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夏凪渚(探偵はもう死んでいる)の心臓正体と死亡も復活？能力や過去とヘルやシエスタとの関係【たんもしネタバレ】

アニメネタバレ
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小説の大人気でアニメも始まった『たんもし』こと『探偵はもう、死んでいる。』ですが、名探偵であるシエスタとその助手である君塚君彦（きみづかきみひこ）が主軸となっている物語です。

今回は、メインヒロインの１人である夏凪渚（なつなぎなぎさ）について、正体や夏凪の前の心臓の持ち主、過去やシエスタとヘルとの関係についても小説からネタバレしてご紹介します。

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目次

夏凪渚のプロフィールと出会い

名前：夏凪 渚（なつなぎ なぎさ）
年齢：18歳
所属：高校３年生

まず先に原作情報についてお話しておくと、現在小説は第５巻までが発売されており、完結はしていません。アニメは恐らく1クールなら5巻まではできないでしょうから、やっても4巻までではないでしょうか。完結はしておらず、まだ続いています。

シエスタが死亡してから1年、高校３年生の時に夏凪と君塚は出会い、君塚は夏凪の依頼を通して関わっていきます。その後の関係は、夏凪が名探偵となって君塚が助手として、過去のシエスタと自分のような関係の立場になっていきます。

現在18歳の夏凪ですが、夏凪にも過去があります。それは別の見出しでご紹介します。

夏凪渚の心臓は誰のもの？

そして夏凪ですが、主人公の君塚が高校３年生になったある時、教室で突如夏凪から声をかけられ、誰かを探しているが、それが誰なのかわからないという話をされ、その人物を探す依頼を受けます。

夏凪に話を聞くと、1年前に心臓移植を受けたということで、君塚はそれを聞いて、コウモリというSPESの構成員に会いに行きます。すると判明したのが、コウモリの触手の攻撃が夏凪には当らず、それは、4年前にシエスタがコウモリに血の弾丸を食らわせていたために、触れることができませんでした。

つまり、夏凪の中にある心臓は1年前に死んだシエスタの心臓ということが判明します。そして夏凪が誰かわからない人に会いたいという気持ちはその心臓の持ち主であるシエスタが助手だった君塚に会いたいということにほかなりませんでした。

夏凪渚とSPES最高幹部ヘル（地獄）の関係

1年前、シエスタと君塚は『ジャック・ザ・デビル』事件を引き起こしていたSPESの最高幹部であるヘルと戦いますが、そこでシエスタはヘルに殺され、心臓を奪われてしまいます。

しかし、1年前夏凪が心臓移植を受けたのはシエスタの心臓だったはずです。おかしな話になります。そこで判明したのが、当時、ヘルはSPESの黒幕であるシードのクローンであるケルベロスの種を奪い、姿を変える能力を得ていました。その時ヘルはアリシアという人物になっていました。

当時君塚とシエスタはアリシアがヘルだと思っていましたが、それは真実ではありませんでした。そしてヘルの正体が夏凪だと判明します。

夏凪は過去、SPESの実験施設におり、そこでのショックで『ヘル』という別人格を作り出しており、それから夏凪の意識が封印され、ヘルがSPESの最高幹部として働いていました。

そして1年前のシエスタとの決戦。シエスタはヘルを止める為に、シエスタの心臓に意識を移せす能力で、わざとシエスタはヘルに殺されて、ヘルに心臓を奪わせます。ヘルの『ジャック・ザ・デビル』事件は自分が生き延びる為に人々の心臓を奪っていたことで、この時のシエスタの心臓も自分が生き延びるための行為でした。

それからシエスタは心臓の意識下でヘルを押さえつけることに成功し、元の夏凪の人格が表出することになります。ただ、この時のことは、生物兵器のベテルギウスの花粉によって、君塚とシエスタが記憶障害になっており、1年前の記憶を忘れていました。なので、君塚は夏凪に最初あった時にヘルだとも気付きませんでした。

