クリエイター投稿サイト『pixiv』での投稿掲載を行い、その後コミックエルモでの連載となった漫画『組長娘と世話係』がアニメ化されます。現在、原作漫画は7巻まで刊行され、累計発行部数は67万部を超えているスマッシュヒット作品です。
極道の構成員であり、その凶悪さが知られる男・霧島が、組長に命じられてその娘の世話係になるという、いわゆる日常系の作品である本作は、暴力的なシーンが描かれつつもどこかコミカルです。そんな霧島と、組長娘こと八重花が、世話係と言う接点で徐々に絆を育んでいきます。
一方で、本作のアニメ制作に対しては、有限会社feel.と株式会社GAINAの共同制作という少し珍しい体制を取っています。二社共に実力と実績のあるアニメ会社ですが、何故今回はこのような体制でアニメを制作するのか、その部分についても踏み込んでみました。
今回は、アニメ『組長娘と世話係』は、漫画なか何話構成で何クール放送なのか?また、気になる声優や、漫画何巻どこからどこまでで制作会社はどこなのかと言った情報をお伝えしようと思います。
『組長娘と世話係』の概要・世界観・あらすじ・放送日放送局
『組長娘と世話係』は、つきやさんによってクリエイター投稿サイト「pixiv」で連載されていた作品です。その後、新たに商業漫画雑誌である「コミックエルモ」に移籍したことで正式に商業連載されました。
極道である桜樹組の若頭である霧島透は、外見は飄々としながらも若い頃から短気で手が早いことで知られ、多くの人間を血祭りにあげました。そんな霧島が、組長である桜樹一彦によって娘の世話係を命じられます。
一方で、霧島が世話するようになった組長の娘である八重花は、感情表現が苦手ながらも素直な少女です。そんな二人が徐々に絆を育んでいく様子が本作では描かれます。
そんな『組長娘と世話係』は、放送日は、2022年7月7日になります。放送局は、TOKYO MX、BS日テレ、RKB毎日放送、広島毎日放送が放送を行います。
『組長娘と世話係』は何話何クール放送?
『組長娘と世話係』のアニメが何話何クール放送なのかは、現在のところ公式からの発表がないため不明です。基本的に、近年のテレビアニメは1クール12話から13話構成で放送されることが多いため、本作もその流れで1クール12話構成になると思われます。
しかし、これらはあくまでも目安にすぎず、実際のところはどのような構成で何クールまで放送されるかは実際に放送されない限り分かりません。アニメ化の際には、アニメオリジナルの展開やストーリーを差し挟むこともままありますので、実際には予想よりも短かったり長かったりすることもあります。
結局のところ、何話までやるのか?ということは放送までのお楽しみになります。今後の動向に関しては、公式からの発表に要注目です。
『組長娘と世話係』は漫画何巻どこからどこまで?
