7月からアニメ2期の放送が決定されている呪術廻戦では、「懐玉・玉折編」が含まれることも決定されています。
原作の懐玉・玉折編は、五条の過去であり、伏黒恵の父親であるパパ黒こと伏黒甚爾が登場しました。
伏黒甚爾は呪力がないにもかかわらず、強靭な身体能力と重い武器を使いこなし、呪術師にも負けない圧倒的な強さを兼ね備えています。そんな強者な伏黒甚爾がアニメ2期に登場することになるそうです。
そこで、今回は伏黒甚爾の死、強さ、妻などについて調べてまとめてみました。
伏黒甚爾の死亡何話何巻？
伏黒甚爾は原作の中で二度、死を迎えています。
一度目は、9巻75話で覚醒した五条に倒されました。
伏黒の暗殺依頼と五条の護衛任務の対象が同一人物であり、戦わざる得ない状況になります。その時、一度は五条を倒し、対象の暗殺にも成功しました。しかし、覚醒した五条との再決闘で亡くなります。
伏黒は自らの死因は自尊心を捨てきれなかったことだと語っていました。過去に禪院家で虐げられた結果、自尊心を捨てたはずが、目の前の最強の呪術師・五条を倒すことで自らを肯定しようと応戦し、負けてしまったという事です。
そして、二度目の死は13巻113話で自害した時です。
オガミ婆の「降霊術」により復活し、恵を含めた四人が敵と戦闘をしているところに乱入しました。敵を瞬殺した伏黒は、強者を求めて殺戮対象を恵に切り替えます。
しかし、恵との戦闘の最中、生前の記憶を取り戻し、恵が自分の息子であることに気付き攻撃を止めました。そして、恵が忌々しい禪院家ではなく、母方の伏黒の名を背負って生きてきたことに「よかったな」と残し自害します。
常に人の心のない殺戮マシーンのような人物でしたが、いずれの死に際も家族を想う人間らしい部分が垣間見えて、切なくなりましたね。
伏黒甚爾の強さ
伏黒甚爾は、呪力がないのに身体能力だけで、青年だった五条と互角かそれ以上の強さで戦闘を繰り広げれるくらい強いです。190㎝に近い身長と、天与呪縛により得たフィジカルギフテッドで、重たい武器でも難なく使いこなします。
初めから何かを失ったことで、別の強大な力を得ることを天与呪縛というそうです。伏黒の場合は、呪力が皆無な代わりに、異次元な身体能力・フィジカルギフテッドを得ました。
伏黒とは逆のような形で、メカ丸は肉体の自由がない代わりに強力な呪力、禪院真希は伏黒と同じで呪力の代わりにフィジカルギフテッドを得ています。
さらに、伏黒は五感により呪霊を感知することが出来、これは同じフィジカルギフテッドを持つ禪院真希にはできません。
呪力がないことで、領域展開で閉じ込めることが出来ません。ですので、伏黒は呪術師と違い、領域に対して絶対的優位性を持っています。
また、伏黒は作中で唯一、五条に勝ったことがある人物ですので、かなりの強者です。死なずに生きていたら、もっと強くなっていたでしょう。
伏黒甚爾の妻嫁
伏黒には、過去に恵の母だった人物が妻としていました。
伏黒甚爾の旧名は禪院甚爾であり、虐げられたストレスから禪院家を出ていきます。その後、伏黒家である奥さんに婿入りし、伏黒甚爾と名乗るようになりました。
しかし、悲しいことに伏黒の奥さんは、恵を生んだ後にすぐ亡くなってしまったそうです。
伏黒の奥さんは、禪院家での扱いでぐれていた伏黒を丸くさせてしまうぐらい、伏黒にとってかなり大切な人だったのではないかと思われます。
実際に、奥さんが亡くなった後は、五条が引くレベルのろくでなしになってしまい、女の人のもとを転々とするようになりました。
恵のことを売ろうとも考えていましたが、死に際に回想で奥さんと恵の事を思い出します。それぐらい、伏黒の中での奥さんの存在は大きかったのでしょう。
もし、奥さんが生きていたら、伏黒はまっとうに生きていたかもしれませんし、恵は幼くして両親を亡くすこともなかったでしょう。
伏黒甚爾の筋肉
伏黒は呪力がない代わりに、天与呪縛で強靭な身体能力・フィジカルギフテッドを得ました。それだけでもかなり筋肉がついているでしょう。
たとえフィジカルギフテッドがなかったとしても作中の描写や、190㎝近くある身長を見ると相当な筋肉を持っていると思われます。
実際に、五条や恵と違い、かなりがっしりした身体が作中では描かれていました。
呪力がない代わりに力をつけるために、フィジカルギフテッドとは別に密かに相当な鍛錬をしたのではないかでしょうか。
伏黒甚爾の漢字・読み方
伏黒甚爾の読み名は「ふしぐろ とうじ」と読みます。
甚だしいとは、普通の程度をはるかに超えている様子を表現しています。程度が激しい、非常であるとも言われています。
あまり良い意味では使われず、災害や犯罪の被害など、普通よりはるかに望ましくない状態を示すこともあるそうです。
爾（しか・じ）は、先に述べたことを受け、その状態を指す・肯定するような意味です。他には、そのとおり、さように、などの意味があります。
つまり、甚と爾を合わせることで、普通の限度を超えていることを肯定するような意味になると思います。
なので、伏黒が甚だしく強いという事を名前で表現されているのでしょう。
まとめ
殺戮マシーンのように見えて、人間らしいところを忘れずに持っていた伏黒甚爾。
伏黒の強さもそうですが、彼の人間味が垣間見えているところから密かに人気を得ているのかもしれません。
作中では、一度目で五条に負け、二度目に自害をし、亡くなってしまいました。
ですが、今後のアニメではどのような活躍、戦闘シーンを見れるのか楽しみですね。