7月からアニメ第二期がスタートする『シャドーハウス』原作はシリーズ累計発行部数170万部を突破し、1期の最後はオリジナル展開でしたが、2期から原作準拠に軌道修正されるとの事なのでどのような展開になっていくのか期待が高まっています。
今回はシャドーハウスについて2期の内容を最終回まで原作漫画に沿ってご紹介しようと思います。
『シャドーハウス1期』の内容振り返り
7月からアニメ第二期が放送されるシャドーハウスですが、ここではまず第1期の内容を振り返っていきたいと思います。
森の中にあるお屋敷『シャドーハウス』ここでは顔や全身が煤で覆われている顔のない一族『シャドー』が貴族ごっこをして暮らしており、その一族に使える生き人形として一族の一員であるケイトに使え始めた生き人形の少女はケイトに気に入られエミリコと名付けられました。
ケイトに名前を貰いお屋敷の仕事に慣れて来た頃、エミリコは生き人形が集まって行う大掃除に参加し、ローズマリーが班長を務めるローズマリー班に配属されて、同じ生き人形のミアとルウに出会い、更にミアの主であるサラにも出会いますが主であるケイトより口数の多いエミリコをサラは『失敗作』とあざ笑うのでした。
サラにあざ笑われてから暫くして、シャドーハウスの事を教わる為にローズの授業に参加したエミリコ、ミア、ルウの三人でしたが、そこでは『生き人形はシャドーの一族以外に忠誠を誓ってはいけない』と言う事などを教わりました。
そして、授業中に煤が固まって出来上がった亡霊が発生したと言う事で亡霊退治の緊急呼び出しで呼び出されたローズ班の面々でしたが、エミリコを庇った事によりローズが亡霊に取り付かれてしまい、暴走する『煤の病』になってしまい、ルウの煤は水に弱いかもしれないと言う機転のお陰で何とかローズに取り付いた亡霊を撃退したエミリコ達でしたが、ローズは煤の病の治療の為救護班に何処かへと連れていかれてしまいました。
亡霊騒動から暫く立った大掃除の日。大掃除を取り仕切る星つきの生き人形バービーは亡霊騒動の原因はどこかの班が掃除を怠ったからだと言いがかりをつけられ、どんくさく何をやっても失敗する生き人形のラムが犯人だと決めつけられてしまい、ラムを咄嗟に庇ったエミリコ。バービーの態度に不服を述べたショーンの三人が真犯人を探す事を命じられて深夜に屋敷の見回りをさせらる事になりました。
深夜の見回りを始めて5日経ちましたが、全く手がかりを掴めず行き詰っていたエミリコ達ですが、そこにローブで顔を隠したなぞのお影様が現れてエミリコ達に協力してくれて、そのおかげで今回の亡霊騒動は扉の蝶番が外れてドアの隙間から煤が入り込んだ設備不備であり、どこの班も関係は無いと言う事を突き止めました。
亡霊騒動を無事に納めて自慢げにケイトに話をする。エミリコ。ケイトは嬉しそうに話しを聞くも不安が隠しきれませんでした。何故ならば騒動を収めるまでに5日もかかってしまっており、その分他の人形よりも成人の儀式である『お披露目』への教育が足りていないからです。
そして、やって来たシャドー達の成人式である『お披露目』の日。ケイトとエミリコ以外にはジョンとショーン、パトリックとリッキー、ルイーズとルウ、シャーリーとラムの4組で、お披露目の試験の内容はお屋敷の庭にある迷宮の何処かに囚われている主を救い出して、ゴールを目指す事。
試験内容に対してエミリコ達は協力して試験を突破する事になりますが、同時に試験を見下ろしながら何かを試案する成人したシャドー達。そんな思惑に対してエミリコ達は協力し、勇気をもって試験を突破しましたが、シャーリーとラムだけは脱落してしまいました。
脱落にショックを受ける暇もなくエミリコ達はお披露目の後のお祝いの宴に出席し、自室へ戻るとエミリコの様子が変である事にケイトが気付き、ケイトはお祝いの宴で飲まされた珈琲に何か細工がしてあると考えましたが、まずはエミリコを元に戻すべく煤の病の治し方と同じく吐くほどに水を飲ませてみる事にしました。その結果エミリコが正気を取り戻したのでやはり珈琲に細工がしてあったと断定しました。
そして、生き人形やシャドーを洗脳するような事を平気でするこのシャドウハウスの異常さの謎を解く為にエミリコや他の仲間達をまとめてシャドーに反撃する事を誓うのでした。
以上が1期の大まかな内容となりますが、第2期はこの続きからスタートするものだと思われます。
『シャドーハウス2期』は原作漫画何巻から何巻どこまで放送?
