10年以上の時間を空けて続編が放送される『はたらく魔王さま』アニメ第2期の放送がいよいよ始まりました。大人気ライトノベルレーベルである電撃文庫から発行されている大人気作品です。
原作小説は既に完結していますが、アニメ第1期で放送されたのはその中でもごくわずかな部分でした。今回の第2期にて、今まで描かれなかった部分がアニメ化されることになります。
特にアニメ第2期では新たに登場するキーキャラクターであり、魔王サタンと勇者エミリアこと、真奥貞夫と遊佐恵美の子供であるアラス・ラムスが物語を大きく引き回します。家事と労働にいそしんでいた魔王城のメンバーは、新たに、育児と言う未知の仕事が始まります。
今回は、そんな『はたらく魔王さま』2期アニメの全ネタバレと最終回の結末を原作小説から内容紹介していきます。
『はたらく魔王さま1期』の内容振り返り
『はたらく魔王さま』の第1期では、主に原作小説の1巻から2巻にかけての内容をベースに、現代日本に魔王と勇者が現れて庶民的な生活を行う様子が描かれました。魔王サタンこと真奥貞夫が中心となって、ルシフェルこと漆原 半蔵、アルシエルこと芦屋四郎の三人が共同生活を送る魔王城のメンバーと、勇者エミリアこと、遊佐恵美とそんな恵美を追ってやってきたベルこと、鎌月 鈴乃が中心となって日本で生活を行う一方、エンテ・イスラの刺客との戦いが描かれました。
異世界エンテ・イスラにて、魔王サタンと勇者エミリアは世界の命運を巡って戦い、その結果魔王サタンは敗北し、部下であるアルシエルと共に日本に逃げのびることになりました。そんな中、勇者エミリアもとある陰謀に巻き込まれる形で日本に訪れることになり、二人は日本で働きつつも元の世界に戻る方法を探ることになります。
そんな二人の元には徐々にかつての仲間が現れますが、同時に魔王と勇者を同時に歴史の闇に葬ろうとする勢力が現れ、二人は仕方なく手を取って敵と戦うことになります。そんな魔王と勇者の共闘と、かつての魔王と勇者から想像もつかない疑似家族とも言える関係性が、本作の一番の注目ポイントです。
『はたらく魔王さま2期』は原作小説何巻から何巻どこまで放送?
今回、アニメ第2期が放送されることになる『はたらく魔王さま』ですが、原作小説の何巻から何巻まで制作・放送されるかは不明です。通常、ライトノベルをアニメ化する場合は、1巻の内容を3話から4話に分けてアニメ化すると言います。
しかし、アニメ1期でアニメ化されたのは、主に1巻から2巻までの内容を全部で12話に再構成してのアニメ化でした。その為、本作では原作小説3巻からの内容をアニメ化されることになりますが、何巻分の内容をアニメ化するのかは不明です。
理由としては、本作の原作小説は既に完結しており全21巻が刊行されている為です。単純に本作の内容を全てアニメ化した場合、1クールでは到底収まり切れない量の原作が存在しています。
その為、どこまでアニメ化するのかに関しては、製作スタッフの胸の内と言えるので、余り予想できません。本放送のお楽しみと言う所でしょう。
『はたらく魔王さま2期』の見どころ
はたらく魔王さまのアニメ2期の見どころと言えるのは、アラス・ラムスの登場です。アラス・ラムスは、突如として現れた赤ん坊ですが、何故か魔王サタンと勇者エミリアの子供を名乗ります。
そんなアラス・ラムスは、姿も中身もまだ2、3歳の赤ん坊であり、殆ど会話はできません。女の子であること以外は非常に謎の多いアラス・ラムスですが、親として指名されたサタンとエミリアは、仕方なく彼女の世話をすることになります。
しかし、アラス・ラムスの身柄を狙って異世界エンテ・イスラからは新たな刺客がサタンとエミリアの前に立ちはだかります。アラス・ラムスに秘められた世界の謎と、その謎を巡って魔王サタンと勇者エミリアは共闘することになります。
天真爛漫で素直な性格とかわいらしい姿をしながらも、謎に満ちた赤ん坊であるアラス・ラムスの登場によって物語には、様々な騒動と全てのキャラクターに関係性の変化が起こります。そんなアラス・ラムスと魔王と勇者たちの関係性が注目点です。
