アリシア(探偵はもう死んでいる)の正体と17歳の理由や6年前の過去!ヘルと夏凪とシエスタとの関係も【たんもしネタバレ】

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放送中のアニメ『たんもし』こと『探偵はもう、死んでいる。』。

今回は登場しているキャラのアリシアについて、隠された正体について発売されている原作小説5巻までの内容をネタバレ解説していきます。

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目次

アリシアのプロフィール

名前:アリシア
年齢:17歳?
職業:探偵代行

シエスタが死亡する今から1年前、イギリス・ロンドンでSPESの幹部であるケルベロスの心臓狩り事件の時に、ヘルとシエスタの戦闘の後日、路地の段ボールの中で寝ていたアリシアを君塚が拾い連れてくる。原作小説2巻、アニメ6話から登場。

記憶がなく、自分のことを17歳とだけわかるというも見た目は12,3歳ほどでした。シエスタの元へ連れて行くと怪我をして動けないシエスタの代わりに探偵をすることに。

そこに登場した風靡からロンドンにSPES打倒に繋がるかもしれないサファイアの眼があると聞き、それを怪我をしたシエスタの探偵代行としてアリシアが探すことになります。

そして途中でアリシアを保護してもらう為の孤児院のある教会で今後預かってもらうことにもなります。またアリシアは2人から学校の話を聞いて「私もリボンつけて学校通いたいな」と言います。

アリシアの正体

https://twitter.com/LoveGIaceon_404/status/1426931402927349766

その後、アリシアが探偵代行をしている間、5件目の心臓狩り事件が起きます。ケルベロスが死んだので事件は起きないはずが、シエスタは自分との戦闘で心臓を負傷したヘルが代わりの心臓を探す為に事件を起こしていると推測します。

5件目の現場の被害者は女性でその母親がおり、アリシアはその母親を慰めると「娘みたいだ」と言われ感謝されます。

さらにその後、6件目の心臓狩り事件が起きますが、その現場には左胸を裂かれるも致命傷にはなっていなかった警官と肩を負傷したアリシアがいました。君塚がアリシアを病院に連れていき、その場で眠ると目を覚ました時にはアリシアは病室から消えていました。

そして君塚がアリシアに渡した発信機付きの指輪から場所を特定すると、アリシアを預かることとなった孤児院のある教会でした。アリシアは自分が何か悪いことをしていたとわかっていたような口ぶりで、「だからずっと17歳だって言ってたでしょ」と言います。

そこで、シエスタが君塚を問い詰め『最初からわかっていたんでしょ?』と言いアリシアとヘルが同一人物だということを話します。

アリシアがヘルだと言う理由は以下でした。

・6件目の事件で医者の話ではアリシアの肩は銃弾を掠めたものだった。つまり警官の心臓を奪おうとして逆に撃たれたものだった
・その現場に落ちていた刃物は君塚の家のキッチンにあった包丁によく似ていた
・警官の心臓を奪うことに失敗した後に、孤児院の子供の心臓を狙って教会にきた

そしてこの理由から、負傷した心臓があるために新しい心臓が欲しいヘルはケルベロスの能力を継承しており、アリシアに姿を変えていたということでした。

それからその後わかる話で、ヘルは自分が主人格として自由にアリシアに姿を変えるも、アリシア自身はヘル人格の時の記憶はなかった為に心臓を奪っていたことはわかっていませんでした。

そして、5件目の事件も娘が殺された母親を慰め、『娘のようだ』と言われたアリシアの心臓にはその時、その娘の心臓が入っていました。

それからカメレオンにアリシアを回収され、決戦の孤島に行くと、そこでシエスタとヘルとの戦いが始まります。

この場所では、宇宙から飛来した植物であるシードがSPESの黒幕だとわかり、シードから生み出したクローンがカメレオンやケルベロスだと判明します。そしてその核となる黒い石の<種>を取り込むことで、別の人物がその能力を使えるようになります。なので、ヘルはケルベロスの種を取り込んでおり、アリシアにもなれていました。

ヘルとの戦いでは、『この身体は他の幹部達とは違い、元は普通の人間』『その特異性ゆえに、様々な実験が施され、つらい思いをした。ご主人様はその苦痛に耐えられなくなったある日、ボクが生まれた』と言います。

そしてヘルとシエスタの戦いの最後、生物兵器のベテルギウスが腹を空かせヘルとシエスタを一緒に攻撃し、ヘルもシエスタも左胸を抉られます。その結果、ヘルは新しい心臓を求めてシエスタの心臓を引き抜いて自分の左胸に入れます。

