2020年にアニメがスタートした人気漫画の呪術廻戦は2023年の7月6日にアニメ2期が放送します。2期では壊玉・玉折編と渋谷事変編の放送が決定しています。
今回は呪術廻戦に登場する反転術式について解説していきますね。反転術式とはどんな術で、回復はどこまで直せるのかをわかりやすく解説し、術式反転との違いも教えます。
反転術式とは?
それでは反転術式について解説していきます。反転術式は代表的な回復術であり、負の呪力を掛け合わせて正の呪力を生み出すことができます。
この生み出した正の呪力を使うことで回復術としての効果を得られるわけですね。わかりやすい例えては数学に置ける「(-)×(-)=+」に近いものです。
代表的な回復術なのですが、反転術式にはさまざまな問題があります。まず、途方もない呪力を消費してしまうことです。また、習得自体も極めて困難であり、扱える人物も一握り程度しかいません。
回復も基本的に自分自身を回復するだけでも難しく、他者の回復を行える人物はさらに少なく現在の所、宿儺、乙骨、家入の3人しか確認されていないです。
反転術式は回復だけ?
確かに反転術式は回復術として使われていますが、それは術の一部と言った方が良いですね。ここでは反転術式の回復以外の使い方を紹介します。
反転術式は負の呪力を掛け合わせて正の呪力に生み出す術です。そのためその呪力は正のエネルギーであるため、呪霊などには戦闘用の術式として機能します。
呪霊に対しては弱点である頭部に直接正の呪力を流し込むことで強制的に祓うことが可能なのです。ただし呪力の消費が半端ないので一発逆転の切り札に近い使い方になると思います。
また、他の術式や呪力の攻撃に干渉することで術式の効果を逆転させる「術式反転」という術も存在します。次の見出しでは術式反転について解説していきますね。
反転術式と術式反転との違い
反転術式を習得した者は治療目的に使われる反転術式とは異なる「術式反転」という術も習得できます。術式反転は反転術式で生み出した正の呪力を生得術式に流し込む術です。
術式反転自体も難易度の高い術です。わかりやすくいうと回復以外の目的で使用する反転術式が術式反転と呼ぶといった方が良いですね。
術式反転を流し込まれた術式は元々の性質とは真逆の性質に変化してしまいます。登場人物の「五条悟」の使用する術式順転「蒼」は収束の性質を持ちます。彼は術式反転を使用することで発散させる性質を持つ「赫」に変えています。
他の反転術式使用者もなにかしらの術式反転を使いこなす所があり、見どころの1つだと思いますね。
反転術式を使えるのは誰?
ここでは反転術式を使用者について紹介していきます。
五条悟
五条悟は特級呪術師の1人である現代最強の呪術師ですね。その中でも格別と言われるほどの実力を持っています。
圧倒的な呪力量と、六眼により無駄なく呪力を扱うことが可能であり、極致とされる領域展開を習得していますね。また、術式を抜きにした生身の戦闘能力も高く、隙がありませんね。
彼も反転術式を使うことのできる存在です。ですが、他者に使用することが出来ず、基本的には自分の脳の修復に使用しています。それでも他の呪術と平行して使用するという高度な運用をこなしています。
使用する術式反転は収束の性質を持つ術式順転「蒼」を反転させた術式反転「赫」に変化させることで回避不可能の吹き飛ばし技を使用することが出来ます。
両面宿儺
両面宿儺は本編において最初に反転術式を使用した人物ですね。両面宿儺と呼ばれることは少なく、宿儺と略されています。
最凶最悪の「呪いの王」と称されており、天上天下唯我独尊で己の快、不快で生きる性格です。強者には興味を持つが、弱者を一方的に痛めつけて殺すことに愉悦を感じる存在です。
主人公の虎杖悠仁が両面宿儺の指を取り込んだことで復活しますが、普段は悠仁に抑えられて出てきません。また、強者に対しては一切慢心することはありませんが、逆に言えば弱者に対して慢心しているという意味であり、彼の弱点はある意味弱者であると思いますね。
呪術師として実力は非常に高く、反転術式は他者の治療から欠損部位の再生までこなせるなど高度なものです。
羂索
羂索は他人の体を乗っ取ることができる人物であり、現在は夏油傑の体を操り暗躍しています。また、呪術廻戦における全ての元凶とされてもいます。
体を乗っ取る術式を使うことで千年以上は生きていると思われます。乗っ取った相手の術式を使えるだけでなく、今まで乗っ取った相手の術式も使用することが可能です。
彼も反転術式が使用でき、無くなった腕を再生させるなどのことができることから、かなり高いレベルに到達しています。
過去に乗っ取った虎杖香織の重力術式を術式反転を使用することで、反重力の性質に変えた術式「反重力機構」を生み出してもいます。
まとめ
7月から放送される2期の放送も近いです。新しく始まる「懐玉・玉折編」「渋谷事変編」がアニメとして放送しますね。
この記事をご覧になった方は改めて1期を見直してみるか、原作漫画を読んで2期の予習するとより一層楽しめると思います。