も使用していましたね。
ただし、『星章化』で卍解を奪っている間は『滅却師完聖体』は使用できないなど、リスクもあるようです。
見えざる帝国メンバーの強さ
見えざる帝国の強さですが、精鋭部隊『星十字騎士団(シュテルンリッター)』のみでも尸魂界を蹂躙しているため、護廷十三隊隊長格と同等かそれ以上の力を持っています。
特にユーハバッハより与えられた『聖文字(シュリフト)』による特別な力が強力ですね。
- ソンビを生み出す『死者(ザ・ゾンビ)』
- 雷を操る『雷霆(ザ・サンダーボルト)』
- 想像を何でも現実にする『夢想家(ザ・ヴィジョナリィ)』
- 霊子を打ち込み爆発させる『爆撃(ジ・エクスプロード)』
尸魂界襲撃の際には、隊長たちを一網打尽にするほどの強さを見せつけていました。単体戦力・総合戦力共に、護廷十三隊以上の強さであることは間違いありません。
2回目の襲撃の際には圧倒こそしませんでしたが、修行を経て強くなった死神たちと互角の強さでした。
見えざる帝国は強すぎ?
見えざる帝国にも様々な人格者が存在しています。死神を軽視して舐めてかかり敗北した星十字騎士団のメンバーもいましたからね。
ですが、想像を現実に変えるグレミィは剣八に敗れこそしましたが、規格外の力を発揮していました。見えざる帝国は強すぎるということはありませんが、人格者次第というところでしょうか。
ユーハバッハと共に霊王宮へ向かったアスキン・ナックルヴァールは夜一をあしらい、浦原の奇策にも対応して追い込む切れ者でしたからね。
リジェ・バロも京楽に卍解を使用させましたし、喰らってもなお立ち上がり京楽を追い詰めていました。見えざる帝国の星十字騎士団は、能力だけを見れば死神よりも強いでしょう。しかし『人格者が上手く使ってこその力だな』という印象も強いですね。
まとめ
今回は『BLEACH』千年血戦篇に登場し、一護や死神たちと敵対した『見えざる帝国(ヴァンデンライヒ)』の名前の意味、能力や強さについて、原作を元に解説しましたがいかがでしたか?
千年血戦篇は『BLEACH』の最終章であり、一番人気の章でもあります。原作を完読した方は、千年血戦篇のアニメ化に歓喜したはずです。実際私もテンションが上がりましたからね。
千年血戦篇は怒涛の展開や新たな敵・能力が続々と登場するため、一話も見逃してはいけません!