よう実2年生編12巻のネタバレ考察感想!坂柳が敗北退学で綾小路は一之瀬に本性暴露!前園もスパイで退学【ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編12巻】

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2024年7月25日ついに発売されたよう実2年生編12巻。

龍園と坂柳の退学を賭けた戦いがどうなるのか。ネタバレしてご紹介していきます。

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目次

学年末特別試験について

まずは今回の学年末特別試験について紹介します。

しかし、かなりルールが複雑で難しいです。なのでかなり噛み砕いて説明したいと思います。

まずは今回の特別試験は、グループで集まって議論をする生徒とその生徒たちをモニターで見る代表者生徒の二つに分かれる人狼ゲームのようなものだと思ってください。

今回は堀北クラスVS一ノ瀬クラス、坂柳クラスVS龍園クラスになっています。

・代表者
各クラス3名で、今回は以下の3人ずつでした。また、先鋒・中堅・大将と順番に勝ち残りで戦います。

坂柳クラス
大将:坂柳 中堅:鬼頭 先鋒:真田

堀北クラス
大将:綾小路 中堅:堀北 先鋒:平田

龍園クラス
大将:龍園 中堅:葛城 先鋒:西野

一之瀬クラス
大将:一之瀬 中堅:神崎 先鋒:浜口

その後、7名ずつのグループを作り、相手クラスと合計14名になるようにします。

そして試験当日、14名のグループに配役が与えられます。それが、一般生、優等生、教師、卒業生、下級生、上級生、背信者。

その中で14名が誰がどの配役になっているかの議論、つまり人狼ゲームが行われます。そして、代表者がそれをモニターで見ていて、誰がどの配役になっているのかを1ラウンド5分ごとにパスや当てて行きます。

代表者にはライフが与えられており、指名した配役を外せばライフを失い、パスすればライフの増減なし。配役を当てればプラスの回復か相手をマイナスにできる。こんな内容です。

さらに1クラスには背信者を指定する権限があり、三人の代表者のうち一人がそれを持てます。それは相手クラス一人を指定できるものです。

そして、背信者を見抜くために対話というルールがあり、二人きりで会って、呼ばれた人が自分が背信者と告白するか、もしくは嘘をつくか、さらには代表者がそれを当てるかどうかで大きく内容が変わります。

今回の場合、背信者に選ばれた人が自分が背信者ではないと言い、相手の代表者に背信者だと当てられた場合、その人は退学になってしまうというものでした。

ちなみに代表者は全てのルールを知らされていますが、それ以外の参加者は相手の配役を暴露して議論するということしか伝えられていません。どんな結果になったら代表者が勝利するのかまではルールとして伝えられていません。

大まかに説明するとこんな感じで、人狼ゲームをモニターで見ている代表者が配役を当ててライフの増減を競うゲームとなります。


星之宮知恵の独白

今回、星之宮先生の独白がありましたが、これは茶柱への恨みがずっとあって、Aクラスにさせないようにしてやるという気持ちが今でもあるようです。

そして、星之宮は綾小路に今回接触。負けてくれないか。負けてくれるなら三年の試験の内容を事前に教える。さらには体を使うようなことをほのめかし、綾小路の耳に触れてそんなことを言いました。

このシーンアニメだったら絶対工ロいですw

しかし綾小路はそれを拒否。星之宮先生はどんな手を使っても邪魔するようなことを言い残しました。

ただ、今回の試験に限っては結局星ノ宮先生の関与はなかったように思います。


綾小路が試験前に会いに行く

綾小路は今回、試験前にそれぞれの人物に会いに行きました。

それが各クラスの代表者。堀北、龍園、一之瀬、坂柳でした。

坂柳だけは電話で話すことになりますが、他は会いに行きます。堀北はケヤキモールのカフェ。龍園はカラオケボックス、一之瀬はジムの前のベンチなどです。

ちなみにその前には軽井沢と帰るシーンがあり、週末に映画行く話をしていました。しかし試験があるため、綾小路は予定をキャンセル。部屋に行ってもいいか言われるもそれも拒否します。ただ、最後には試験が終わったら映画に行こうと言います。これは軽井沢はもう別れる前の女みたいになっていて、見ていられませんでした。かなりキツイです。



そして堀北との会話では、綾小路は自分から代表者かつ大将になることを決めていてそれを話します。堀北は綾小路から積極的に動くことに驚きますが、大将の役割は堀北自身がやりたかったために、条件付きの話になります。それが綾小路が大将で今回もし負けた場合、三年になった時にこの先半年は必ず協力することでした。ちなみに背信者の権利ももらうために、その条件はさらに半年から一年に伸びています。

綾小路はさらにクラスの代表者以外にも会いました。しかし、それは何かの情報を特定するための動きでもありました。




まずは天沢。元々天沢と会う予定だった綾小路でしたが、長谷部に捕まり、愛理がいなくなった傷心も和らいできて、このあと三宅と幸村と一緒に会いに行かないか言われますが、そこに天沢が現れます。綾小路は内心、無駄なやり取りをしたくないと、近くで見ていた天沢をわざと呼び寄せて、長谷部を遠ざけます。この部分は結構冷たかったですね。そして天沢にある調査をお願いします。

