223話ではうとう五条vs宿儺の戦いが始まりました。不意打ちの後に宿儺を挑発したりと五条らしさもしっかりとありましたね。そして200%の虚式「茈」を放ったりと見どころも多くある回でした。
そこで今回は虚式「茈」を放つときの九網(くこう)、偏光(へんこう)、烏(からす)と声明(しょうみょう)、表裏の間の意味について書いていきます。
223話で五条悟が200%虚式茈
223話で五条は宿儺に手順を省略せず200%の虚式「茈」で先制攻撃をしかけました。
普段使用する時は呪詞を省略していますが、今回は手順を省略をせずにしていましたね。奇襲とはいえ五条のことなので何か策があってやったと思うのでまだ出していない技とかもありそうです。
一度、虚式「茈」を使ってしまっているので宿儺の魔虚羅相手に通用するのかも気になるところです。
200%の虚式茈を出せた理由は?
- 歌姫の術式「単独禁区」で呪力の増幅
- 五条も虚式「茈」手順を省略していなかった
200%になるのに歌姫の術式「単独禁区」で受けた呪力の増幅は大きな効果だと思います。その上で詠唱を省略せずにしただけで宿儺に右腕を破壊するほどの威力になるのはさすがですね。
更に五条は宿儺に対して「挑戦者」と言っているので、もっと威力があがるのではと期待が出てきます。どちらも最強の五条と宿儺の戦いはどんな展開を見せてくれるのか注目していきたいですね。
五条の詠唱『九網』『偏光』『烏と声明』『表裏の間』
『九網(くこう)』の意味
九網
九:「苦」を連想させ、好まれない場合も多い。一方で究極を極めて、最高という意味を持つ数字でもある
網:多くのものが複雑に結びついた状態で網(もう)とも言う
虚式「茈」は「蒼」と「赫」を合わせた複合術式です。威力も規格外で回避不可能ともいわれるほど。
それぞれの文字が持つ意味を考えると、別々の術式を掛け合わせて発動するから最初に「九網」がきているのかもしれません。
『偏光(へんこう)』の意味
偏光
偏光:振動方向が規則的な光。
虚式「茈」では見れなくて触れられない「重さ」だけが飛んできます。偏光も一般的には人の目では認識できないものとされているので、その部分とかけているのだろうと思います。
『烏(からす)と声明(しょうみょう)』の意味
烏(からす)と声明(しょうみょう)
烏(からす):古来から吉兆を示す鳥として、神の使いと言われている
声明(しょうみょう):仏の徳や慈悲を讃えた内容のもの。日本では「梵唄(ぼんばい)」と言います。
声明は呪術を使う時の呪詞にあたるものだと考えられます。普段は詠唱なしの場合は引き算となり威力が徐々に下がっていくかと思うので、詠唱ありで本来の100%になるのでしょう。
『表裏(ひょうり)の間(はざま)』の意味
表裏(ひょうり)の間(はざま)
表裏(ひょうり):物の表面と裏面。外面と内実とで違いがあること
間(はざま):物事と物事のあいだ。
表裏は術式順転「蒼(あお)」が物体を引き寄せる、術式反転「赫(あか)」が対象をどんどんと離れさせるものなので、表裏はこの二つを指しているのではと思います。
そして間(はざま)は二つを衝突させて作り上げる虚式「茈」のことだろうと予想します。
200%虚式茈で宿儺の片腕しか持っていけなかったのやばい?
五条は織姫が術式により呪力を増幅させ200%の虚式茈で宿儺に奇襲をかけます。五条の居場所については察知していた宿儺ですが、伊地知の結界によりどんな攻撃が見抜けず右腕を破壊されました。
五条自身もこの一撃で仕留めることはできないと分かっていた様子なので、なんの為の奇襲だったのか気になりますね。宿儺も反転術式を使えるので右腕はすぐ治癒すると思います。しかし、反転術式は使うのに消費する呪力も膨大なので、決定的なダメージではないけれど少しずつ削っているのだろうとも考えられます。
まとめ
とうとう始まった五条と宿儺の決戦。最初は五条が奇襲をしかける形となりましたが、戦いとしては両者とも譲らないと思うのでハラハラする展開が続きそうですね。
個人的に五条には生きてて欲しいので、過去に五条家当主が死亡することになった魔虚羅に対する対策も何かしらあったらいいなとも思います。