1994年から1999年まで連載され、実写映画も大ヒットを記録した「るろうに剣心」。
今回は「るろうに剣心」の主人公、緋村剣心のモデルとなった人物や年齢に身長、おろの意味に名前の由来も見ていこうと思います。
緋村剣心のモデルは河上彦斎?
緋村剣心のモデルとなった人物は、幕末に活躍した河上彦斎(かわかみげんさい)ではないかと言われています。
河上彦斎は「幕末の四大人斬り」と呼ばれた4人のうちのひとりで、京都を中心に尊王攘夷運動として暗殺事件を繰り返していました。
しかし性格は妻や子供に優しく、普段は温和で礼儀正しい人だったそうです。剣心も、人斬り抜刀斎と呼ばれ暗殺をしていましたし、性格も似ていますよね。
作者の和月伸宏さんも剣心のモデルは「キャラを描く上で『幕末の四大人斬り』を参考にした」と話しているので間違いないと思います。
緋村剣心の年齢身長
次に緋村剣心の年齢と身長について見ていきます。身長は158センチメートルで、作中では小柄という扱いを受けています。
明治時代の平均身長はそもそも低いのですが、モデルとなった河上彦斎も150センチメートルと小柄で女性に間違えられるほどだったようです。
次に年齢ですが、明治11年の初登場の時点で28歳でした。少年ジャンプの主人公にしては、年齢が高いですよね。
薫も幕末の話を聞いて「その顔で30超えてるわけ!?」と驚いていました。生まれた年は1849年で黒船来航や大政奉還など激動の時代を生きていたことが分かります。
緋村剣心のおろの意味
緋村剣心の口癖に「おろ」という言葉があります。これにはどんな意味があるのでしょうか。戦闘のときではなく普段の生活でこの言葉は登場します。
疑問系だったり、驚きの言葉だったりさまざまなシーンで使われます。薫に殴られたときも「おろ〜」と言っていました。
実写映画で剣心を演じた佐藤健さんの「おろ」の演技が自然すぎる、と絶賛されていましたが、佐藤健さんは「あれ?」という感じで演じているそうです。
抜刀斎のころや戦闘のときは言っておらず、剣心のおどけた様子の「おろ」という口癖は、平和で安心できるものですよね。
緋村剣心の名前の由来
緋村剣心の名前の由来について考えていきましょう。「剣心」という名前を名付けたのは、剣心の師である比古清十郎です。
剣心は元々「心太」という名前です。天涯孤独となり人買いに捕まったところを比古に助けられます。比古は、十三代目飛天御剣流の継承者で、剣心にその継承者としての素質を見出して引き取ることになります。その際に名前が「剣心」になりました。
「心太」という名前は剣客には優しすぎるという理由でした。剣客に相応しい名前ということで「剣」と、元々の名前にもあった「心」という漢字を使って「剣心」となったのでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は剣心のモデルや身長、口癖に名前の由来まで見ていきました。
2023年にリメイク作品の放送が始まり、新しく「るろうに剣心」にハマったという人も多いのではないでしょうか。続きを楽しみにしていきましょう。