「千年血戦篇」に登場する霊王は詳しい情報がなく存在も謎とされています。
この記事では霊王の正体や強さ、アニメではいつ登場するのかについて考察していきます。
霊王とは?正体
霊王について
霊王は尸魂界を支配する王として登場します。霊王の名前は破面篇にも出ていましたが、登場するのは千年血戦篇になってからです。
実際に霊王について詳しく知っているのは守護をしている零番隊のみで、護廷十三隊を含むほかの死神たちは存在のみ知っている程度とされています。
霊王の正体
登場した霊王は両手足を切断され水晶体に閉じ込められている姿です。ぺルニダ・パルンカジャスが霊王の左腕、ェラルド・ヴァルキリーは霊王の心臓、ミミハギ様は霊王の右腕として出てきましたので、両足もどこかで存在していたかもしれません。
作中で霊王は死神・滅却師・完現術者の3つの能力を持っていると言われています。しかし、ユーハバッハに殺されてしまい謎がほとんど明かされないままになってしまいました。
霊王の正体についていくつか気になる発言がありました。
- ユーハバッハの「さらばだ霊王。未来を見渡した我が父よ」
- ハッシュヴァルトの「霊王の敵は死神たちなのだから」
- ペルニダの「余はもとより滅却師である」
これらの発言から霊王は滅却師であると考えられます。特にペルニダの発言についてはもともと霊王の左腕なので、滅却師と言い切っていても不思議ではありません。ユーハバッハの発言も滅却師の力は霊王から継いだもので、本当の始祖は霊王なのではと思わせる内容です。
Can’t Fear Your Own Worldで明かされたこと
ブリーチの小説版で霊王は世界が現世・地獄・尸魂界の3つに別れる前に、虚から人を守るための存在でした。
生と死の概念がない世界は滅んでいってしまい食い止める術がなく、後に五大貴族と呼ばれる者たちは「世界を生と死に分離させる」ために霊王の力を借りることにしました。ここでの五大貴族は「綱彌代家」、「朽木家」、「四楓院家」、「志波家」ともう一つは不明です。
- 綱彌代家:滅却の力がいつか自分たちに向くと考えた
- 朽木家:世界をゆるぎなくするために新たな規律が必要
- 四楓院家:停滞した世界を進める為には循環が必要
- 志波家:心を持つ虚を滅却ではなく浄化させる方法を探すべき
- 不明の一族:地獄と呼ばれる世界の蓋をする役割が必要
それぞれの一族は上記のように考えていて、そのために霊王は両手足を切断され、臓腑も抜かれて世界を安定させるための生贄とされました。
霊王の卯の花とは?
霊王が登場した時に「卯ノ花霊王」と書かれています。
卯ノ花といえば護廷十三隊の四番隊隊長の卯ノ花烈が出てきます。作中では具体的に繋がりがあるのかどうか明言されていませんので、なぜ霊王が卯ノ花霊王と言われているのかは不明です。
しかし、初代の名前を出してきたのですから、何かしらの意味はあると考えられます。
霊王の強さ
霊王は未来を見通す能力を持ち、死神・滅却師・完現術者の3つの能力を持っているとされています。
虚から人を守り、更には世界のために生贄にされてしまうほどなので実力はあると思われます。しかし、力が宿っていた両手足は切断されてしまっているので、現在はかなり弱っているでしょう。
ユーハバッハに攻め込まれた時にもほとんど抵抗することなく殺されてしまっていました。戦闘シーンが一切登場したかったので、霊王がどのくらいの強さなのかは不明のままです。
霊王の代わり
零番隊の兵主部一兵衛は千年血戦篇で、ユーハバッハと戦い敗れたら一護を霊王の代わりにしようと考えていました。兵主部は霊王が今の状態になる前から親友で一番理解していた人物です。
一護がユーハバッハに負けることを前提に戦いに向かわせますが、予想に反しユーハバッハが敗れることになったため、彼の亡骸を霊王とすることで世界の均衡を保つようにしました。この時にユーハバッハは霊王を殺害し力を取り込んでいたので、楔とするには十分だったでしょう。
兵主部が一護を代わりにしようとしていたことは酷い事のように感じますが、親友を解放させてあげたいということと、一護が霊王になった場合もサポートできる体制を考えていたなど悪い部分だけではないと言えます。
霊王のアニメ登場はいつ?
原作でも多くの謎を残している霊王ですが、アニメではいつ頃登場するのか気になります。
現在放送中のアニメでは、山本元柳斎重國とユーハバッハが戦闘中です。零番隊や霊王に焦点が当たるのはその後になりので、登場はもう少しあとになるでしょう。
霊王が登場する前に2クール目で一護が過去を知るために現世に戻るところや死神たちと星十字騎士団との戦いが入っているので、アニメの3クール目になると思われます。
原作ではあまり出番が多くなかった霊王がどのように登場するのか気になります。
まとめ
謎の多い霊王について紹介してきました。ブリーチの小説版では霊王について詳しく書かれていましたが、まだ強さなど不明な点も多くあります。
千年血戦篇では霊王に続き零番隊も登場してくるので、さらに盛り上がりそうですね。