7月からアニメ第2期が始まりますが、ここでは2期は原作の何巻から何巻までになるのかをご紹介していきたいと思います。
まず原作が何巻までになるのかですが、第1期は4巻の内容を使い切り最終回までの3話程がアニメにオリジナル展開になっていましたので、そこから考えると原作は5巻からと言う事になります。
では、原作が5巻からならば最終回は何巻までになるのか?が気になりますが、恐らく最終回は9巻になると思います。何故、9巻かと言うと原作で9巻はシャドーの正体やケイトの正体が明らかになり、ケイトとエミリコと仲間たちが改めてシャドーハウスに立ち向かう事を再確認するお話になるからです。
ですので、アニメ第2期は原作の5~9巻の内容がアニメ化されると思われます。
『シャドーハウス2期』の見どころ
7月から放送開始のアニメシャドーハウスについてここでは2期の見どころをご紹介したいと思います。
第2期の見どころですが、このお屋敷は何かが怪しいと思ったケイトがエミリコと協力して疑念を持った仲間達を増やし静かに確実にお屋敷に反抗していくところだと思います。そして、反抗していく最中にシャドーの正体やケイト自身の素性など物語の核心に迫る内容も多数散りばめられていくので毎週毎週目が離せない展開になっていく事間違い無しです。
さらに、物語の核心に迫るにつれて新たなシャドーと生き人形達も登場し物語を進めてくれるので、これも見どころの一つであると共に、中には物語の伏線となるキャラもいるのでそういうところも注目してご覧いただければアニメをより一層楽しめると思います。
『シャドーハウス2期』のネタバレ最終回結末
先ほど2期は何巻までなのかや見どころをご紹介したシャドーハウスですが、ここでは原作に沿って第2期でアニメ化されるで有ろう内容をご紹介したいと思います。
5巻
シャドーハウスへの反抗の第一弾としてケイトはかつて亡霊騒動の時にエミリコと共に解決した生き人形のショーンの主であるジョンに近づきます。ジョンへショーンが洗脳されている可能性がある旨を伝える手紙を渡し、ジョンはそれを信じてショーンの洗脳を解くことに成功しました。
一方ケイトがシャドーに反抗を企てる裏でケイトが住む『子供たちの棟』の管理を任せられている特別なシャドーである星つき達によって星つき会議が開催されていました。今回の議題は「ケイト素行不良問題」ですが、星つき達は問題は無いという判断で星つき会議が終了します。
星つき会議から暫く経っての事、生き人形が一堂に集まる大掃除の日に再び亡霊に取り付かれて煤の病に侵されたローズマリーが生き人形達を襲撃します。生き人形達は大混乱に陥りますが、エミリコは星つきの一人バーバリーが開発した煤回収機を駆使して亡霊を撃退します。
そして、二回目の亡霊騒動が収まるとその原因は煤管理施設の扉が開けっ放しでそこから煤が入り込んで騒動が起きたと言う事がわかりましたが、犯人が分かりません。そこで星つき達はケイトを呼び出し犯人ではなのかと疑いの目を向けます。
あらぬ疑いに怒り心頭のケイト。必ず犯人を見つけ出すと啖呵を切るとエミリコ、ジョン、ショーンの4人で犯人を捜しを始めます。その過程で星つきの一人オリバーとその生き人形の研究室へと足を踏み入れました。オリバーはローズマリーの煤を撃退した煤回収機の開発者で研究室を訪れたエミリコとケイトをかなり気に入ってくれた様子でした。
研究室を後にする際オリバーから生き人形の部屋の鍵を渡されたエミリコとケイトはジョンとショーンと共に亡霊騒ぎを解決するために捜査を続行するのでした。
6巻
二回目の亡霊騒ぎを解決するために捜査を続行する4人でしたが、ここまで『煤管理施設の扉は女性二人では開けられない』『犯人はローブを纏ったシャドーである』『シャドーと生き人形は同じ香りの香水を付けている』など断片的な証拠が集まる物の、肝心の犯人にはたどり付けていませんでした。
