『セクシー田中さん』の作者・芦原妃名子さんとドラマの脚本に関する問題が起こりました。この件について、小説家の三上延さんが言及し、より一層話題になりましたね。
三上さんも過去に同じような問題を経験しており、今回の件に思うことがあって、SNSに投稿したのだと思われます。
今回は、三上さん原作の『ビブリオ古書堂の事件手帖』について、ドラマや映画の改変がひどい話や原作との違い、脚本家などをご紹介していきます。
ビブリア古書堂の事件手帖の三上延さんがセクシー田中さんの件で話題
「セクシー田中さん」報告書「意味ない」と嘆き 「ビブリア古書堂」作者、ドラマ化は同じ脚本家https://t.co/7mYBq1SbRf#セクシー田中さん #日本テレビ #調査 #報告書 #意味ない #芦原妃名子さん #原作者 #ビブリア古書堂の事件手帖 #三上延 #手足が冷たくなるような内容 #脚本家 #相沢友子
— よろず~ニュース (@yorozoonews) June 2, 2024
『ビブリア古書堂の事件手帖』で知られる三上延(みかみ えん)さんが、『セクシー田中さん』の作者・芦原妃名子(あしはら ひなこ)さんが逝去した件について言及したことで、ネットニュースになるなど話題になっています。
三上さんも過去に自身の作品がドラマ化された際に、ドラマ制作側と問題があったようです。そして『セクシー田中さん』の件について日テレが行った調査に関しても「意味がない」と述べていました。
原作者とドラマ制作側で起こった問題に対して、テレビ局だけが調査を行い発表したところで、お互いの意見が表明されるわけではなく、むしろドラマ制作側に寄った表明になってしまうため、意味がないとの意見でした。第三者の独立機関が調査を行うべきであったし、できないならば調査して発表する意味はないのだと主張。
言及に際して「できるだけ感情を排して」書いたとしていますが、自身も経験した、どうしても意見を聞いてもらえないという立場には憤る感情があったように思えます。
ビブリア古書堂の事件手帖のドラマがひどい改変?映画は好評?
続いて『ビブリア古書堂の事件手帖』のドラマの評価についてご紹介していきます。ドラマについての感想は、原作を読んだ人と読んでいない人とでかなり違っているようです。
原作を読んだ人にとっては、原作とはかなり違う雰囲気、世界観で作られていたことで残念だったという意見が多くありました。原作の設定と改変されたドラマは、原作が好きで視聴した人にとっては受け入れられない内容で面白くないと感じてしまったようです。
一方で原作を読んでいない人の感想は、そこまでひどくはないようでした。作品の世界観が好きで楽しく見れるという意見もあり、好評とまではいきませんが、悪くない意見が多く見られました。
原作の魅力は主人公の古書に関する深い知識にありますが、ドラマでは推理要素が強く描かれていたようです。そのため原作の良さは無くなってしまっていたのです。
「月9ドラマ」のようなゴールデンタイムの枠ではなく、深夜ドラマの雰囲気で制作されていたら、作品の雰囲気とも合っていたのかもしれません。
ビブリア古書堂の事件手帖のドラマ・映画と原作の違い
「セクシー田中さん」の原作改変が酷いと話題になってる件、手掛けた脚本家は史上最悪と言われる「ビブリア古書堂の事件手帖」も担当し、原作者の意向を無視する"原作クラッシャー"の異名を持つらしい。
— 田中伸幸@tanakas.eth (@name6less9) January 26, 2024
ドラマは見ていないけど、SNSコメントだけで「原作者さんへのリスペクトがない」と感じる💦… pic.twitter.com/xBtUmyDyps
『ビブリア古書堂の事件手帖』は、映画化もされています。続いては、ドラマ・映画と原作がどう違うのかについてご紹介します。
ドラマと原作の1番の違いは、登場人物です。原作で描かれる主人公は、清楚で長髪の美人で、男性とはほとんど口も聞けないような奥手な人物なのに対し、ドラマでは短髪でよく喋るようなキャラクターになっていました。
その他にも、主人公と共に物語の主要人物となるバイトの青年は、原作では強面の厳つい雰囲気ですが、ドラマでは眼鏡の優男になっています。さらに、原作では登場人物はそれほど多くないのですが、ドラマではサブキャラクターが多く設定されたようです。
新たな要素を追加したことで、原作から離れた設定をつけることになり、雰囲気や内容も原作とは違ったものが出来上がってしまったのでした。
映画は、原作第1巻の1話と4話を描いたものですが、原作で描かれている内容が省略されていたり、結末が書き換えられていたりと、違いを指摘する声が多くありました。
映画の方が、作品の雰囲気としてドラマより忠実であるようですが、ドラマと同じく内容が改変されている部分も多くあったようでした。
ビブリア古書堂の事件手帖の脚本家も相沢友子
問題となったドラマ『セクシー田中さん』の脚本を担当したのは、『失恋ショコラティエ』や『ミステリという勿れ』でも脚本を務めた相沢友子さんでした。そして『ビブリオ古書堂の事件手帖』のドラマの脚本を手がけたのも相沢さんだったのです。
『セクシー田中さん』のドラマで、原作の内容が改変されていたことにより原作者の芦原さんが意見を述べますが、うまく意思疎通ができなかったようです。そうしてドラマは原作者としては納得いくものではなく、ドラマ制作側と原作者の間には溝ができ、結果的に悲しい結末となってしまいました。
三上さんも『ビブリア古書堂の事件手帖』がドラマ化される際、『セクシー田中さん』で起こった問題と同じような経験をしたのです。そして今回の件に関しても色々思うことがあったようで、SNSで意見を述べたのでした。
まとめ
【悲報】
— るね@副業で稼げる人は知っている〇〇3/3発売!|Kindle作家になろうプロジェクトで初出版へ (@Rune_Kindle) January 27, 2024
ドラマ化「セクシー田中さん」の脚本家さん『原作クラッシャー』相沢友子さんは、今までに「ビブリア古書堂の事件手帖」「ミステリと言う勿れ」などを原作改変し壊していた!原作者さんや原作ファンを毎回怒らせ炎上。
さらに、「おせん」でやらかしたプロデューサー三上絵里子氏・・・… pic.twitter.com/1JZlSZIuTz
今回は、三上さん原作の『ビブリオ古書堂の事件手帖』について、ドラマや映画の改変がひどい話や原作との違い、脚本家などをご紹介してきました。
調べたところ、ドラマや映画は原作とはかなり改変されていたようで、原作ファンとしては楽しみにしていた映像化がとても残念に感じたと思います。原作ファンとしては、制作側がもっと原作者を尊重し、意見を取り入れてほしいと感じたのではないでしょうか。
原作を知らないという人は、楽しめる内容になっているようなので、原作とドラマ・映画とでは別の作品として観ると楽しめるのかもしれません。