漫画「呪術廻戦」138話で、ついに明らかになった禪院家と伏黒の新たな関係性についてまとめてみました。
これまで、禪院家の人間としては東京校の禪院真希、双子の妹で京都校の禪院真衣、そして渋谷事変で任務に同行した禪院直毘人(なおびと)、そして伏黒恵の実の父親である伏黒甚爾(ふしぐろとうじ)のみの、計4名でした。
禪院家は加茂家、五条家と並ぶ呪術界御三家の一つとされています。しかし、これまであまり禪院家のことはわかっていませんでしたね。
138話で禪院家の新たな登場人物が登場し、ストーリーに新たな展開を加えようとしています。
そこで、138話で描かれた伏黒甚爾(ふしぐろとうじ)と禪院家で交わされたとされる誓約状の内容や禪院家について整理・考察してみます。
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呪術廻戦138話の振り返り
まず、138話では禪院直毘人(なおびと)の死亡が明らかになり、禪院家の人間が新たに3人登場しました。
禪院扇(ぜんいんおうぎ)
禪院甚壱(ぜんいんじんいち)
禪院直哉(ぜんいんなおや)
3名ともに特別一級術師であり、禪院家における中心人物だと思われます。ちなみに特別一級術師とは特級でも1級でもなさそうですが、今の非常事態に際して特別に1級に格上げされた術師とかかもしれません。
そして、禪院直毘人(なおびと)の遺言状が発表されました。
禪院直哉(ぜんいんなおや)が次の禪院家の当主となりますが、五条悟が死亡、または意思能力の喪失した場合には、伏黒甚爾(ふしぐろとうじ)との誓約状を履行するということです。
その誓約状の内容が、伏黒恵を禪院家の当主とするという内容でした。
その結果、禪院直哉(ぜんいんなおや)が伏黒恵と虎杖悠仁の命を奪うと言い出すことになりましたね。
これにより、137話で描かれた内容では、乙骨憂太も虎杖悠仁の命を狙っていますので、虎杖悠仁は完全に追われる側になってしまいましたね。
・伏黒甚爾の誓約状はそれほど効力のあるものなのか
伏黒甚爾(ふしぐろとうじ)と禪院家で交わされた誓約状の内容の詳細は不明ですが、一体どれほどの効力があるのでしょうか?
禪院直毘人(なおびと)の遺言状に書かれている内容を見ると、条件付きで誓約状の内容が履行されることになっています。禪院直毘人(なおびと)の遺言状は、禪院家という格式のある家系ということもあるので破ることはできないでしょうね。
今回登場した禪院家の3人も、一致団結しているような様子ではありませんでした。禪院直毘人(なおびと)の遺言状では、禪院直哉(ぜんいんなおや)が当主となり全財産を引き継ぐには、
禪院扇(ぜんいんおうぎ)、禪院甚壱(ぜんいんじんいち)いずれかの承認が必要だとされていましたので、誓約状を破棄することなどは許されなさそうです。
なぜ伏黒恵が当主になるのか?
今回判明した禪院直毘人(なおびと)の遺言状の内容で、一番不可解だったのが伏黒恵が当主となり得る誓約状の存在です。
これまでの禪院家の状況を察するに、後継者に恵まれていなかったことは明らかです。つまり、禪院直毘人(なおびと)は、伏黒恵を禪院家で当主にしたかったのでしょう。
実の娘である禪院真衣や真希には、厳しく試練を与え当主にはしたがっていませんでした。
しかし、伏黒甚爾(ふしぐろとうじ)に対しては、禪院家相伝の術式が使えたら10億で伏黒恵を買い取ろうとしていた過去もあります。結果的に、伏黒甚爾(ふしぐろとうじ)は五条悟に敗れ、五条悟が禪院家から伏黒恵を奪った形となりました。
禪院家としては、血が繋がっていて相伝の術式を使える伏黒恵の存在は、後継者としては第一候補だったのでしょうね。そう考えると、禪院家の血筋ではあるが、禪院直哉(ぜんいんなおや)は何かが不足している可能性はありますね。人間性?などかもしれませんが・・・。
禪院家の当主となるには、相伝の術式が使えることが条件となります。禪院家相伝の術式といえば、伏黒恵が使う十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)ですよね。
しかし、禪院家相伝の術式が十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)だけとは限りません。
禪院直哉とは
禪院直哉(ぜんいんなおや)が当主となれるということは、禪院家相伝の術式が使えるということになりますね。十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)以外の、禪院家相伝の術式なのだと思われます。
禪院直哉(ぜんいんなおや)のビジュアルを見る限り、伏黒恵と同世代か年上だと思われます。
禪院直毘人(なおびと)は、禪院直哉(ぜんいんなおや)がいたにもかかわらず、後継者問題に悩まされていたということは何かしら相応しくはない点があったと思われます。
誓約状に五条悟が関わっている理由
さらに、謎なのは伏黒甚爾(ふしぐろとうじ)との誓約状の内容に、五条悟が関わっているのか?という点です。