そして次は、坂柳クラスの山村。前回、坂柳の心を動かしたことで、山村の待遇も良くなっていました。坂柳はなんとクラス全員と話す機会を作っていました。そして、色々な人を尾行していた山村からある人物についての動画を見せてもらいます。

さらには松下。実力を見せるかどうかの話で、今回は見せられるかもしれないと会話。

そして神崎。神崎からは綾小路が代表者の大将でくるんじゃないかと断定的なことを言われます。堀北には綾小路が代表者になることを伏せるようにクラスに言っていたのに、どこからか漏れていました。

そして、橋本。綾小路は結局どっちにつくのかの話を聞き、最後には自分に嘘だけはつくなと言葉を残します。

最後に鬼龍院先輩。南雲はもう綾小路と会う予定はなく、南雲から特別試験がどうなったか見てこいと言われていたようでした。なので、おそらく次回の巻も鬼龍院と話す場面は出てくると思います。


堀北の敗北

ではここから試験について。

先鋒の平田はいいように浜口に瞬殺されます。しかし中堅の堀北はその浜口を瞬殺します。

次は神崎と堀北でした。神崎は堀北に負けてくれと懇願します。しかし堀北は拒否。結局堀北は神崎に勝利します。

そうして堀北と一之瀬の戦いになりますが、一之瀬はバンバン配役を当てていきます。今までクラスの人と長く関わってきた人を見る観察眼がある一之瀬には堀北は手も足も出ませんでした。


結局堀北は10:0という一之瀬に無傷で負けてしまいます。


そして、入れ替わりの通路を通る中で、綾小路と会った堀北。そこでこんなセリフがありました。

堀北「クラスのためだけじゃない。勝って、あなたに認めてもらいたかった。一之瀬さんを倒して、よくやったって褒めてもらいたかった……」

綾小路「幸いなことに、今、ここには誰もいない。虚勢を張る必要もない。詳しい状況は見えなくてもおまえの姿を見ていればハッキリとわかる。よく戦った」

ここで綾小路が堀北を抱き締めます。

堀北「綾小路くんなにを……!」
綾小路「これまで2年間、多分オレは他の誰よりも近くでおまえを見てきた。弱いところも強いところも全部知っているつもりだ」「お前には仲間がいる、それを忘れるな」

抱擁は堀北は逃れようとしましたが、力がなく逃れられませんでした。なのでされるがままに綾小路に抱擁されていました。

そしてこの言葉、どこか綾小路は堀北の傍から離れるような言葉にも聞こえました。


綾小路VS一之瀬と前園の退学

そして堀北が負けたあとは綾小路と一之瀬の最終決戦。

しかし、ここでとんでもない展開になります。

綾小路は一之瀬に互いのクラスに引き分けになるように誰に配役を指名するかなどをタブレット画面で見せて、そうなるように進めようとします。一之瀬もそれを承諾。

そして重要だったのが、背信者の指名の権利。これは退学者を出してしまう可能性ものもがあったので、これも廃棄しておこうとも提案。一之瀬はクラスから誰一人退学者を出したくないのでこれも承諾。

背信者は相手クラスの人を指名できるために、一之瀬は綾小路に網倉を背信者として指名するようにお願い、綾小路も同じく一人の生徒を指定してもらいました。

一之瀬と綾小路が組んだことがバレないように口裏合わせの話もし、背信者を指名するための対話のカードを切ります。そして綾小路が一之瀬にお願いをしたのが前園でした。

しかし、ここでとんでもないことが起きます。一之瀬と約束していたことを急に破り、前園を背信者として指名。つまり前園は退学ということになりました。見ていた試験官は驚き、実は裏ルールで指名した内容をこの場限りでやり直すことができ、もう一度指名をやり直すか聞かれます。しかし綾小路は前園を背信者として指名。




実は綾小路がこれまで色々な人に調べさせていたのは、この前園でした。前園は橋本に近づかれていて、橋本に恋心を持っていました。しかし橋本からすればただの駒。良いように使われていました。そしてクラスで聞いた綾小路が代表者として選ばれる話も橋本にリーク。そこからさらに神崎なのか一之瀬のクラスにもリークされていました。しかも初犯ではありませんでした。綾小路に関する情報を集めさせてずっと橋本にリークしていました。

つまり、前園は橋本に使われ、堀北クラスのスパイをしていました。焦った前園は謝るから許してくれと懇願しますが、綾小路は許しませんでした。結局、前園の退学は決定。「あんたのこと絶対許さないから!!」と言い残しその場で連れていかれます。

部屋に戻った一之瀬は呆然。信じられないような目で綾小路を見ていました。そこで綾小路は暴露します。

去年の一之瀬を苦しめた噂話。あれば坂柳がリークしたことは間違いないが、ポストに紙を入れたのは自分だったこと、一之瀬の精神を揺さぶり自白するように促したこと。今まで一之瀬に関与してきたこと全てに裏がある。無人島試験、修学旅行の夜、そして一年前の約束も。