しかし、エミリコは記憶を辿り一度目の亡霊事件を助けてくれたローブ姿のシャドーがバラの香りの香水を付けていたことと『シャドーと生き人形は同じ香水を付けている』と言う情報を思い出し、ケイトとエミリコは2度の亡霊騒ぎを引き起こしたローズマリーとその主マリーローズが犯人なのでは無いかと推測します。
そして、犯人捜しのためにと手に入れたお屋敷の地図を見てまだ探索していない花壇を訪れたケイトとエミリコはそこに新しく土を掘り返して埋めたような跡を発見し、掘り返すと『初めてあった時間に初めて会った場所で会おう』とローブ姿のシャドーからの手紙が埋まって居ました。
本当にそんな場所にやってくるのだろうかと思いつつエミリコとショーンが初めてローブ姿のシャドーを遭遇した場所へ初めて会った時間に向かう二人とケイトにジョンの4人。
手紙で指示された場所に行くと本当にローブ姿のシャドーが現れて、ローズマリーの主であるマリーローズだと言う事も発覚し、二人は近々最年長のシャドーとして生き人形と一体化する「一体化の儀式」を受ける予定でしたが、この儀式を受けると自分の生き人形の記憶が無くなってしまう為にそれを避けたくて一連の騒動を起こしたと言う事が同時に発覚します。
そして、どうしても犯人として引き渡される事だけは避けると言うマリーローズは生き人形を亡霊に変える『こびりつき』と呼ばれる意思を持つ煤を操る自身の能力駆使してケイトに戦いを挑みます。
その圧倒的な能力に苦戦したケイトですが、エミリコとジョンにショーンと協力してマリーローズを倒す事に成功。今回の騒動の犯人として星つき達に引き渡すのでした。
引き渡された後マリーローズとローズマリーは儀式の為に『おじい様と共にある棟』へと運ばれる事が決まりましたがその途中にスキを見て周りの生き人形にこびりつきを取り付かせて亡霊とし壁を破壊。ローズマリーと共にそこから身投げをして心中するのでした。
7巻
身投げをしてしまったローズマリーとマリーローズですが、その同期にクリストファーという優秀なシャドーが居ました。これがバーバラと生き人形バービーの前任者に当たる星付きです。
星つきのクリストファーとその生き人形のアンソニーは優秀であるが故に通称で『お呼ばれ』と呼ばれる『一体化の儀式』に臨むことになりましたが、その準備の段階で一体化の儀式が生き人形を自らに取り込む事で生き人形の記憶は消えてしまうと言う事だと言う真実を知ってしまいました。
その真実を知ったクリストファーは生き人形であるアンソニーを殺すような真似は出来ないと自害して果て、一人残されたアンソニーはクリストファーの意思を受け継ぐべく儀式の内容を同期のマリーローズへと伝えました。これがマリーローズが二度の亡霊事件を引き起こす引き金になりました。
そんな過去があった事も知らずなケイトですが、二度にわたる亡霊事件を解決に導いたエミリコの主であるケイトにリーダーの素質を認めたアンソニーはケイトに接触。『僕には君が必要だ』とだけ言い残してアンソニーは姿を消しました。
そこからしばらくして、二度の亡霊事件の真実は隠ぺいされ、欠員となったローズマリー班の代わりにケイトとエミリコが班長を命じられエミリコ班が誕生します。
8巻
亡霊騒ぎが収束し、エミリコ班が誕生してから暫くしてシャドーハウスの大人たちの代表であるエドワードの視察が行われる事が決定しました。前回の亡霊騒動の時に生き人形を洗脳できる特別な珈琲の瓶を割ってしまった事をエドワードに知られるわけにはいかない星つき達は結託して事実隠ぺいに成功しますが、エドワードの尋問でサラとダグラスの二人が事実を話てしまいます。
