呪術廻戦0で夏油は乙骨との戦いで重傷を負い五条にトドメを刺されます。その時に五条は何かを言いますが口パクになっています。そして夏油の「最期くらい呪いの言葉を吐けよ」に繋がります。
この記事では五条が夏油にかけたセリフについて考察していきます。
呪術廻戦0で夏油傑が死亡
現在本編に登場している夏油傑は本物ではありません。本物の夏油は呪術廻戦0で死亡したシーンが描かれています。
夏油は星漿体事件の後に、単独任務で行った先の村人112名を殺したことで呪詛師となります。そして、盤星教を乗っ取り自分と同じ思想を持つ呪術師を「家族」として集めていきます。
12月24日に東京と京都に1000の呪霊を放つ「百鬼夜行」をすると宣言します。目的は乙骨に憑りついていた里香を手に入れることでした。
何としてでも里香を手に入れようと乙骨と戦う夏油ですが、里香の呪力制御を解除した乙骨に敗れ右腕を無くす重傷を負い逃亡します。しかし、逃げた先でやってきた五条にトドメを刺されて死亡しました。
最後五条が夏油に言った言葉が口パクセリフ
五条にトドメを刺される前に夏油と五条は会話をしています。
五条の「何か言い残すことはあるか」に対し夏油は「非呪術師は嫌い。この世界で心の底から笑えなかった」と言っています。その後に五条は傑と名前を呼び近づくと何かを言います。
このシーンは漫画でもセリフ部分の二行が塗りつぶしされ、劇場版でも時間が10秒くらいだったので長めのセリフでした。この時の夏油の驚いたような表情やその後に言ったセリフから、五条が夏油に伝えたかったことを言ったのだろうと思います。
最後五条が夏油になんて言った?
最後に言ったセリフについては、芥見先生が0巻の中で言っていると公言していました。このことから、この時のセリフとして最有力だと言われているのは「僕の親友だよ、たった1人のね」です。
また、この部分についてノベル版を見てみると「―、―」と表現されています。更に二人の心理描写も漫画より丁寧に描かれていて、前後の様子が想像しやすくなっています。そして該当の部分はセリフの前に五条にとってという文章が書かれていました。
学生時代はお互いに言葉にはしていなかった二人が、最後の最後で「親友」だと伝えたのだろうと思います。五条にとっては呪詛師ではなく、共に笑いあったりして一緒に青春時代を過ごした夏油という思いの方が強かったのかもしれません。
『最期くらい呪いの言葉を吐けよ』から予想
五条から言われた後に一瞬驚いた表情を見せるもすぐに昔に戻ったような笑みを浮かべていました。
この反応を見るからに嬉しくも恥ずかしさを感じるようなことだったと思います。そして「最期くらい呪いの言葉を吐けよ」と言っていますが、前に「僕の親友だよ、たった1人のね」というセリフがきても会話の流れとしては違和感はないでしょう。
作中ではっきりと「僕の親友だよ、たった1人のね」と言っているのは乙骨に学生証を返す時です。また五条は「愛ほど歪んだ呪いはないよ」とも言っているので、わざわざ呪いとなるような事は言わないと思うのでやはり五条の本心から出たセリフだと思います。
まとめ
呪術廻戦0で最後に五条の口パクになっていたセリフについて考察してきました。明言されていないので正解は分かりませんが、「僕の親友だよ、たった1人のね」でほぼ間違いないかと思います。
五条と夏油の過去編は8巻~9巻に収録されているので、そちらを読んでから劇場版を見ると違った視点でも見れてさらに楽しめると思います。