ちなみにサファイアの眼の話をもってきた風靡は、擬態していたシードです。シードはクローンであるカメレオンの能力も使えるということです。風靡に電話した時にケルベロスの事件を依頼した時しか会ってないと言われ判明します。

シエスタはヘルによって殺されたかに思えましたが、シエスタの『自分の意識をこの心臓に宿すことで、他人の体の中で自我を保ち続けることができる』という特別製の心臓ゆえに、ヘルの意識を乗っ取って、抑え込もうとします。

シエスタはアリシアの学校に行きたいという願いを叶える為とヘルの意識を抑え込む為にわざとヘルに心臓を奪わせるように敗北したというわけです。

そしてベテルギウスの花粉によって、君塚に記憶障害が起こり、ヘルの意識を抑え込むための最後の時間にシエスタはこう言い、ヘルの軍服に忍ばせた赤いリボンを取り出し、自分の頭に巻きます。この為君塚も当時の事は忘れていました。

「ヘル、氷の国を司ったと言われる冷たき女王の名前」だったらせめて新しい名はもっと暖かで人の心を溶かすようなアリシアのあの夏の太陽のように眩しい笑顔にも相応しい名を。「ねえ、助手」「覚えておいて、いつか君の眠りを覚ます者の名前はーー渚、夏凪渚」

ここで衝撃の事実がわかりました。ヘル=アリシア=夏凪渚というわけです。よーく見ればわかりますが、ヘルと夏凪の赤い眼の色は同じで、夏凪の髪をショートにすればヘルになります。さらにシエスタが文化祭の時につけていた赤いリボンは今、夏凪がつけているリボンと一緒です。

ただ、実はこれだけでは終わりません。アリシアの正体の秘密がまだあります。

6年前の過去

ここから小説3巻の内容です。アニメでは改変されていますが、原作では、斎川の事件解決後にカメレオンのシージャック事件が起こり、それを解決後に君塚、シャル、夏凪、斎川の4人で、シエスタの墓参りに行く途中に何者かに拉致された先でシエスタの死の真相である過去の映像を見せられるといった流れになっています。アニメでこの流れになっていないのは凄い改変なので、できれば小説を読んでほしいと思います。

そしてヘルが夏凪だとわかったことで心臓移植されたという夏凪の記憶は作られたもので、ずっと入院していたという記憶はSPESに囚われてた時の記憶が残ってたものだと判明します。

そして映像を見終わると4人を拉致した人物である、シエスタが生前に残したシエスタの記憶と能力の一部を引き継いだ生体アンドロイドの<シエスタ>がメイド服姿で現れます。見た目はシエスタのままです。(右の画像)

その<シエスタ>が「この映像にある間違い探しをしてください」と言い、夏凪の中に封印されているヘル人格を呼び出し、ヘルから話を聞こうとします。そこで使われるのがシエスタの七つ道具の一つである手鏡です。これは鏡に映したものをカメラのフィルムのように焼き付ける機能があり、画像データのように取り出せるものです。

その手鏡でヘルの画像を出し、さらに夏凪を別の姿見の前に立たせ、合わせ鏡にさせます。それでも反応しなかったので、最後に夏凪が赤いリボンをほどきます。するとヘルと会話できるようになります。

そして語られたのが、夏凪が12歳の時、今から6年前の記憶でした。生まれて12年病室で生活していた夏凪は、元々602番という名前でしたが、そこにはシエスタもおり「海が好きな君のことをナギサと呼ぶ」とシエスタが名前をつけてくれました。

そしてそこにはシエスタが面白いと連れてきたアリシアもいました。そうして医者が来ると数時間に渡って苦痛を感じる投薬実験が行われ、この施設の運営費は子供達の治験モニターで賄われていました。

そんな中、医者から渡されたぬいぐるみの中から盗聴器が発見され、この施設は何か隠しているとシエスタが話します。そうして段ボールで作られた秘密基地へナギサが連れ出されるとそこにはアリシアが開発した銃や刃物が並んでいました。

そうして施設の秘密を解き明かす為に動き、ついにシエスタとナギサは施設の地下へ辿り着きます。そこでは人造人間が作られており、今まで治験とされていたのは人体実験でした。そしてそこにいたナギサの主治医である医者は身体をぐにゃぐにゃと変えると今はこの姿が一番馴染むと白髪の青年に姿を変え、自らを原初の種(シード)と名乗ります。

そしてこの実験施設を再起不能とさせる為にアリシアが作った爆弾を用意しますが、ナギサの持つスイッチを押す勇気がないのわかっているとシードが話し、赤い眼を光らせ「押してみるか?」と言うと爆弾のスイッチを自分の意思とは関係なしに押します。しかし何も起きませんでした。

