かがみの孤城7人の共通点名前に7匹の子ヤギの鍵探し見つけた理由ネタバレ!

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「かがみの孤城」は不登校の少年少女がそれぞれの前へ進む物語です。数々の賞を受賞し、劇場アニメ化したことで、さらに注目を浴びました。

そんな「かがみの孤城」は7人の少年少女たちを中心に描かれています。

そこで今回は、7人の名前、共通点、そして7匹の子ヤギとの関連について調べてみました。





目次

7人の名前

「かがみの孤城」には7人の子供たちが登場します。彼らの性別、年齢はバラバラですので、彼らのプロフィールを簡単にまとめてみました。

名前年齢かがみの孤城での滞在時期補足
安西こころ13歳
中学1年生
2006年主人公であり、小説では彼女の視点から描かれています。
おとなしい性格の子でしたが、クラスメイトからの理不尽ないじめにより不登校に。
長谷川風歌:フウカ14歳
中学2年生
2020年優しい性格だが、ピアノ命な女の子
小学生の頃から、学校を休みがちでした。ピアノの先生からの言葉で、フウカのピアノ熱はさらに向上し、ピアノ中心の生活に変わっていきました。そのため、学校を休んでまでレッスンに行ったり、怪我防止の為に体育は不参加だったりと、地道に学校では浮いた存在となり、より学校に行かなくなりました。
井上晶子:アキコ(アキ)15歳
中学3年生
1992年お姉さんのようなしっかり者ですが、思った事を躊躇なく言ってしまうため、部活(バレーボール部)でのチームメイトに対する指導がトラブルへと繋がり、結果的に不登校に。
そして、抱えきれないほどの不幸が重なっている現実に戻りたくなくて、孤城に5時を過ぎても残ってしまいました。
長久昴:スバル15歳
中学3年生
1985年落ち着いた性格の男の子。
母親が出ていき、父親が再婚したため転校しました。しかし、4月から通う事は出来ず、友達もいない事もあり、ずるずると学校を休み続けてしまいました。また、引っ越し先の祖父母との生活も上手くいかず、家庭の事でスバルも兄も不登校に。
政宗青澄:マサムネ14歳
中学2年生
2013年生意気で、口の悪い男の子。
不登校の原因は定かではないが、学校に行かなくてもいいという家庭の方針だそうです。また、自身がついてしまった嘘が、友達を深く傷つけてしまっていたようで、嘘つき認定されたことも後に不登校が続いた原因かもしれません。
嬉野遥:ウレシノ13歳中学1年生2027年ぽっちゃりした男の子、少し惚れやすいところがあります。
彼の気のいい性格が友達に利用されていたことについて父親に怒られ不登校のきっかけに。また学校に行くようになるも、友人関係は自身が利用されることで成り立っていたことに怒り、友達と殴り殴られ、再度不登校になりました。
水守理音:リオン13歳
中学1年生
2006年サッカーが得意、オオカミさまこと水守実生の弟。
不登校とは少し違うが、親の勧めで中学はハワイに留学たことで、他の子たちとは同じ中学校に通えなかった。時差を利用して放課後に孤城に訪れていたそうです。

年代はバラバラですが、一番若いウレシノの2027年での年齢に合わせた場合、”フウカ21歳、マサムネ28歳、リオン・こころ34歳、アキ50歳、スバル57歳”となり、ウレシノとスバルは約44歳離れています。



7人の共通点

かがみの孤城は7人の少年少女たちがメインとして物語が描かれています。概要や、作品の紹介でも7人には共通点があると紹介されてきました。

まずは、少年少女たちが集う理由ともなっている不登校です。不登校の理由はバラバラですが、7人とも学校に行っていませんでした。

そして、7人は同じ雪科第五中学に通うはずでしたが、通えなかった、行けなかった子たちです。

アキが中学の制服のまま鏡の中の城に来たことで、他の6人も同じ中学の生徒だったことが分かりました。しかし、リオンだけはハワイに留学していましたので、同中ではありません。ただ、リオンは留学でなければ、地元の公立中学校(雪科第五中学)に行きたかっただろうとオオカミさまに推測されています。

また、リオンの亡くなった姉・水守実生の病室には雪科第五中学の制服がかけられていました。しかし、実生も同じ中学の生徒になるはずでしたが、制服を着ることなく実生は13歳で亡くなっていますので、7人には含まれていませんが実生も中学校に通えなかった一人だったのです。



7匹の子ヤギとは

7匹の子ヤギはこころが秘密の部屋の鍵を見つけるのにヒントとなった絵本に登場しました

元となった絵本「オオカミと七匹の子ヤギ」では、お留守番をしていた子ヤギたちが母の言いつけを守るも、それを上回るずる賢いオオカミに襲われます。その際、7匹は別々の場所に隠れました

“机の下、ベッドの中、火の点ってないストーブの中、台所の戸棚の中、洋服のタンスの中、洗濯桶の中、そして大きな時計の中”

オオカミは時計の中に隠れている子ヤギ以外は食べて、満腹になります。その後に帰ってきた母ヤギは泣き崩れるも、寝ているオオカミの腹を裂き6匹の子ヤギたちを助けることができました。

かがみの孤城では子供たちが隠れていた場所に「X」と印がありました。次々と「X」を見つけては解放していけば、光の階段が大きな時計まで繋がるになります。

そして、「オオカミと七匹の子ヤギ」同様にオオカミが辿り着けなかった大きな時計がヒントであり、鍵の在りかとなっていました。ですので、7匹の子ヤギというのは絵本「オオカミと七匹の子ヤギ」をモチーフにされた設定だと思われます。



秘密の部屋の鍵探しと見つけた理由

秘密の部屋に入るには鍵が必要であり、部屋には入れたら、どんな願い事も叶えれくれるルールのようなものがかがみの孤城にはあります。

ただ、鍵探しをするのは良いが、城での滞在時間は夕方の5時までというタイムリミットがありました。かがみの孤城は連帯責任付きで、一人でも5時を過ぎてしまった場合、残りの6人もオオカミに食べられるとのことです。

物語では7人の子供たちは鍵探しがてらにお互いの事を少しずつ知っていきました。その最中、7人の一人であるアキが5時を過ぎても城に滞在してしまい、オオカミに食べられたことで、仲間を救うべく、鍵を見つけようとします。

そして、上記にも書きましたが絵本「オオカミと七匹の子ヤギ」がのようにオオカミが見つけられなかった場所こそ鍵のあった場所だったのでした。



まとめ

今回は7人の子供たちにフォーカスしてみました。時代は違えど同じ中学に通うはずだった子たちがパラレルワールドのように集うというファンタジー感は面白いですね。

時代は違ったとしても、子供の抱えている問題には読者、視聴者の中にも彼らに共感してしまう所があったのではないでしょうか。



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