それを暴露された一之瀬は、目に光を失い、試験どころではなくなりました。そうして綾小路は一之瀬に勝利し、堀北クラスが勝利となりました。


坂柳クラスVS龍園クラス


最初は西野と真田でした。

なぜ西野が選ばれたのか、それだけで面白かったのですが、結局西野は何もできずにそのまま負けてしまいます。西野がかわいそうでした笑

その後は真田VS葛城。葛城のほうが一枚上手で、葛城の勝利。

そして、葛城VS鬼頭。こちらも葛城が勝利しますが、その中の言動で鬼頭がネクタイに掴みかかります。

そうして葛城VS坂柳。葛城は冷静でいたはずですが、ネクタイがズレていると指摘。さらには鬼頭くんに掴みかかられたのではないかということ、実はそれもわざとで、少しでも精神的に穴を開けるためにそうしたことなどを暴露され、葛城は動揺します。

結果、坂柳が勝利します。そうして最後、坂柳と龍園の勝負が始まります。


ちなみに代表者側ではない14名の議論バトルのシーンも少しだけあります。その時に龍園嫌いの時任が色々言われ手を出そうとしていた時にひよりがそれを諌めます。

ただ、これも龍園が時任はあれだけ言ってきても女には手を出せないやつだと見抜いており、ひよりはその役目に使われていました。


坂柳が綾小路の伝言で敗北

二人の勝負は最初は坂柳が優勢でした。

途中からは龍園もかなり良い線に言っており、戦いが拮抗しはじめます。

しかし終盤、龍園が一手ミスしてしまい、残りライフ1でほぼ負けが確定でした。そこで龍園は俺の負けだと認めます。

そこでふと思い出しました。それは綾小路からの伝言。それを聞いた坂柳が興味を持ちますが、その伝言を知っているのはなんと橋本だと言います。

しかもこの状況でしかわからない伝言を橋本に預けているとのことでした。しかしこのままでは橋本と話すことはできない。だから背信者の権利を行使し、坂柳が対話を使い、橋本を呼び出すしかありませんでした。

背信者の権利を最後まで使わなかった龍園。実は綾小路からこのことを頼まれていたために、背信者の権利を使わないというハンデも背負ってしまっていました。

そして、背信者の権利を使い、橋本に指定。坂柳が神室を退学させた報いを受けさせるためにも、対話で橋本と会います。

その中では、最初は神室のためにも橋本を退学させようと思っていましたが、橋本との話を聞き、理解しようとしました。今までにはない坂柳の行動に、橋本は涙を流します。橋本は過去に裏切りに遭い、トイレに篭って考えていた時期があったと、そいつ等を見返すためにAクラスで卒業しなければならないと言っていました。




そして橋本は、何も綾小路から伝言を受け取っていないと言います。そこで坂柳は考えます。橋本にはわからない何かを話していたのではないか。そこで綾小路と会った時の会話を思い出させ、橋本は嘘をつかないことと言われたと言います。

そして、坂柳が考え、考え、考えます。そして答えにたどり着きました。

その答えは残酷でした。綾小路が待ち望む相手は龍園翔。そして、綾小路が伝えたかった伝言。

『ここで負けてくれ』でした。

坂柳は頭が良い自分を恨みました。今までの自分が滑稽だったと気づきました。今まで自分から綾小路に近づいてはいたものの、一方的な想いだったことに。

橋本を許し、一緒に手を取り合うことすら考えていたのに。山村やクラスメイトの顔が思い浮かびます。

そして坂柳は宣言します。背信者を見抜けなかったことをわざと選択。ライフを全て失って敗北。坂柳は負け、坂柳クラスは敗北となりました。

最後こうなりましたが、まだ12巻では退学はしていません。ここからワンチャン退学しないというルートはあるのでしょうか。でも負けたら自主退学という龍園とのルールでしたからね。

でもこの話を聞いた龍園はどう思うでしょうか?負けたのは覚悟していたんですから、いきなり勝利になったらおかしいことに気づきます。


クラスランキング

ということで、今回の最終的なクラスランキングですが、以下ではないでしょうか?

Aクラス:堀北クラス
Bクラス:龍園クラス
Cクラス:坂柳クラス
Dクラス:一之瀬クラス

そして坂柳クラスは坂柳がいなくなるかもしれないということですが、これは綾小路が坂柳クラスに移籍するということかもしれませんね。

トップがいなくなったのは坂柳クラスだけですから、綾小路が思い描く四つ巴の戦いを達成するにはそうするしかありません。

ただ、一之瀬クラスも今回で最下位になったのでないでしょうか。でも綾小路がこの流れで一之瀬クラスに行く未来が見えません。


まとめ

ということで坂柳が敗北してしまいましたが、綾小路はどんな意図で坂柳に負けるように言ったのか。

そしてそのことを龍園は知ったのか?そこら辺も気になりますね。

前園はまぁ、橋本に利用されたのはちょっと不憫というか……。どんなに好きでもクラスのことを話すのは山内と一緒ですよね。あれも坂柳への感情でスパイしていましたから。

そして一之瀬との関係はどうなるのか。

軽井沢から取ると思っていたのですが、それももうないルートになりそうですよね。

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