2023年5月12日から「劇場版サイコパスPROVIDENCE」が公開されました。
今回はその中のキャラクターの一人である甲斐ミハイロフのことで、正体が炯イグナトフ兄だったことやピースブレイカーの隊員であることについて書いていきます。
甲斐ミハイロフの正体は炯イグナトフ兄の煇?
キービジュアルでは煇・ワシリー・イグナトフらしき人物が描かれていることと、声優が同じなことから二人は関係があるのではと言われていましたが、作中で同一人物だということが分かりました。名前からしてもしかしたら兄弟なのかと予想していた人も多かったと思います。
作中では煇は弟の炯のためのボロボロになりながらも任務をしていて、炯は妻のために危険を顧みずに飛び込んでいくところはやはり兄弟だなと思いました。
甲斐ミハイロフの声優が煇・ワシリー・イグナトフと同じ加瀬康之
甲斐ミハイロフと煇・ワシリー・イグナトフの声優は加瀬康之さんと同じです。ファンの間では時間軸的に煇は出てくるはずなのに、キャラクター一覧に名前がないことを不思議に思う声がありました。
作中で甲斐は自分は「輝・ワシリー・イグナトフ」だと名乗るシーンがあります。そこで甲斐=煇だということが明らかとなり、声優が同じな理由もわかりました。
煇は身体を乗っ取られてしまうけれど、自分を取り戻し戦っていました。最終的には弟を頼むと言い潔く死ぬところはかっこいいなと思いました。
甲斐ミハイロフはピースブレイカー
公式サイトを見ると甲斐ミハイロフはピースブレイカーの隊員となっています。ピースブレイカーの正式名称は「外務省海外調査部現地調査隊」です。
作中で甲斐は狡嚙と交戦するシーンがありますが、狡噛のことを殺さずに去っていきました。その後、阿蘇にあるピースブレイカーのアジトで再び狡噛と宜野座の前に甲斐が矢吹を連れて姿を現しました。そこで自分が矢吹と篤志の命令で潜入していた潜入捜査官の煇・ワシリー・イグナトフであると明かします。
そして煇は頭に「ディバイダー」と呼ばれるマイクロチップを埋め込まれていて、それを遠隔操作され身体の自由を奪われてしまいます。ですが、抵抗し自分自身を銃で撃ち篤志にとどめを頼み死亡してしまいます。
甲斐ミハイロフとストロンスカヤ文書の関係
「ストロンスカヤ文書」はミリシア・ストロンスカヤ博士が研究していました。今回の事件はこれをピースブレイカーを狙ったことで引き起こされました。
煇は自分が潜入捜査官だと明かした時に、砺波が「紛争係数」を正確に予測できるストロンスカヤ文書を使い、紛争を広げていこうとしていることも伝えます。そして、ストロンスカヤ文書のデータを守るためにミリシアを殺したとも語りました。
データ自体は煇の頭に埋め込まれたマイクロチップに入っていて、砺波はもう一つ脳内に埋め込まれているディバイダーで煇の身体を乗っ取りデータを奪う計画でした。
まとめ
甲斐ミハイロフについて書いてきました。もう少し掘り下げがあってもいいかなと感じたので、いつかスピンオフも作って欲しいなと思います。
個人的には甲斐が自分を撃った時にちょうど花火が打ちあがったシーンが印象に残りました。ストーリーも3期への繋がりを綺麗にまとめていたなと思います。