2022年10月時点でコミックス累計1800万部を突破し、同時点でアニメ放送も開始された人気漫画チェンソーマン。
銃の悪魔は、チェンソーマンに登場するとても強力な悪魔として描かれています。
今回の記事では、銃の悪魔の正体や誰が倒したのか、アキが銃の魔人になった理由、マキマを殺すためにアメリカ大統領が国民の寿命1年と引き換えに銃の悪魔と契約を交わしたことについて考察をしたいと思います!
銃の悪魔の正体
悪魔への対策として生産された銃を使って凶悪事件等が多発し、それらがニュース等で報道されました。それに伴い、人々の銃への恐怖が増大し、銃の悪魔は作中で非常に強力な悪魔となりました。
出現したのは13年前で、5分という短時間で約120万人もの死者を出している恐ろしい悪魔と言えるでしょう。その後は行方をくらましています。デビルハンター達はその行方を追い、倒すことを目的としています。
しかし、9巻にて衝撃の事実が判明します。なんと、銃の悪魔は何者かによってすでに倒されていたのです!自分自身、銃の悪魔を倒すことがこの物語における最大の目的の一つだと思っていたため、驚きました!
ちなみに、その本体は63%がアメリカ、ソ連、中国等の国々が分割して所持しており、残りは世界中のあちこちにいる悪魔が持っています。
では、銃の悪魔は誰が倒したのか、またそのことがなぜ隠されていたのかが気になりませんか?
銃の悪魔は誰が倒した?隠されていた理由
さて、まずは銃の悪魔は誰が倒したのかについて、考察していきましょう!
ポイントとなるのは、銃の悪魔を倒すことができるのは、銃の悪魔と同等もしくはそれ以上の強さを持つ者だということです。当たり前だと思われるかもしれませんが、こう考えると必然的に候補は絞られると思います。例を挙げると、ポチタ(チェンソーマン)やマキマ、他の悪魔等が該当します。
これらの候補の中で、ポチタ(チェンソーマン)が銃の悪魔を倒した可能性が高いと考えます。これは、デンジとポチタが初めて出会ったときの描写に、ポチタの傷跡が銃で撃たれた時のそれに酷似しているためです。
次に銃の悪魔が倒されていたことが隠されていた理由についてです。
作中で銃の悪魔がすでに倒されていたことはマキマによって明かされています。そのことが隠されていた理由は、隠していたほうが銃の悪魔を所持している各国にとって都合がよかったからです。
作中で描かれている悪魔は、人々に恐れられるほど強くなります。つまり、銃の悪魔を所持する各国にとって銃の悪魔が恐れられるほど、持っている銃の悪魔の力が強くなるため、他国に対して強気に出られるということです。
銃の悪魔が倒されたという事実により、人々の銃の悪魔に対する恐怖心が薄れることを防ぐために隠されていたといえます。
アキが銃の魔人になった理由
銃の悪魔によって家族を家ごと吹き飛ばされ、その復讐のために公安のデビルハンターになったアキですが、アメリカ大統領が契約した20%の銃の悪魔によって死亡します。
そして、マキマの攻撃によって瀕死になった銃の悪魔がアキの体を乗っ取り、銃の魔人が誕生したと考えるのが自然な流れでしょう。
では、アキが銃の魔人になってしまった理由について触れていきましょう。
結論から申し上げますと、これはマキマの策略だと考えるのが妥当でしょう。マキマには、デンジとポチタとの普通の生活を送るという契約を破棄させ、チェンソーマンを復活させるという目的があります。その目的を達成するためには、デンジが普通の生活を送りたくなくなるほどの出来事が必要となります。
そこでマキマはデンジの兄貴分と言えるアキを銃の魔人にさせ、それをデンジに倒させることによって精神的に追い詰める(普通の生活を送りたくないと思わせる)ために、こういった行動に出たのでしょう。アキが銃の魔人になったというよりも、ならされたといったほうがしっくりきますね。銃の悪魔を倒すために考案に入ったアキが銃の魔人にされてしまうシーンは見ごたえがありました。
大統領がアメリカ国民の寿命1年でマキマを殺すお願い
アメリカ大統領は支配の悪魔であるマキマを殺すため、アメリカ国民の寿命1年と引き換えに所持している20%の銃の悪魔と契約を結びました。
作中のシーンでは大統領は、マキマを殺さなければ最悪な平和が訪れてしまうと発言しており、その最悪な平和を阻止するために銃の悪魔を日本近海に出現させ、日本国民を次々に殺していきます。では、なぜ銃の悪魔がマキマのみならず、日本国民にも銃撃を行ったのでしょうか?
理由は、マキマが内閣総理大臣とマキマへの攻撃は適当な日本人の病気や事故に変換されるという内容の契約を結んでいるからです。マキマの命のストックと言える日本人を減らそうとしたと考えられます。しかし、銃の悪魔はマキマを倒すことができず、逆に攻撃を受けてしまいました。
まとめ
今回は、銃の悪魔にまつわることについて考察していきました。作中序盤では、銃の悪魔はラスボス的な位置づけのように描かれていたにも関わらず、終盤にかけて怒涛の展開が見られましたよね。
銃の悪魔は、作中で最も注目されていたキャラクターのひとつであり、その役割を理解することはチェンソーマンをより楽しむことにつながると思います。アニメも放映が開始されたということで、この先チェンソーマンというコンテンツがより盛り上がればいいですね。