2018年の本屋大賞を受賞した辻村深月さんの『かがみの孤城』。2022年には映画化もされました。
今回はアキの学校にいけない理由や父親義父のこと、声優の吉柳咲良に本名、喜多嶋先生であることなどを見ていこうと思います。
アキが学校にいけない理由
かがみの孤城のアキが大変に素晴らしいポニテだったんですが、そういう思いを持ってると向こう側から殴ってくる作品でもあり。 pic.twitter.com/dwHIKre17U
— 夜想亭@C103 (土)東ユ54a (@yasoutei) February 2, 2023
まずはアキが学校にいけない理由から見ていきましょう。アキはコミュニケーション能力が高く、初対面のときも率先して自己紹介をしていました。
そんな何も問題のなさそうに見えるアキが学校に行っていないことに、こころも違和感を覚えていました。アキが学校に行けなくなった理由は、部活動でした。
アキはバレー部に所属していましたが、人より実力もあったアキはできていない人に対して指導を行なっていたのです。その際にきつい言葉をかけることもありました。
アキ一人でやっていたわけではありませんが、気が付けばバレー部の空気が悪いのもいじめをしているのもアキひとりの責任になってしまいました。バレー部に居場所がなくなったアキは学校に行かなくなります。
アキは父親義父に性的暴行されそうになる
バレー部の状況以上にアキは深刻な問題を現在進行形で抱えていました。義理の父親に性的暴行を受けていたのです。
みんなが同じ学校に通っていることが判明した日もアキは性的暴行されそうになっていました。父親がいるときはいつもクローゼットに隠れていたアキですが、祖母のお葬式だったため鉢合わせてしまったのです。
オオカミさまの助けもあってアキはお城に逃げ込みます。お城のメンバーの中でお姉さん的存在だったアキですが、まだ中学3年生です。
そのような家庭環境や学校、付き合っていた恋人との別れなど、どこにも居場所がないと思ってしまったため最終的にアキにお城のルールを破らせるという結果になったのです。
アキの声優は声優吉柳咲良で本名は井上晶子
かがみの孤城の試写会当選したああああああああ(т-т)♡!
— ゆう。 (@msr0612rs) November 30, 2022
年内咲良ちゃんに会える(т-т)♡
幸せすぎる🥺💚💚💚💚💚
いち早く映画も見れて咲良ちゃんに会えるの楽しみすぎる😁❤️❤️❤️❤️#かがみの孤城#吉柳咲良#アキ#咲良ちゃん応援隊#オオカミさま pic.twitter.com/d6VwRaKk2l
アキの声を担当しているのは、吉柳咲良さんです。2017年のミュージカルでデビューした女優さんで、声優の仕事の他にテレビドラマや映画にも出演しています。
声優としての活躍は、2019年に公開されたアニメ映画、『天気の子』が挙げられます。ヒロインの弟である天野凪役で出演しました。事務所はホリプロで、19歳の吉柳咲良さん。これからの活躍にも期待していきたいですね。
また、アキの本名は井上晶子といいます。アキが率先して自己紹介をして「アキ」としか言わなかったので、お城のメンバーは長い間お互いの本名を知りませんでした。
お城の最後の日に名前を教えることになり、初めてお互いのフルネームを知ります。アキは親が再婚し苗字が変わったため、最初の頃は新しい苗字を言いたくなかったのだと告白しました。
アキは喜多嶋先生になる
アキは成長して、こころを支え続けてくれた喜多嶋先生になります。「こころの教室」というフリースクールの先生で、学校に通えない子どもに寄り添ってくれていました。
こころは行こうと思っていた教室に朝お腹が痛くなり行けなくなってしまいますが、喜多嶋先生の「絶対にこころちゃんのせいじゃないです。」という言葉に救われます。こころが毎日闘っていることを認めてくれた喜多嶋先生のおかげでこころは少しずつ前を向けるようになるのです。
こころだけではなく、ウレシノやマサムネ、フウカにも喜多嶋先生として関わりを持っていました。「未来で待ってる」と言われ、みんなに助けてもらったアキが今後はみんなを助ける立場になり、導いてくれたのです。
お城の最終日、オオカミさまはみんなの記憶を消しますが、喜多嶋先生はこころに会ったとき何かを感じているようでした。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は『かがみの孤城』のアキについて見ていきました。
こころの「過去」に生きていたアキ。多くの困難を乗り越えて助けてもらって大人になったアキが、今度は助ける側になってくれたこと、素晴らしい伏線でしたね。