『はたらく魔王さま2期』のネタバレ最終回結末
いよいよアニメ2期が始まった『はたらく魔王さま』ですが、現在のところ、原作小説の何巻分をアニメ化するのかまでは明かされていません。その為、最終回までの詳しいネタバレは分からないのが正直なところです。
その一方で、原作はある程度の巻数が発行されており、どこまでがアニメ化の範囲かはわかりませんが、ある程度は最終回の内容を予想することができます。その為、予想される最終回のポイントを元にアニメ最終回のネタバレを予想していきます。
3巻
原作3巻では、本作のキーキャラクターとなるアラス・ラムスが登場します。アラス・ラムスは、エンテ・イスラに存在するセフィラと呼ばれる世界のカギに関わる重要な存在です。
そんなアラス・ラムスを狙って、エンテ・イスラから現れた天使であるガブリエルが日本に訪れます。どこか軽薄で飄々としながらも、圧倒的な力を持つガブリエルに、魔王と勇者はアラス・ラムスを護るべく協力して立ち向かうことになります。
今まで敵対することが多かった勇者と魔王が明確に協力し、同じ目的の為に戦う展開を迎えます。そんなガブリエルとの戦いが3巻の内容になります。
4巻
4巻では、舞台が東京の笹塚から千葉の犬吠に移ります。バイト先のマグロナルドの休業と、我が家であるボロアパートの改装が被ってしまい、職場と住居を同時に失ってしまった魔王は大家さんの伝手で犬吠崎の海の家で働くことになります。
そんな魔王たちに勇者や魔王の同僚である佐々木 千穂も加わり、海の家でひと夏のバイトを行うことになります。そんな犬吠埼のバイトには不思議なことが置きます。そんな不思議な事件には、裏でエンテ・イスラの出来事が絡んでいました。
エンテ・イスラからやってくる新たな敵と、エンテ・イスラで張り巡らされる新たな陰謀との戦いが主に4巻で描かれる内容となります。
5巻
原作5巻では、恵美と、聖職者である鈴乃、そして恵美の親友である里香と共に魔王城の家電購入を巡ってのドタバタ騒ぎが繰り広げられます。アラス・ラムスの正体は、セフィラと呼ばれる世界を構成する宝珠の中の一つであるイェソドの欠片です。
そんなイェソドの欠片を狙ってガブリエルは尚も魔王たちと敵対し続け、イェソドの欠片を回収するべく暗躍を行います。しかし、そんな壮大な世界観と戦いの裏で、ガブリエルをはじめとするエンテ・イスラの勢力も現代日本になじんだ生活を送ります。
そんな庶民的な生活の裏で、イェソドの欠片を巡って、ガブリエルと魔王サタンは戦うのが5巻の内容になります。
6巻
原作の6巻は、いわば笹塚編の終盤と言える話です。続々と現れるエンテ・イスラからの刺客に対して、今まで巻き込まれるばかりだった日本の女子高生である千穂が、本格的にエンテ・イスラの出来事に関わることを決めます。
千穂は、自身も魔王の力となることをなることを決意し、恵美と恵美の仲間であるエンテ・イスラの聖職者である鎌月 鈴乃との特訓が始まります。日本の女子高生として生活しつつも、何度もエンテ・イスラの出来事に巻き込まれたことで少しずつ成長する佐々木 千穂とエンテ・イスラ勢力として活躍する魔王たちの絆が描かれます。
そんな本作のヒロインの一人である千穂の成長と、勇者たちの絆が描かれるのが6巻の内容となります。
まとめ
いよい始まる『はたらく魔王さま』アニメ第2期は、アニメ第1期が終わって以来、待望となる10年越しの続編となります。アニメ第1期では、魔王として高い志を持ちつつも庶民的な生活を送る魔王と、そんな魔王を不倶戴天の敵としながらも、なし崩し的に行動を共にする勇者と言う二人の関係が描かれました。
しかし、第2期では仲間や友情の気配が強かった二人の関係は、新たに登場するアラス・ラムスの登場によって大きく変わります。また、そんなアラス・ラムスを狙って新たな敵が現れ、多くの謎と大きな世界観が描かれるようになります。
庶民的な生活を送る魔王と勇者とその仲間たちと、そんな彼らの活躍が描かれることになるアニメ2期は、アニメ1期以上の世界観が描かれる作品になります。