2022年4月1日より映画『オッドタクシーイン・ザ・ウッズ』が劇場で公開されました。
アニメ13話の最終回で小戸川のタクシーに乗った、和田垣さくらがどうなったのかとても気になる内容でしたが、その後が描かれた今回の劇場版。
そして総集編として、取材を受ける形で内容を振り返り、本編が進んでいく中で気になるシーンがありました。
ということで今回は、『オッドタクシーイン・ザ・ウッズ』の中で出た実写化されていたシーン、そして小戸川らの調査報告書はなぜあったのか?調査報告書を書いた人物は誰なのか?入場者特典のシールを剥がすと出てくる調査メモについてネタバレしてご紹介します。
映画『オッドタクシーイン・ザ・ウッズ』のネタバレ
まずは、考察する前に全体的なネタバレをしていきます。
TVアニメ版では、最終的に三矢ユキの殺害犯人として、二階堂ルイやマネージャーの山本、矢野、関口が逮捕されます。それから、真犯人である和田垣さくらが証拠隠滅の為に小戸川のタクシーに乗り込むシーンで最終回を迎えました。
そこで映画では、その後が描かれるということで観に行きました。
タクシーに乗った和田垣は小戸川と話しながらリュックから包丁を取り出し、襲おうとします。その瞬間に場面が切り替わり、小戸川と白川のデートの場面になって映画が終わります。
そして結末がわからないままと思いきやエンドロールで映った写真の中のテレビ画面に和田垣が逮捕されているものがありました。つまり小戸川は助かり、和田垣が逮捕されたという流れです。ほんの少しのシーンなので、その後が描かれる・・・といった内容にしてはかなり薄かったです。
ラスト実写化シーンの理由は実写映画化か?
そしてアニメなのに最後、エンドロールが終わった後に、パソコンで調査報告書を書いているシーンがあったのですが、これが、実写映像だったんです。
2人の人が映っており、顔ははっきりと映らないようになっており、PC画面に打ち込んでいたのは小戸川の調査報告書で、41歳で色々なプロフィールなどが書かれていました。
ここで考えられるのが、以下です。
・実はこのアニメは実写でした的な意味合い
オッドタクシーは小戸川の脳の病気で周りの人間が動物に見えていたというものでした。しかしそれを考えると小戸川もしくは皆が見ていた世界はアニメではなく実写だったとも言えるのではないでしょうか。そういうことを伝えたかったとかあるかもしれません。
・実写映画化を示唆
そしてもう一つは、今後発表される実写映画化の匂わせた告知になっているのではということです。なくはないですよね。ただ、実写映画となると人間を全員動物に見立てないといけませんから、制作費が凄いかかりそうです。フルCGなのか、特殊メイクなのかわかりませんけど、凄いお金がかかりそうなので、オッドタクシーくらいの人気だとちょっと実写映画化は結構厳しいのではとも思っています。
正直ラストシーンの実写化部分だけを見ても何を伝えたかったのか謎でした。
調査報告書を書いた意味と取材をしたのは誰?
今回の映画では、アニメではなかったキャラ17人の取材形式で話が進んでいき、そのキャラの回想のようにアニメで描かれたものを総集編として流されていました。
その中の新規カットでは、何者かが調べた調査報告書がありました。
そのカットが上記Twitterの右下の部分です。剛力は小戸川の病気を調べるために色々な調査をしていましたが、上記画像には、剛力の名前も入っており、小戸川からどの動物に見えていたのかの名前も入っています。
つまり剛力が書いた調査報告書ではなかったというわけです。
映画の場合、何者かがそれぞれにファミレスで取材していたと形があったので、この取材者が調査報告書を書いた人物かと思います。
ただちょっと思い出せないのですが、小戸川の同級生だったか、また別の誰か3人がこおn調査報告書を見ていた記憶があります。その部分の内容を忘れてしまったので、確実とは言えませんが、その3人が調査していた可能性もあります。
しかし何の為にこんなことをしたのかが不明です。
そしてその取材のシーンで出てきたモグラ・・・確かこれが同級生だったような?この2:44の部分に出てきます。
入場者特典のシール剥がすと調査メモ
今回劇場の入場者特典としていくつかのパターンのカードが配られます。そしてそのカードのシールを剥がすと、調査メモが出てきます。
剥がさないと気づかないので、持っている方はぜひ剥がしてみてください。粘着性があるので、一度剥がしても綺麗も貼り直せます。
私がもらったのは、矢野と二階堂の調査メモでした。その内容は以下。
No.13 矢野治人 27歳 半グレ(黒田組?)
「例の事故現場?できることならそうしてえな。とにかく車出しと毛アジトへ。そんで面倒なことは明日へ」
「最後の手段を使うことないでしょ普段。早くしないと日が昇ってく段々」
「二階堂、お前は帰ってろ。また呼ぶから次回以降。正直言うけどお前邪魔。足手まといお疲れ様」
<調査メモ>
クセのある関係者の中でも特にイミフな男。中心にあるのが、カネなのか、ドブへの対抗心なのか、ボスへの忠誠心なのか、本心が見えない
No.15 二階堂ルイ 18歳 アイドル
「あなた調査会社の人?」「じゃあなんでこんなことしてんの。わざわざアイドルイベントにまで潜入して」「メンタル病んでるいなくなる子なんて、この世界山ほどいるよ。いちいちそういうのに構ってられない」
「あんたみたいに、田舎の中学が一緒ってだけで熱くなれるような甘い覚悟でやってないんだよ」
「そういうくだらないかまかけるのやめたら?警察でも行方がわからないのに民間の調査会社に何ができんの?」
「そうやって、せいぜい他人の足引っ張っていきなよ」「私を、あんたとか、ついでに三矢ユキとかと同列に並べないで」
「私は何も知らない」「もしそうなら、衝動的で馬鹿すぎるでしょ。事前に事務所の周りの防犯カメラ、チェックしてたわりに」
<調査メモ>
周囲の人たちの証言から浮かび上がってくるのは、”アイドルでいる”ということに対する異常な執着心。単に”負けず嫌いで気が強い”では片付けられない闇が、二階堂ルイという女にはある。
こんな感じでした。このセリフの部分ですけど、恐らく映画の中で取材していた人に話していたセリフかもしれません。こんな感じだったような気がします。
ただ、どういう経緯でこんなメモを調査会社の人はとっていたのか・・・話から察するに時系列的には、和田垣が捕まる前のことではないかと思われます。