劇場版「名探偵コナン」のシリーズ23作目となる「紺青の拳(フィスト)」では、シリーズで初めてとなる海外が舞台です。リシ・ラマナサンは、舞台となるシンガポールで予備警察官をしていました。
今回は、そんなリシ・ラマナサンの担当声優や糸目の彼が開眼したシーンなどについてご紹介していきます。気になる方はぜひチェックしてみてください。
紺青の拳 犯人はリシ・ラマナサン
リシくん
— コナツ@潜水済🐳 (@conaconatu) April 30, 2020
しっかりと小五郎探してます。
コナンは細かいところまでしっかり描き込まれてあるから大好き pic.twitter.com/pYGipAR814
劇場版「名探偵コナン」のシリーズ23作目となる「紺青の拳(フィスト)」は、シリーズで平成の最後を飾る作品として2019年4月12日に公開されました。興行収入は93億7000万円と、当時のシリーズ最高額を記録した大ヒット作品です。
物語の舞台は日本を飛び出してシンガポールとなっており、このように海外が舞台になるのはシリーズで初めてでした。「紺青の拳」には怪盗キッドと京極真がメインで登場しており、この2人はコミックス82巻収録の「怪盗キッドvs京極真」でも共演しています。
また、空手の達人で「蹴撃の貴公子」とも呼ばれている京極がメインということで迫力満点のアクションシーンや、彼女の鈴木園子との恋模様も描かれました。そんな今作の黒幕が、現地の予備警察官であるリシ・ラマナサンです。
リシ・ラマナサンの開眼
物語の序盤は、29歳ながら童顔のリシが糸目なことも相まってかわいいと言われていました。そんな糸目でいつも穏やかな笑みを絶やさなかった彼が、終盤で自分の犯行が暴かれると大きく目を見開いて事件の真相や動機を語り出します。
リシは海賊たちがタンカーを占拠してシンガポールの街に迫ってくる様子をマリーナ・ベイ・サンズの屋上から眺めていたレオン・ローの前に現れ、憎しみに満ちた目がカッと見開きながら彼に拳銃を向けました。かつての弟子の行動に驚いたレオンは、まさか彼が自分に発砲するとは思わず話しかけます。
ですが、リシはまるで威嚇するように一発拳銃を発砲しました。そして、レオンに「すべてあんたの思惑通りに見えて実は俺が一連の事件を動かしていた」と言って彼に銃口を向けます。
リシ・ラマナサンの声優は梶裕貴で英語はドミニク・アレン
映画で一番好きなリシくんの顔なんだけど分かれ pic.twitter.com/EDAbT6l6ey
— オキニ繋がり謝罪枠 (@Dokusai___) April 17, 2020
リシの声を担当したのは声優の梶裕貴さんです。梶さんは「進撃の巨人」のエレン・イェーガーや「鬼滅の刃」の錆兎、「七つの大罪」のメリオダスなど多くのアニメで人気キャラクターを担当しています。
そのため、キャストが発表された時点でリシが平凡な好青年のままで終わるはずがない、と直感的に思ったファンが多かったようです。このようにキャスが豪華ゆえ犯人バレするケースは、アニメシリーズも含め「名探偵コナン」あるあると言えます。
また、リシが英語で話すときのセリフはアメリカ人声優のドミニク・アレンさんが担当していました。梶さんの声とアレンさんの声がよく似ていたことから、英語のセリフも梶さんが担当していると思われていた方は少なくないでしょう。
リシ・ラマナサンの動機理由は父親が殺されたことの復讐
海洋学者だったリシの父親は5年前、海底遺跡の調査で大きなブルーサファイア「紺青の拳」を積んでいたと言われている沈没船を発見しました。経営コンサルタントで犯罪行動心理学者のレオンは紺青の拳を欲しており、誰よりも先に手に入れようと彼を事故を装って殺害してしまいます。
その事故は彼の正義感を利用したもので、海で溺れていた人を助けようと飛び込んだ彼は通りがかったクルーズ船に轢かれて亡くなりました。父親の死が本当に事故なのかと疑問に感じていたリシは、レオンの弟子になって犯罪行動心理学を学びます。
その後予備警察官になった彼は、独自に父親の事故のことを調べる過程で弁護士の女性・シェリリンから不意にその真相を聞き及びました。彼女の話ですべてレオンが仕組んだ殺人事件だったことだと知ったリシは、父親の無念を晴らすべく彼への復讐を決意します。
まとめ
今回は、劇場版「名探偵コナン紺青の拳」のリシ・ラマナサンについてご紹介してきました。リシは殺害された父親の無念を晴らすべく、レオンへの復讐のために裏で事件を操っていました。
そんなリシは人気声優の梶裕貴さんが声を担当したことから、キャスト発表の段階から彼が犯人ではと思っていたという声も多いです。「名探偵コナン」の劇場版シリーズでは初めての海外となるシンガポールが舞台となっている「紺青の拳」、ぜひリシにも注目しながらチェックしてみてください。