そして、同じく夏凪も当時の記憶を忘れており、別の記憶として心臓移植されたとか、ずっと病院暮らしだったという別の記憶がありました。なので、当初君塚と出会った時の心臓移植の話は全て架空の話でした。

まとめると、ヘル＝夏凪の別人格であり、シエスタの心臓を奪ったのはヘル（夏凪）ということになります。

夏凪渚の過去とシエスタやアリシアの関係

そして実は、夏凪とシエスタとアリシアの3人は12歳の頃、つまり6年前にSPESの実験施設で一緒に暮らしていました。

しかしアリシアやシエスタが実験施設のおかしなことに気づいてから、黒幕のシードをどうにかしようとします。しかし、アリシアが裏切り、シード側につくような話をします。ただ本当はシエスタや夏凪に手を出させない為にアリシアは自分だけが犠牲になるつもりでした。

シードは、50年前に宇宙から飛来した植物で、それから進化していき、人に姿を変えたり、人の体を乗っ取って生きながらえてきました。目的は自分に適合する器を見つけ出して乗っ取ることでした。ここはそのための実験施設で子供を集めていました。

そしてアリシアは自分がシードの器になるからと、シエスタと夏凪には手を出さないように話します。そして触手でアリシアを突き刺しますが、アリシアはシードには適合せず、殺されることとなります。そしてこの時のショックで夏凪はヘルの人格ができます。そして花粉によって、夏凪もシエスタもアリシアが殺された記憶は抹消されていました。

1年前のシエスタがヘルに殺された時の話でヘルがアリシアの姿になっていたのは、アリシアが生きていたわけではなく、シードのクローンであるケルベロルの種の姿を変えられる能力で夏凪（ヘル）が姿を変えていただけでした。アリシアは6年前に既に死亡していたわけです。

夏凪渚の能力

https://twitter.com/rise_Okome/status/1398985232682930180

夏凪＝ヘルだとわかったと思いますが、ヘルが使えた能力は＜言霊＞です。

これは発した言葉がそれを強制させるもので、『その場から動くな』と言えば動くことができなくなります。

ちなみにシエスタは７つ道具の手鏡にて、ヘルの＜言霊＞を自分にはね返させて、自らの剣で胸を突き刺すこととなりました。その結果、生き延びる為にシエスタの心臓を奪うしかなくなったというわけです。これもシエスタの誘導でした。

そしてヘルも夏凪が精神的な被害を受けないように、全て自分がそれを引き取っており、ヘルが生き延びようとしていたのも、ご主人様である夏凪を生き残らせるためでした。なので、ヘルも悪いだけの人物ではありません。

夏凪渚が死亡

https://twitter.com/____chochora/status/1338124925509386241

4巻にて、黒幕シードとの戦いがあります。そこでは、齊川がシードに攫われて、さらに君塚やシャルも戦闘不能になります。最後に１人残ったヘルがシードに挑みますが、やられてしまいます。

5巻冒頭、途中まで君塚たちの補佐をしており、シエスタの記憶と体を引き継いでいたアンドロイドがいたのですが、そのアンドロイドではない、本物のシエスタが生き返って君塚の家に現れます。

そこで聞かされたのは病室で眠る夏凪の脳死状態でした。そしてその真相を知るのがミア・ウィットロックという調律者の＜巫女＞の人物でした。君塚はミアに話を聞いて、夏凪が自分の心臓をシエスタに返せばシエスタが蘇るということを話しており、夏凪はそれを実行していました。

そして5巻でのシードとの最終決戦で、シードが咆哮の号令を上げると種を取り込んだ人たちが全員反応し、その影響で脳死していた夏凪がヘルとして意識を取り戻し、シードとの戦いに参戦します。

そして死んだはずのヘル（夏凪）がこれだけで蘇るはずがありませんでした。それは12歳の時にシードの実験施設で一緒だったアリシアの心臓がまだ残されており、そのアリシアの心臓を夏凪に移植されていたために、目を覚ますことができました。

