最近BLのアニメ化が盛んになってきました。映画化もされるようになり、日本の映像産業はさらに女性のターゲットを狙い撃ちにしています。
今回は話題のBLの中でも人気が高い『海辺のエトランゼ』がアニメ映画化されるということで、少し早いですがあらすじやネタバレ情報などを公開していきたいと思います。
ちなみに「エトランゼ」とは異邦人という意味です。主人公の元に訪れた異邦人が、彼の人生に大きな変化をもたらします。
「海辺のエトランゼ(映画)」のあらすじ・作品概要
https://twitter.com/chillchill_bl/status/1190871344151482369[あらすじ]
自分の性的嗜好が原因で最悪の状態のまま家出して来た橋本駿は、駆け出しの作家として作品を書きながら、沖縄の離島に住んでいます。
彼は最近越して来て、海辺に一人でいる高校生・知花実央が気になり、つい声をかけます。
実央は両親を失い離島に住む親戚の元に身を寄せていますが、家の中にいても居場所を感じられず、学校が終わった後日が暮れるまで海辺のベンチでぼんやりとしているのでした。
駿が声をかけたのをきっかけに、二人は徐々に交流を増やしていきます。
駿は、ある日突然実央が島を出ることを知ります。
思わせぶりなセリフを残し島を去っていった実央は3年間ほとんど連絡をよこさず、駿も再び会うことを諦めていました。
しかし、3年目の夏、実央は再び離島に帰って来ます。
「俺 駿のこと好きだよ。」
しかし、いざ恋人同士になると、駿はぐずぐずと前に進むことができません。
[作品概要]
『海辺のエトランゼ』紀伊カンナ作のBL漫画であり、祥伝社発行の「onBLUE comics」にて連載されていました。現在は続編となる『春風のエトランゼ』が連載中です。
キャッチコピーである「心が洗われるようなボーイズラブ」の通り、優しい絵とストーリーが評判の作品です。
今回はBLアニメレーベル「BLUE LYNX」のもとアニメ映画化されます。
「海辺のエトランゼ(映画)」の声優キャスト・監督スタッフ
https://twitter.com/etranger_anime/status/1188010068953812993
声優キャストは未発表ですが、筆者の個人的な予想を言うと駿は小林裕介さん、実央は白井悠介さんなどでしょうか。
[監督・スタッフ]
監督・脚本・コンテ;大橋明代
キャラクターデザイン・監修 紀伊カンナ
アニメーション制作;スタジオ雲雀
配給;松竹ODS事業室
キャラクターデザインは原作者である紀伊カンナさんご本人ということもあり、公式ホームページの画像も人物、色彩共に漫画のままで、本編にも非常に期待できます。
個人的に『海辺のエトランゼ』の大きな魅力の一つは登場人物たちの周りにある背景の美しさだと思っているので、その辺りもぜひ映像で再現して欲しいです。
監督・脚本・コンテをされる大橋明代さんは『ダンガンロンパ The Animation』の演出を担当するなど、瑞々しい演出が話題になっています。
またスタジオ雲雀は『クズの本懐』や同じくBL漫画が原作の『ギヴン』などを制作した実力あるスタジオです。
「海辺のエトランゼ(映画)」のネタバレラスト結末は?
https://twitter.com/a_s_i_m1/status/1192727731059884033
ここからはネタバレ注意です!
出会いから3年後、離島に戻って来た実央と恋人同士になった駿は、過去のトラウマから実央の好意をなかなか素直に受け止められません。
駿は学生時代に同性の同級生に告白しましたが、相手はゲイである駿を受け入れられず、拒絶されてしまいます。
駿はそれ以来、自分は社会に受け入れられないものだと思い、ノーマルである実央を自分の人生に引きずりこむことに罪悪感を感じていました。
「俺なんかじゃなくて 普通に女の子好きになった方が 幸せだったのに」という駿の言葉に、
実央は「俺ね 女の子が好きだよ それでも駿のこと好きになったよ 大丈夫だよ 男が好きでもおかしくないよ」と答えます。
恋人としてようやく前に進み始めた二人の前に、駿の幼馴染であり婚約者の桜子が現れます。
駿は彼女との式の中で自分の性壁を告白し、家を飛び出して来たのです。
彼女は駿の父親が病気であることを伝えに離島まできたのでした。
桜子の思いを聞き、そして自分の思いを伝え桜子に謝罪をした駿は、実央の後押しもあり離島をはなれ、北海道にある実家に帰ることを決意します。
「海辺のエトランゼ(映画)」主題歌・予告動画
主題歌はまだ発表されていません。個人的に『海辺のエトランゼ』は人の会話と自然の音だけがイメージの中にあるので、音楽が想像できません。しかし、どんなメロディがこの物語に乗せられるのか、非常に楽しみでもあります。
〈予告動画〉
「ふたりなら きっと大丈夫」
非常に短い映像ですが、これがさらに期待感を高めてくれますね!
まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございました。
まだまだ公開まで先は長いですが、その分たくさんの続報があると思います。新たな情報を楽しみに待ちましょう!
どうぞ原作の『海辺のエトランゼ』、また続編の『春風のエトランゼ』も読んでみてください!