本作は現在、原作漫画が7巻まで刊行されています。また、pixivコミックでの漫画投稿も続いており、90話以上が投稿されています。
多くの場合、アニメの1話は漫画の3話分の話を元に構成されると言います。その為、基本的には1クール12話分の内容をアニメ化する場合、およそ漫画3巻分の内容がアニメ化される傾向にあります。
本作もその例に則れば、3巻までの内容がアニメ化されると思われます。とは言え、実際のところ、原作をどこまでアニメ化するのか、どうアニメ化するのかは制作陣の裁量によって決まりますので、実際には放送までのお楽しみと言う事でしょう。
『組長娘と世話係』の登場人物・声優
『組長娘と世話係』には、個性的なキャラクターが多数登場します。そんなキャラクターたちを演じるのは、実績と実力を兼ね合わせた人気声優たちばかりです。
次は、そんな本作のメインキャラクターたちとそんな彼らを演じるキャストについて紹介します。
霧島 透 CV:細谷 佳正
桜樹組の若頭であり、本作の主人公の一人が霧島透です。飄々とした態度と、少し軽薄そうな外見とは裏腹に、短気で喧嘩が強く、極道らしく腕っぷしで物事を解決する男です。
そんな霧島を演じるのは、細谷佳正さんです。ゴールデンカムイの谷垣源次郎役を始めとして、様々なアニメで活躍している人気声優さんです。
桜樹 八重花 CV:和多田 美咲
桜樹組の組長の娘であり、霧島が世話係を務めることになった少女が、桜樹 八重花です。感情表現が苦手ですが、根は素直で家族思いの女の子です。
そんな彼女を演じるのは、和多田美咲さんです。アニメにもなった人気ソーシャルゲーム『ウマ娘プリティ―ダービー』で、スーパークリーク役を演じたことで知られる今注目の若手声優さんです。
桜樹 一彦 CV:竹内 良太
桜樹組の組長であり、霧島に八重花の世話係を務めるように命じたのが、一彦です。表向きは極道の組長として活躍していますが、実際には子煩悩な父親であり、霧島には性格の矯正を兼ねて娘の八重花の世話係を行うように命じます。
そんな桜樹 一彦を演じるのは、竹内良太さんです。様々なアニメに出演し、多数のキャラクターを演じた人気声優です。
桜樹 美幸 CV:中原 麻衣
八重花の母であり、一彦の妻です。作中ではあまり登場しない反面、八重花や一彦にとって非常に大切な人です。
そんな彼女を演じるのは、中原麻衣さんです。20年以上アニメ業界の第一線で活躍するベテラン声優です。
黒崎 香菜美 CV:小林 未沙
桜樹 美幸の妹であり、八重花の叔母が黒崎香奈美です。普段はお食事処「くろさき」の店主として活動していますが、桜樹組の面々にも物おじしない豪胆さを持っています。
そんな彼女を演じるのは、小林未沙さんです。アニメではなく、主に洋画や海外ドラマの吹き替え声優として活躍することの多い声優さんであり、出演アニメこそ少ないものの、数々の名作に日本語吹き替えとして関り
『組長娘と世話係』の主題歌・監督・制作会社
『組長娘と世話係』のアニメを制作するのは、有限会社feel.(フィール)と株式会社GAINAによる共同制作になります。どちらもすぐれた長所を持つアニメ制作会社ですが、有限会社feel.は、他社との共同制作でアニメ制作を行うことが多いアニメ制作会社であるという特徴があります。
本作では、そんな有限会社feel.は、共同制作の相手として株式会社GAINAを相手に選んでいます。株式会社GAINAは、2014年から本格的な活動をアニメ制作会社で、『ピアノの森』のテレビアニメを制作したことで知られる制作会社です。
有限会社feel.は、『だがしかし』や、『やはり俺の青春ラブコメは間違っている。完』などのアニメ制作を行ったことで知られるアニメ制作会社であり、かわいらしい女の子が活躍するアニメ作品の制作に定評があります。今作品のヒロインである八重花のかわいらしい姿を描くのにうってつけのアニメ制作会社であると言えます。
そんな本作の主題歌を担当するのは、OPをYouTuberのタケヤキ翔さんが、EDをVirtualYouTuberの渋谷ハルさんが務めるという少し変わり種の構えになっています。
そして本作でアニメ監督を務めるのは、川崎逸朗さんです。代表作に、戦国BASARAをはじめとして様々なアニメ作品を監督した実力のあるアニメ監督です。
まとめ
本作は、インターネットで投稿された作品が人気を博し、連載までこぎつけました。極道の世界の中でも、凶悪さで知られる霧島と、そんな霧島が世話をすることになる少女、八重花との日常を描いた作品です。
霧島にとって八重花は、単に上司の部下と言う訳では無く、生まれたときから知っているいわば、親戚の子供と言えます。そんな八重花と霧島の関係は、家族や仲間とはまた別の関係ですが、どこか深い絆でつながった関係です。
そんな二人の関係が描かれたアニメ『組長娘と世話係』はいよいよアニメ放送開始です。