「僕のヒーローアカデミア」(略:ヒロアカ)に登場する荼毘(本名:轟 燈矢)はヴィラン連合の幹部の一人で、対してホークスはプロヒーロー。
ホークスは荼毘に本名を呼ばれ驚くシーンがあります。なぜ荼毘が本名を知っていたのか、二人の過去に何があったのかについて紹介していきます。
ホークスとトゥワイス戦で荼毘が鷹見啓悟と本名を知っていた
ホークスの本名が原作漫画で初めて出てくるのは27巻の266話・267話で本名は鷹見啓悟(たかみ けいご)です。プロヒーローたちとの超常解放戦線の戦いでホークスとトゥワイスが戦っている最中に荼毘に呼ばれました。
荼毘はホークスのことを知っているようだったが、ホークスは荼毘とは九州でエンデヴァーと一緒にいた時に一度、その後も密会をした程度で本名を知られる機会はないはずなので呼ばれたことに激しく動揺してしまいます。
なぜ荼毘はホークスの本名を知っていたのか。知ることになった可能性について考えてきたいと思います。
過去エンデヴァーがホークスの父親を窃盗犯で逮捕したことから知った?
ホークスは父親がお金が欲しいために人を殺していたため逃亡生活を送っていました。その途中で出会ったのがホークスの母となる遠見絵です。ホークスが外に出ると父親は暴力を振るい耐える日々でしたが、母からエンデヴァーのぬいぐるみを買ってもらいそれを抱きかかえながら耐えていました。
ある日、母親から父親がエンデヴァーに逮捕されたと聞かされます。この時にホークスは今までテレビで見ていたヒーローが本当に存在すると実感しました。そしてこのエンデヴァーこそ荼毘(轟燈矢)の父親の轟炎司です。
なので荼毘がこの事件について調べていたら、ホークスの本名を知っていた理由も納得できますが、知るきっかけとなる出来事は他にもありました。
ホークスの本名を知ってたのは荼毘=轟燈矢の伏線だった?
荼毘がホークスの本名を知ったきっかけは母親です。プロヒーローたちとの超常解放戦線の戦いの前にホークスはベストジーニストと一緒に母の元に訪れます。
しかし、母はおらず代わりに「ホークスと父のことを教えた」という内容の手紙を置いていました。これを見たホークスは荼毘が自分の本名を知っていた理由について察します。
また読者の間では以前から荼毘=轟燈矢であると推測されていました。
荼毘=轟燈矢だと思われていたポイント
- 原作漫画82話で焦凍を対峙したときに「哀しいななぁ、轟焦凍」と言っていた
- エンデヴァーのことを轟炎司と呼んでいた
- 轟焦凍と荼毘は顔にやけどもあり顔立ちが似ている
もう一点、ホークスと荼毘の関係について気になる点があります。漫画の267話でホークスが荼毘に話しかけるシーンです。荼毘のセリフは黒塗りになっていて何と言ったかは不明ですが、ホークスの表情を見るに衝撃的な内容だったのでしょう。
直前にホークスがエンデヴァーに憧れているシーンが登場するので、おそらく自分がエンデヴァーの息子だと告げたのかと思われます。30巻の290話で荼毘はエンデヴァーと焦凍の前で自分が轟燈矢と明かしているので、ホークスには告げた内容も同じだと思われます。
ホークスが鷹見啓悟の名前を隠している理由
ホークスが本名を隠すようになってしまった理由は父親です。父親は連続殺人犯であったうえにヴィランでした。
父親のせいで逃亡生活をし、母親も心が壊れかけたりと過酷な環境でホークスは生きていました。ホークスは子どもを救出したことがきっかけでヒーロー公安委員会に引き取られることになります。この際に父親がヴィランだったことを隠すため、母親と決別するためにホークスは鷹見啓悟という名前を隠すようになったのではないでしょうか。
まとめ
荼毘がホークスの関係について紹介してきました。
ファンとしては荼毘=轟燈矢と推測はついていましたが、エンデヴァーと焦凍にとっては死んだはずの長男が現れたのだから衝撃的です。
荼毘がこれから他の兄弟や父親とどのように関わっていくのか気になります。