ジョジョの奇妙な冒険第6部は大人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の第6部とそれを元にしたアニメ作品で同作品群の中ではラストシーンについて賛否が分かれる作品となっています。
今回は『ジョジョの奇妙な冒険第6部』からラストシーンの解説とラストについての賛否や一巡後の世界とパラレルワールドの違いなどを紹介していきたいと思います。
ジョジョ6部最後ラストを解説
ジョジョ6部と言えば賛否両論あり何が起こったのか良く解らないと言われるラストですが、ここでは最終回で何が発生したのかを解説していきたいと思います。
最終回で何が起こったのかを解説するにあたり、まず必須なのはプッチ神父のスタンドであるメイド・イン・ヘブンで、このスタンドは時間を無限に加速させる事ができ、その能力を前にエンポリを以外の承太郎も含めた仲間達は全員倒れました。
しかし、全員が協力してエンポリを逃がした事でエンポリをは無限に加速された時間のその先へと到達します。エンポリオが到達した時のその先とは時間が無限に加速しきった結果、世界が一巡し生まれた新たなる世界だったのです。
そして、この世界にプッチ神父と共に到達したエンポリオはプッチ神父の弟であるウェザーリポートのスタンドを用いてプッチ神父を撃破するのですが、この時世界はまだプッチ神父の望む通りに固定されていく途中でプッチ神父が倒れてしまった為、世界はプッチ神父の望む世界の到達する前の未完成な『パラレルワールド』として誕生してしまうのです。
そして、このパラレルワールドでは名前も違うし、前世の記憶も無いがエンポリオと共に戦って来た仲間達は生存しており、エンポリオはその事に感激して涙したところで物語は終幕を迎えます。
つまり、ここまでの話をまとめるとプッチ神父は自分の望む世界を作る為に時間を加速させて時間が一巡した世界を作り出すが、エンポリをに途中で撃破された為に未完成なパラレルワールドが生まれてしまい、その世界では徐倫達も前世の記憶は持っていないが生存しているとなります。
ジョジョ6部最後ラストがひどい・悲しいの声
前項にてエンポリオが投げだされた世界はプッチ神父を撃破してしまった事で完成したパラレルワールドだったと言う事を解説しました。
見方によってはこれはこれで有りなのでは?とされる一方いや、この終わり方は無いよ。なんか悲しいなどの意見も見られますが、それは何故なのかと言うと確かにラストは徐倫たちは前世の記憶や名前を引き継いではいないとは言え一応生存はしています。
しかし、つまるところそれは1部から続いて来たジョースター一族の冒険はここで終わりを迎えるという事であり、同時に今まで続いて来たジョースター家の血統が途絶えてしまい今後ジョースター家の人間が物語に新規の主人公として登場しない可能性すら出てくると言う事です。
ですが、この漫画のタイトルはジョジョの『奇妙な冒険』であり、エンポリオはジョースター家に助けられてその想いを受け継いでいるので、これからも奇妙な冒険が続いていくのでそれはそれでありなのでは無いかと思います。
ラストの雨はFFを表している?
ジョジョ第6部のラストシーンに登場する雨についてFFを現しているのでは無いかと言う説をSNSで見かける事があるのですが、実際に調べて見たところそういった記述はないので、全ては作者の荒木先生の胸の内と言う事で真相のほどは不明です。
しかし、漫画のラストカットで徐倫達と共にFFも描かれているのでこの雨は実はFFを現している可能性は十分あるのでは無いかと思われますし、FFを現しているとすればファンの皆さんとして凄く胸が熱くなるのでは無いかと思います。
一巡後の世界とその後のパラレルワールドの違い
ジョジョ第6部のラストには一巡後の世界やパラレルワールドなどと言う言葉が出てきますが、これらの違いは一体何なのか?本項では違いについて調べた事を解説していきます。
まず、一巡後の世界ですがこれは読んで字のごとく『プッチ神父のスタンド能力で世界が無限に加速し、時間が一巡した世界』で、この世界に生きる人々はみんなが未来に自分の身に起きる事を予知できるが、その運命は覆せず運命を変えられるのはプッチ神父ただ一人と言う世界です。
次にパラレルワールドですが、これは時間が一巡している最中にエンポリオがプッチ神父を倒してしまった為にプッチ神父が描いた世界が完成せずに成立した世界です。この世界は過去のジョジョシリーズで起きた事が全く存在しない世界なので、ジョースター家なども存在せずに前世の記憶をもっているのはここに投げ出されたエンポリオただ一人という世界です。
ただし、記憶もなく名前も違いますが徐倫達エンポリオと戦って来た仲間は皆この世界では生きているので、今後このパラレルワールで展開される7部以降の物語りでは名前も違い記憶もない承太郎たちも登場する可能性があるかもしれませんね。
まとめ
今回は『ジョジョの奇妙な冒険第6部』のラストなどの解説をしてきました。
第6部のラストは文字通り賛否両論ある終わり方をしますが、7部を始めるに辺り今まで物語をある程度継承しつつゼロから物語を始めるのは面白い試みだと思います。
ですが、ジョースター家のファンなどは終わり方に不満があると言う意見が多く見られるので、第6部の終わり方については今後も議論されていく事になるでしょう。