すると後ろからきたアリシアが「最初からこっち側なんだ」とシードの味方だったことを言い始めます。理由としては、強い方についていくのは当然ということでした。そこでアリシアは「こんな簡単に騙されるような子達じゃ戦力にならないから種を与えるまでもない」「代わりに私に種をちょうだい」と言うとシードがこの二人はどうすると聞きます。

そこでアリシアは「いつものように一部の記憶だけ奪えばいいんじゃない?そのあとは解放していいよ、どうせ使い物にならないし」「わたしのことも忘れさせてほしいかな。ずっと覚えられたままっていうのも気持ち悪いじゃない?」と、アリシアは自分一人が犠牲になって他の子だけ助かるように、つまりシエスタとナギサを守る為にシードの味方のフリをしていただけでした。

そしてその話をシードも飲みます。それからシードが種を埋め込む為に触手でアリシアの左胸に迫ります。最後にアリシアは「わたしのことは早く忘れてね」と言った後、種が適合せず血を吹き出して死んでいきました。そしてそのショック故にナギサは記憶を失ったのか、その痛みも苦しみも別の誰かに押し付けてしまったのか、意識を失います。

この事から6年前、3人は一緒にSPESの実験施設におり、アリシアは夏凪とは別の存在として実在していて、1年前のロンドンで出会ったアリシアは、当時アリシアの死を目の当たりにして、脳裏に焼き付いていた姿をヘルがケルベロスの種を用いた時に無意識に身に纏っていたということでした。

そしてシエスタも1年前ロンドンでアリシアを見たのに気づけなかったのは、シエスタもアリシアが死んだ時にシードの手によって記憶を失っていたからでした。

アリシアの死後、シエスタは記憶を消されたものの、自分の使命だけは忘れておらずシードの種を奪い施設を抜け出しました。この種こそがシエスタの特殊な心臓の理由です。そしてナギサはアリシアの死によってヘル人格が生まれ、ヘルは「邪魔な子供達を施設から追い出して自分だけがお父様の特別となった」と話します。

なぜシードに尽くしたのかの理由は「自分はまがい物だから、この世に留まる為の楔が必要だった」と言います。そこで夏凪は「そうしないと殺されるから、あたしを守る為にSPESの一員になったんでしょ」と指摘します。

それは先程、「施設の子供を逃した」と言ったのは、ちゃんと人の心があるから。そしてロンドンの事件でケルベロスと同じように心臓狩りを続けたのも体の主である夏凪を死なせない為。そうして夏凪は「あなたの罪はあたしが一緒に背負う、一生懸けて償っていく。だって貰ってばかり、あるいは与えるばかりなんて、そんな一方的な関係あるわけない、あなたはそう思わない?」と言い、ヘルが「まったく、バカだなボクのご主人様は」そうして、君塚には鏡から飛び出したヘルを夏凪が抱きしめたように見えました。

まとめ

・1年前のロンドンの事件でヘルはアリシアで、アリシアにヘルの時の記憶はなかった
・シエスタはアリシアの「リボンをつけて学校に行きたい」という願いを叶える為にわざと殺されてヘルの中に自分の心臓を取り込ませてヘルの意識を抑え込んだ
・結果、1年後に夏凪としてその願いを叶えた(夏凪のつけているリボンはシエスタのもの)
・シエスタ、夏凪、アリシアは6年前SPESの実験施設にいた
・6年前、602番という夏凪にナギサと名付けたのはシエスタで、さらに1年前にアリシアの夏の太陽のような笑顔にも相応しい名をということで夏凪とつけた
・6年前の時点でシードの種に適合しなかったアリシアは既に死んでおり、1年前のヘルは無自覚にアリシアの姿をケルベロスの種で呼び出していた
・アリシアの17歳発言はヘルであり夏凪の年齢だった
・シエスタも6年前のアリシアの死や存在の記憶を消されていた
・ヘルはアリシアの死のショックで生まれた夏凪の別人格だった

最初は誰もがヘルがアリシアの元の体だと思ったと思いますが、なんと6年前に既にアリシアは死んでおり、その時の記憶からヘルがケルベロスの種の能力で呼び出してたなんて思いませんよね。

そしてそのヘルが夏凪であり、6年前にシエスタと夏凪とアリシアは一緒にSPESの施設にいて、夏凪の名前を名づけたのがシエスタというのも驚きですよね。そしてその名前の意味もアリシアの笑顔と夏凪の好きな海に纏わるものというのも良いですよね。

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