高山理図先生によるライトノベル作品『異世界薬局』が2022年7月より放送開始です。
今回は異世界薬局について作品の紹介をしつつ作者炎上の過去やパクリではないのか等様々な話題をご紹介していこうと思います。
異世界薬局がアニメ化
異世界薬局は高山理図先生による日本のライトノベル作品で「小説家になろう」にて2015年7月より連載開始、そのご2016年1月から書籍版が刊行され、同年11月から同作のコミカライズ版が連載開始。コミックの累計発行部数120万部突破、書籍版も含めたシリーズ累計が230万部を突破するという大人気作品となって居ます。
そんな異世界薬局ですが、ストーリーとしては現代で薬学研究に励んでいた主人公が研究の疲労で過労死し、宮廷薬師見習いのファルマとして転生し、医学未発達な世界で前世の薬学知識などを駆使して生きていくというお手本のような「異世界転生物」であり、豊崎愛生さん、上田麗奈さん、本渡楓さん主演で7月よりアニメがスタートします。
異世界薬局の漫画打ち切り理由?
7月よりアニメ化も決定している異世界薬局についてここでは打ち切りなのか?と言う事についてご紹介したいと思います。
まず、結論から述べますと打ち切りではありません。そもそもシリーズ累計で230万部を突破し、昨年7月に書籍版最新8巻、今年の3月にコミック版最新8巻が発売されている人気シリーズなので打ち切りなどと言う事はまずあり得ないのですが、では何故打ち切りなどという話が出てしまったのでしょうか。
それについては、後述する『だいしゅきホールド論争』が深く関係してくるのですが、それによって作者の高山理図先生が大炎上し、2019年~2020年に掛けてしばらく原作である小説家になろうの更新が途絶えていた時期がありました。丁度その頃「炎上したし、こりゃ打ち切りか」と言う話が出ていたので、この頃から異世界薬局=打ち切りという話がネット上で独り歩きを始めたのだと思います。
作者高山理図のだいしゅきホールド起原論争
高山理図先生と言えば、必ずこの話題が付いてきてしまって今でも異世界薬局の作者ではなくて、だいしゅきホールド論争で炎上した人が書いているライトノベルと一部で言われてしまうような炎上騒動でしたが、ここではそのだいしゅきホールド論争についてご紹介したいと思います。
そもそもだいしゅきホールドってなに?と言うところからですが、男女の情事において相手の腰を足でしっかりと抑え込む形の事をさし、古くは四十八手にも「抱き地蔵」として記載されており、ネットでこの名称で有名になるよりはるか古くから存在していた物と思われます。
では、そのだいしゅきホールドが何故異世界薬局の作者と関連付けられるようになったのかと言うと、それは偽神戦記の作者であり、東京NECROなどのPCゲームのシナリオライターも務める三国陣先生が巻き起こした「だいしゅきホールド起源論争」に端を発します。
そもそも、だいしゅきホールドとは2ちゃんで命名されて誰が命名したかも不明な物でしたが、ある日突然三国先生が「だいしゅきホールドという名前を考え出したのは私だ」とツイート。これによりツイートは見事にバズったのですが、このバズりを利用して売名行為をしようとしたのでは無いかと同時に反論などもあったのですが、反論意見に三国先生は小馬鹿にしたような態度で言い返したりと瞬く間に騒動が大きくなりました。
そして、飛んで火に入る夏の虫とは良く言ったものですが、この騒動に関して三国陣先生の友人であった高山理図先生も三国先生を擁護する形で参戦した事で結果として自らに飛び火、結果としてすべての関連ツイートを削除し謝罪に追い込まれ、この騒動が起こった2019年~昨年7月の書籍版8巻発売まで小説の更新を停止し実質謹慎状態になってしまいました。
これがいわゆる「だいしゅきホールド起源論争」と言う物になります。
異世界薬局はパクリ?他作品と似てる?
異世界薬局についてネットでパクリなのでは無いか?と言う話もちらほら見かけますが、ここではそのパクリなのでは無いかについて実際はどうなのかと言うところを考察したいと思います。
そもそもパクリとは他人の作品を真似したりすることなのですが、作者が意図して真似をしたわけでは無くとも受け手が似ていると思えばパクリだと言われる事もある。と思います。恐らく異世界薬局はその作者は意図して真似たわけではないと言う例の一つなのだと思いますが、では似ている作品は何なのかについて逆に紹介させていただきます。
異世界薬局の作者がモデルにしたのでは無いか内容を真似たのでは無いかと良く言われる作品は村上もとか先生の『JIN-仁-』です。異世界薬局が薬学知識がある主人公が異世界へ転生する「異世界転生物」ですが、JINは医師である主人公が江戸時代にタイムスリップする一時期流行っていた「タイムスリップ物」になります。
互いに薬学知識と医学知識を持つ主人公が異世界と過去の江戸時代で活躍する。一見すると似ているようにも思えますが、最初に述べた通り、「偶然似た作品になったが意図して真似たわけではない」のだと思います。
まとめ
今回は7月よりアニメが放送開始になる『異世界薬局』について、作品に触れつつ作者炎上の過去やパクリ疑惑なども紹介してきました。
アニメは現在キャラクタービジュアルなどが公開されたばかりで、徐々に情報が公開されていますのでこれからの更なる情報の公開などにも注目していきたいと思います。