2012年からアニメ1期が放送され、その後もアニメ放送や劇場版など勢いが衰えない『PSYCHO-PASS サイコパス』。
今回は、ミリシア・ストロンスカヤの正体や声優、ストロンスカヤ文書について考察していきたいと思います。
ミリシア・ストロンスカヤの声優は津田匠子
ミリシア・ストロンスカヤの声は声優の津田匠子さんが担当します。賢プロダクション所属で、1999年から活躍しています。
デビュー作は『星界の紋章』で、そこから数多くの作品に出演し、日本のアニメを支えてきました。主な作品として、『鋼の錬金術師』のイズミ・カーティス、『アイカツ!』の浅倉美和、『SPY×FAMILY』のマーサなどが挙げられます。
津田匠子さんは声優としてだけではなく、舞台女優としても活躍していて、舞台やテレビドラマなどでもその姿を見ることができます。
津田匠子さんの芯のある声は、ミリシア・ストロンスカヤにぴったりですよね。
ミリシア・ストロンスカヤの正体は舞子の母親?
ミリシア・ストロンスカヤの正体とはいったい何なのでしょうか?ミリシア・ストロンスカヤは、世界的な行動経済学者、統計学者です。
『劇場版PSYCHO-PASS サイコパスPROVIDENCE』の舞台は2118年。主人公である常守朱(つねもりあかね)は公安局総括監視官の仕事で会議に出席します。
その会議に出席するはずだった、ミリシア・ストロンスカヤ博士の遺体が、外国船舶で発見されるところから始まります。
その背景には何があったのか、ミリシア・ストロンスカヤ博士が研究していた『ストロンスカヤ文書』とは何なのかが鍵になってきます。
そして名前の通り、映画内では言及もされていましたが、3期のイグナトフの妻である舞子・マイヤ・ストロンスカヤの母親でした。
ミリシア・ストロンスカヤのストロンスカヤ文書
『ストロンスカヤ文書』とはミリシア・ストロンスカヤ博士が研究していた文書で、シュミレーション基礎理論に関する文書です。
『サイコパス』の世界は「シビュラシステム」というシステムで人の心理状態などを数値化し、犯罪係数の高い人を裁くことで理想的な社会を作りあげています。
この世界の中では「シビュラシステム」が非常に信頼され、たとえ罪を犯していなくても数値だけで逮捕することができるのです。
シュミレーションシステムがかなり重要で、『ストロンスカヤ文書』は『サイコパス』の世界の基盤であるということができます。
そして映画内では、ストロンスカヤ文書は、シビュラが世界に与える影響を予測できるもので、紛争係数を図れるものだとか。ピースブレイカーがそれを入手しようとしており、ピースブレイカーの隊長である砺波はそれを使って紛争をさらに引き起こそうとしていました。
PROVIDENCEはストロンスカヤ文書を巡った戦い?
『PSYCHO-PASS サイコパス』の10周年プロジェクトとして作られた、最新映画である『PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE』。
今回の映画では『ストロンスカヤ文書』が鍵を握ることになります。『ストロンスカヤ文書』を狙っているのは「ピースブレイカー」です。
「ピースブレイカー」というのは映画『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3 恩讐の彼方に』やアニメ3期などで登場しています。
武器の密輸組織であり、外務省の花城フレデリカが追っていました。その後のアニメ3期ではピースブレイカーの生き残りである「パスファインダー」も出てきます。
そして、映画では、このストロンスカヤ文書を狙ってピースブレイカーと公安+外務省行動課が戦うこととなります。最終的には、常守が自分のドミネーターにストロンスカヤ文書を入れ込んでおり、砺波がシビュラとは別物として扱っていた医療用AIを書き換えたものにドミネーターと接触させます。
その結果、AIはシビュラに統合され、シビュラの一部となり、砺波の計画は頓挫します。
まとめ
今回は『PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE』に登場する『ストロンスカヤ文書』から映画内の事件について考えていきました。
今回の映画では『ストロンスカヤ文書』はもちろん、狡噛慎也と常守朱の立ち回りなど気になる内容盛りだくさんですね。