特別な珈琲を飲んでいないと気付いたエドワードは翌朝生き人形に珈琲を飲ませる『喜びの会』を急遽開催する事を宣言。これをエミリコから聞いたケイトはもしかしたら生き人形が特別な珈琲を飲んでいないせいで洗脳が解け始めているのかもしれないと考え、そして特別な珈琲をただの珈琲に置き換えると言う大胆な作戦を思いつきます。
その夜珈琲すり替え作戦の為にケイト、エミリコ、ジョン、ショーンの4人は星つき達が住む『星つきの棟』に潜入。珈琲を見事にすり替える事に成功しますが、撤収する時に星つきの一人スザンナに気付かれてしまい絶対絶命のピンチに陥ります。
しかし、ピンチに陥った4人を助け出したのは主が存在しない為『顔の存在しない人形』と呼ばれる一人の生き人形でした。助けてくれた彼女の正体を尋ねるケイトでしたが、彼女は何も言わずに星つきの棟に戻ってしまいましたが、ケイトのドレスの胸元から『ラムより』と書かれたメモが出て来た事でお披露目で脱落したラムがまだ生きていたのだと言う事をしります。
珈琲すり替え作戦から一夜明けて「喜びの会」が開かれましたが、普通の珈琲を口にして違和感を覚える人形たち。その中で事実を知るエミリコがいつもの珈琲と違うと発言したことで他の人形体もいつもと違うと一斉に口にしはじめ、その中でパトリックの生き人形であるリッキーは本来あるはずの無い『人間であった頃の記憶』を断片的に思い出し、猜疑心に駆られ始めるのでした。
9巻
前巻の珈琲すり替え作戦から暫くして、ケイトとエミリコは同期であるジョン、ショーン、ルイーズ、ルウ、パトリック、リッキーと集まり同期会を催す事にしました。その同期会の場でエミリコにすら黙っていたシャドーの真実をおもむろに語り始めるケイト。シャドウーの一族とは『元々モーフと呼ばれる妖精』でモーフは元々擬態するのが得意な妖精であること。
そして、生き人形に擬態して今の姿をとどめていて、つまり擬態元であるシャドーに使える生き人形は人形では無くて正真正銘人間である事。更に、モーフが完全に人となる為に生き人形を取り込む一体化の儀式が行われているなど、衝撃的な事実が次々とケイトの口から明らかになりました。
あまりの衝撃的内容にケイト以外の同期達は信じられないようでしたが、リッキーは人形であるはずの自分にあってはならない人間であった頃の記憶がよみがえってきている事を話し、そのうえでパトリックはシャドーハウスから脱出しようと提案しました。
さらにケイトは自分とエミリコ、ジョンとショーンが見たマリーローズの事も話し、その悲劇を二度と繰り返してはならないととの事から五人で誓いを立てて一致団結しますが、誓いの最中に更に記憶が蘇って五人は同じ村からこのお屋敷に連れてこられた事、エミリコはサーカスを抜け出して他の同期達とここへやって来た事などを断片的に思い出してきた事で更に結束が深まりました。
同期の結束が深まった事で新たな疑問が浮かんだエミリコは疑問をケイトに尋ねる事に。それはもしシャドーが生き人形に擬態しているのならばエミリコと出会う前から既にシャドーの姿をしていたケイトは何者なのかと。そしてケイトは答えます。シャドーハウスはミラーハウスと言うお屋敷がモーフに乗っ取られた姿であり、自分はそのミラーハウスの令嬢のケイト・ミラーで自分の家を取り戻す為にシャドーハウスへとやって来たのだと。
まとめ
今回は7月から放送予定の『シャドーハウス』の第2期についてご紹介してきました。
第2期ではまだ原作のどこまで描かれるかは正式には判明していませんが、それでも上記でご紹介させて頂いたようにシャドーの一族やシャドーハウスやケイト自身の核心に迫るお話が沢山出てくると思いますので、是非第2期の放送にご期待下さい。