呪術廻戦199話で、伏黒恵を助けていた来栖華が登場したと思いきやなんと虎杖悠仁の宿儺と同じ様に、生きている体に受肉したまま、来栖華の意識も天使の意識もあることが判明しました。
そこで今回は来栖華の中身である天使の正体は誰なのか?宿儺の双子の兄弟説や術式の無効化する術式について、さらに堕天と言われた宿儺について、津美紀との関係についてなど考察してみました。
来栖華の中身の天使が顕現
来栖華について伏黒たちが質問している中で、突如来栖華の顔に口が出現し、その中身だと思われる天使が会話を始め、虎杖も俺と同じだと驚きました。
天使の本名は不明ですが、虎杖のように特殊な体でないと生きたまま受肉して受肉された相手に意識を乗っ取られずにいるなんて相当な体です。一部ではこの体は伏黒津美紀ではないかとも言われています。
そして、天使は術式を無効化する術式を持っており、死滅回遊に参加した中で受肉したプレイヤーを始末する為に行動していると言います。また、五条の封印の解除には協力するが、『堕天』を殺す手伝いをしてほしいとも言われます。
しかし、その『堕天』とは宿儺の話では、自分だということでした。
色々あった199話でしたが、今回は来栖華を中心に考察していきます。
来栖華のこれまでの登場回
まず、一番最初に名前が出たのは、17巻145話『裏』で、天元に会った時に、五条の獄門疆には裏があり、そちらの封印を解除すれば出すことができるという話でした。
しかし、術式を破壊する呪具は五条が過去に壊してしまって既にこの世には存在していませんでした。そこで天元は死滅回遊に参加しているプレイヤーの中に『天使』を名乗る千年前の術師がいるとのことで、彼女の術式はあらゆる術式を消滅させると言います。そこで名前が『来栖華』と出ました。
次に登場したのが20巻173話です。レジィとの戦いに勝利した伏黒でしたが、逃げていた麗美。伏黒の玉犬が襲おうとしますが、そこに津美紀が『駄目だよ恵』というイメージが浮かび上がり玉犬の攻撃が止まります。そうすると『クソ姉貴』と言ったまま意識を失います。
するとそこに登場したのが来栖華でした。これが11月12日だったので、199話では14日の夜と虎杖が言っていたので2日経過していますね。199話では虎杖が高場の下にやってきた時に来栖が伏黒を運んでいるところを発見した流れでした。
そして来栖は、東京第2結界は呪霊が多いから第1結界に移動した所、伏黒を見つけて助けたようですが、天使によれば、来栖と伏黒の間になにかありそうでした。ちなみに術式の無効化は結界にも及ぶので簡単に移動できたということでした。
来栖華(天使)の正体は宿儺の双子兄弟?
今回、宿儺は『堕天』という仇名だと判明しましたが、そもそも来栖華に受肉している人物も『天使』と呼ばれていますよね。
堕天の意味をそのまま調べると天使が堕落して堕天使になることです。元々は天使のような存在だったのに悪魔になってしまったという意味ですね。
宿儺が元々良い術師だったのかはわかりませんけど、存在自体が災いと言われるほどになったので単純に堕天と呼ばれていた可能性もあります。ただそんな簡単な理由での堕天という仇名ではないとは思います。
そこで、考えられるのは宿儺は生前腕が4本あったことです。普通に人間として生まれたなら腕がいきなり4本で生まれるのは中々考えられません。しかしもし双子であり、もう一人を殺して同化した結果腕が4本になったとしたらどうでしょうか。
真希と真依の同化でフィジカルギフテッドの完成形となったように、片方が同化することで能力が発揮できることがあるのではないでしょうか?
もしそうなら宿儺は双子であり、片方が天使と呼ばれていたなら、もう片方が天使を殺したとして堕天と呼ばれたとしてもおかしくないような気がします。
そして宿儺の存在を感じ殺さなくてはいけないと思って、天使は今回自分を1000年前に殺した『堕天』である宿儺を殺すことが目的でもあるのではないでしょうか?
宿儺と同じ様に来栖華の顔に天使の口だけが出てきたことも共通点を感じざるを得ません。
来栖華(天使)の術式の無効化と消滅について
一つおかしいと思ったのが、天元が話した話では、『彼女の術式はあらゆる術式を消滅させる』と言っていたことです。
しかし今回天使自ら話していたのが『術式の無効化』です。
術式の消滅と無効化では全然違うのではないかと思っています。消滅となればその瞬間から相手は一生術式が使えなくなるイメージですが、無効化なら、その時だけ術式が使えなくなるといったイメージです。
ちょっとこの部分が変に感じました。
来栖華(天使)の伏黒津美紀説
ネットでは前から来栖華が津美紀ではないかと噂になっていました。
しかし今回でそれはなくなったのではないかとも思います。完全に来栖華の意志がなくなったわけではないことがわかったと思いますが、伏黒に対して助けた理由を天使が言おうとした時に止めたように、少し恥ずかしいような態度をとっていました。
そんな感情を津美紀が抱くわけがないと思います。
津美紀の体が少し特別なイメージがありますけど、そもそも来栖華という名前もありますし、さらにそこに天使が受肉していることからも名前が3重にあるのはちょっと考えられません。
津美紀の友人で、伏黒のことを昔から知っていたとかならありそうです。
まとめ
ということで今回は、来栖華の天使の正体と宿儺の双子兄弟説についてなどご紹介しました。
天使と堕天という言葉からも天使と宿儺は双子ではないかと思ってきてしまいます。
宿儺は今回『馬鹿が口を滑らせる前に教えておく』と言っていたのは、天使のことなのではないでしょうか?
もしそうなら凄いことですね。2人の関係が明かされるのが楽しみです。