伏黒甚爾(ふしぐろとうじ)は、死ぬ際に五条悟に伏黒恵の存在を伝えていますが、禪院家との誓約状はそれ以前に交わしている可能性が高いですよね。
そうなると、具体的に五条悟と指名されているわけではなく、「保護者や指導者のような立場の人間がいる限り手を出せない」というような内容だったのかもしれません。
伏黒甚爾(ふしぐろとうじ)、五条悟ともに、伏黒恵が禪院家に迎え入れられることは良しとしていなかったようですね。しかし、禪院直毘人(なおびと)は、伏黒恵を後継者にしたかった。
そのため、伏黒甚爾(ふしぐろとうじ)にお金を貸す代わりに、伏黒恵が誰にも縛られなくなったら禪院家に迎え入れる。という条件をつけていたのかもしれません。
ただし、ここに伏黒恵の意思は含まれていなさそうなので、本人が断ったらどうなるんんだろう?とも思います。一族の周りの人間も面倒臭そうですし、伏黒恵にとってはお金以上に面倒な問題なのかもしれません。
伏黒恵と現在の禪院家との関係
ここで、禪院家のメンバーで、関係性がはっきりしている人間についてまとめてみました。
禪院直毘人(なおびと)が第26代当主です。その実の娘であるのが、禪院真希と禪院真衣の双子の姉妹。
さらに、禪院直哉(ぜんいんなおや)も実の息子とされていますが、真希と真衣とは兄妹ではないようです。
ここで、母親が違うことが考えられます。一夫多妻なのか、めかけの子供だったのを引き取ったりなどかもしれません。
禪院直哉(ぜんいんなおや)は、兄がいると語っていますが、登場していませんね。禪院直毘人(なおびと)が、禪院家相伝の術式が使える後継者を作るために、子供をたくさん作っていた可能性は高そうですね。
禪院甚壱(ぜんいんじんいち)は、禪院直哉(ぜんいんなおや)に叔父と呼ばれており、禪院直毘人(なおびと)の弟のようです。
そして禪院扇(ぜんいんおうぎ)ですが、直毘人の妻だと思っていましたが、男であり、これまでの話が覆ります。双子の娘がいるという話が過去にあります。しかし真希真衣が娘だとは明言していないために、この二人とは別の双子が扇の娘にいるということになるのではないでしょうか。
伏黒甚爾(ふしぐろとうじ)は、分家だったのではないかと思われます。呪力がなかったため、禪院家では冷遇されていたようですが、禪院直毘人(なおびと)との関係性は明らかになっていません。
親子?兄弟?という説もありますが、どうなのでしょうか。
伏黒恵が当主となった場合誰かに利益があるのか?
禪院家では、跡継ぎ争いが起きていました。禪院直毘人(なおびと)の実の娘である禪院真希も当主になると言って家を出ていました。
つまり、現状の禪院家では正当な血筋で条件を満たした後継者がいなかったということになります。
これまでのストーリーでわかっている禪院家の当主となる条件は、
・禪院家相伝の術式が使える
・呪力がある
この2つしか、わかっていません。
禪院直毘人(なおびと)が遺言状で、禪院直哉(ぜんいんなおや)を次の当主としていることから、上記の2つの条件は満たしているはずです。
ただ、そう考えると、なぜ禪院家は後継者問題に悩んでいたのでしょうか?
・禪院直哉(ぜんいんなおや)は相伝の術式が使えない?
・相伝の術式が使えない一家の人間の中で、一番強いから?
特別1級呪術師であることから、それなりの実力者ではあると思いますが、すんなりと当主になれなかったことは疑問が残りますね。
禪院直毘人(なおびと)が、伏黒甚爾(ふしぐろとうじ)にお金を払ってでも、伏黒恵を当主にしたかったということは、禪院直哉(ぜんいんなおや)よりは、伏黒恵の方が条件を満たしていると考えられます。
術式至上主義の禪院家としては、十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)を使える伏黒恵が当主となることが最適なのかもしれませんね。
禪院家相伝の術式は複数あり、それぞれにランクがある。そのなかで、禪院直哉(ぜんいんなおや)が使える禪院家相伝の術式よりも、伏黒恵が使える十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)の方が優れているということも考えられます。
しかし、伏黒甚爾(ふしぐろとうじ)と禪院直毘人(なおびと)が誓約状を交わした段階では、伏黒恵が十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)を使えるようになる前です。
可能性だけで誓約状を交わしたのか、もしくは生まれた時点で十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)を使えるようになるとわかっていた?なども考えられます。
まだまだ謎が多い禪院家と禪院直哉(ぜんいんなおや)ですね。
虎杖悠仁と伏黒恵を狙うと宣言していますが、敵対することになってしまうのでしょうか?
ということで、今回は、伏黒恵と禪院家についてまとめてみました。
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