ということで5巻冒頭の時点で、シエスタは自分の体と心臓を取り戻し復活、夏凪は夏凪としての意識はないが、ヘルとして復活します。

夏凪渚が完全復活

そして先程話したシードとの最終決戦で、シードにトドメを刺したのがヘルでした。しかし、その最後の力を振り絞ったことで、ヘルも自分の意識を封印することになります。シードを倒して、シエスタも夏凪も齊川もシャルも君塚も全員が無事に終わりを迎えようとしていましたが、病室で夏凪だけが目を覚ましませんでした。

そこで登場したのが、これまでシエスタの治療もしてきた、調律者の＜発明家＞であるスティーブン・ブルーフィードという人物でした。脳死した夏凪の心臓をシエスタに移植したのもスティーブンであり、これまでシエスタや夏凪の心臓移植にも協力していた人物でした。

そしてスティーブンは、脳死状態の夏凪はシードの完全適合者なら休眠状態を意図的に作り出し仮死状態に置くことも可能ではないかと考えたために、アリシアの心臓を夏凪に移植したとのことでした。しかし今の夏凪の体からは原初の種は一欠片も残っておらず、普通の人間に対してできる手は尽くしたということでした。

そこでSPESを殲滅したことで、調律者が集まる連邦会議にシエスタと君塚が参加します。そして＜吸血鬼＞であるスカーレットに夏凪の目を覚ます方法を知っているかもしれないと会おうとしますが、連邦会議には参加しませんでした。ただシエスタは吸血鬼は夜にしか動けないので、夜に時間を合わせて会うことになります、しかし夏凪の目を覚ます方法はわかりませんでした。

連邦会議では、目を覚まさないものの、シエスタが夏凪を＜名探偵＞の後継者として指名します。そして、2週間後、君塚の前から突如シエスタが姿を消します。それは、齊川や夏凪の中から原初の種は取り除かれたが、シエスタの心臓の中にだけには残っていること、シエスタは原初の種の完全適合者ではなかったこと、このことから、シエスタの体はいつか暴走し、怪物となってしまうから、その前に１人で死ぬということで、君塚の前から姿をけしていました。

しかし、君塚はシエスタを死なせるという考えはなく、病室のベッドで目を覚まさない夏凪に、『どうすればいい』と独り言を言います。そんな時、夏凪が目を覚まします。目を覚ましたのは、夢の中でアリシアとヘルと会い、ヘルが『走り出せ』と言ったことで、走り出すと目覚めたということでした。

過去に会った＜吸血鬼＞のスカーレットは、髪の毛一本でも意識がない状態のゾンビとして蘇られる力を持ちますが、『人の魂はどこに宿るのか』という話していました。髪の毛一本でも蘇るということなら、夏凪の意識もその体に残っていると君塚が考えます。

シエスタを助けに行く

そうして、１人死のうとしていたシエスタを＜巫女＞のミアに協力してもらい呼び出し、君塚がシエスタを止めるために戦います。シャルと齊川も参戦し、最後にはシエスタに生きたいということを言わせることに成功します。そして夏凪がその場に現れ、スティーブンに調合してもらった薬を注射してシエスタを眠らせます。

シエスタは豪華客船のカメレオンとの先頭の時に、夏凪の体に表出しました。普通はありえなかったのですが、その時は種の意識を覚醒させていたということがわかります。つまり、シエスタの中の種を覚醒させなければ、シエスタが怪物になることはないということで、一時的措置でシエスタを眠らせるということになりました。

そしてまだ発売されていない6巻では、その続きである、シエスタを救うための行動が始まります。

単語の紹介

●シード
50年前に宇宙から飛来した植物で、SPESの親玉。原初の種で人に能力を発生させることや、自身のクローンを作って構成員としている。弱点は太陽であり、自分が生き残るための器を実験施設で作っていた

●SPES（Surface of the Planet Exploding Seeds）
上記の頭文字であり、ラテン語で「希望」。シードが親玉の秘密組織。

●調律者
12人の世界を守る人たち。シエスタはその１人の＜名探偵＞。連邦憲章という規律に乗っ取って行動している。

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