「はめつのおうこく」では物語が進むにつれ、ヒロイン・ドロカと瓜二つで、謎が多き王妃ドロテーア・グレーテが注目されています。
Yoruhashi先生の前作「剣の王国」のヒロインと同姓同名であることから、「剣の王国」から来たのではないかと気になっている方も多いです。
そこで、今回はドロテーアの正体、前作「剣の王国」とのつながり、「はめつおうこく」に来た目的等を調べてみました。
はめつのおうこくアンドロメダの正体は剣の王国の魔女ドロテーア
はめつのおうこく小冊子がきた〜!!!
— みそ (@tukamarutm) January 12, 2021
(読む前)たのしみ!表紙のドロテーアかわいいなあ
(読んだ後)いや情緒どうするよ#はめつのおうこく pic.twitter.com/IdHmUpq3XM
「はめつおうこく」で新女王として君臨したアンドロメダことドロテーアは、「剣の王国」の魔女ドロテーアかもしれないと言われています。
物語序盤ではリディア帝国の王妃・アンドロメダとして顔にベールをかけ、素顔を隠していました。しかし、3巻16話でベールがはがし、露わにした姿が「剣の王国」のヒロイン・ドロテーアと瓜二つの人物だったのです。
その後、「はめつのおうこく」のヒロイン・ドロカと容姿、声、魔法と共通点多く、二人は同一人物なのではと注目されていました。しかし、物語が進む中、ドロカと同一人物ではなく、「剣の王国」のヒロイン・ドロテーアと同一人物なのではと考察の方向が変わってきています。
ドロテーアは「剣の王国」ではヒロインであり、終盤では4番目の魔女と言われていました。帝国に父親を拉致されたことから、救出のために動き出し、その際に出会ったアルフレドと行動を共にします。最後には敵だと思っていた魔女が自身の母親であり、そんな母親にアルフレドの首を取られるなど、散々な終わり方を迎えました。
考察によると、「剣の王国」の物語の後にドロテーアは多重奏宇宙(アンサンブルバース)を通して「はめつおうこく」の世界にアルフレドの首を求めてやって来たと考えられています。
また、yoruhashi先生の投稿によっても3巻で「剣の王国」と「はめつおうこく」が合流することが明かされていました。3巻で登場した「剣の王国」に繋がる要素と言えば、ドロテーア・グレーテですので、アンドロメダの正体が「剣の王国」の魔女・ドロテーアである説はかなり濃厚になってきています。
はめつの王国と剣の王国の繋がり
Yoruhashi先生の前作「剣の王国」と「はめつおうこく」に繋がりがあることは、先生自身の投稿から感じられていました。先生の投稿には3巻で2作品が合流すると投稿されていたそうです。
そしてついに、3巻16話で「剣の王国」の魔女ドロテーアと「はめつおうこく」の王妃アンドロメダが繋がりました。
初めは顔を隠していたアンドロメダでしたが、ベールを脱ぐと「剣の王国」のドロテーアと瓜二つです。そして、自身の名前をドロテーアと改め帝国の新女帝として君臨します。
他にも同じ魔法(愛の魔法・束縛)を使う事や、「剣の王国」にも登場した白兎とよく似た部下を従わせていたり、2作のドロテーアとが同一人物だと思わせる繋がりも数々ありました。
また、ドロテーアは「剣の王国」の主人公アルフレドの復活という目的を持って「はめつおうこく」に来ている説もありますので、続編とまでは言えませんが二つの作品がドロテーア・グレーテで繋がっている事は事実に近いかもしれません。
ドロテーアの目的はアルフレドの復活?
ついに⑦巻。読者さまに支えられてここまでこれました! pic.twitter.com/N9OAUYWJ1p
— yoruhashi (@yoruhashi) September 9, 2022
ドロテーアが「はめつおうこく」の世界線に来た目的にあげられているのが、アルフレドの復活です。
アルフレドは「剣の王国」の主人公であり、ドロテーアと共に行動をしていました。「はめつおうこく」でのドロカから見たアドニスと同じ立ち位置の青年です。
アルフレドの最期は、一番目の魔女に首を取られ、一番目の魔女の最愛の人物の復活に用いられました。その後、一番目の魔女は最愛の人と自身の世界線に帰っていったと言われていました。
この最後から、ドロテーアが「はめつおうこく」の世界線に来たのも、一番目の魔女と同じ目的、同じ道を辿っているのではと考えられています。実際に3巻16話では、アドニスによく似た青年の写真が多く飾られた壁を背に「あの人を取り戻すために」と発言していました。
ですので、ドロテーアが「はめつおうこく」の世界線に来たのでしたら目的は、アルフレドを復活させる事だと思われます。
剣の王国アルフレドの首がどこかにあり探している
アルフレドを復活させるためには、代わりの首が必要となってきます。これは「剣の王国」で一番目の魔女が、最愛の人を復活させる際に、アルフレドの首を使った事と同じ方法です。
そんなアルフレドの首ですが、「はめつおうこく」の物語の中では多くの生首の上に共にアルフレドの首が転がっている描写がありました。(21話)
ドロテーアがアルフレドの復活の為に代わりとのなる首、即ちアドニスの首に執着しているという事は、ドロテーアはどこかにアルフレドの首があることを知らないかもしれません。それでも、アドニスを追い、首を求めているので、アルフレドの首を探し求めているのは確かだと思われます。
まとめ
最愛の人を復活させるために、別世界の首を求めて、また別の人の首が取られるというループは軽くホラーですね。
ですが、明確に発表はされていなくとも、「剣の王国」と「はめつおうこく」がドロテーアで繋がっているという事は、個人的に物語としてもすごく面白いと思います。
現段階はまだ、ドロテーアとアドニスの接触がありませんが、二人が対面した時にどんなことが起こるのか、ドロテーアは「剣の王国」の女王と同じ道をたどるのか気になるところばかりです。これからの展開が楽しみですね。