デンジの父親を殺した記憶の扉ドアの向こうを開けるのは何話何巻?母親は?【チェンソーマン】

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チェンソーマンの作中で最重要ポイントともいえる謎の扉

デンジの夢の中に度々出てくるものの、その謎は最終話近くまで明かされることはありませんでした

本記事ではそんな謎が多く隠されるデンジの記憶の扉についてネタバレを含め詳しく解説、考察していきたいと思います





目次

度々出てきていたデンジのドア

作中度々出てきていたデンジのドア。結論から説明すると、このドアとはデンジの中に存在する扉のことでありデンジにとって思い出したくない記憶がこの扉の中には封印されている。つまり、ドアの向こうにはデンジにとって不都合なことが多く隠されているためにその記憶からデンジ自身を守る、いわばバリアのようなものだったのです。

そのため、ドアの向こうからポチタが「開けちゃだめだ」とデンジを止める言葉をかけているのも、デンジを守るためであったことがわかります。

更に、ドアと対面したとき、デンジの本能的に「知らなくていい」と避けてしまうのです。中からポチタの声がする。しかし、デンジからは決してそのドアを開けて入ろうとはしない

デンジが無意識に避けてしまうドア。この中には果たして何が隠されているのか。これから詳しく考察を加えながら、解説していきたいと思います。



ドアを開けるのは何巻何話?

ドア(デンジの中に存在するドア)を開けるのは10巻82話マキマがデンジに伝える形で真実が明らかになり、ドアがついに開かれてしまいました

10巻第81話、「ドアの前にパワーちゃんがいるから開けて」と言われるデンジ。考えた末にドアを開けると、その瞬間パワーはマキマによって殺されてしまいます

10巻第82話、パワーが死んでしまった状況が理解できず、デンジは放心状態になります。それを見ていきなり笑いだすマキマ。そして自身がこれまで何を考えながら動いてきたのか、その経緯について話し始めるのです。

普通の生活をする代わりに心臓あげるというデンジがポチタと交わした契約。どうすればその契約を破棄にできるのか、そしてどうすればデンジの普通の生活を奪うことができるかをマキマはずっと考えて行動してきたといいます。デンジにとって普通の水準はかなり低かった。だからこそ、マキマはデンジの生活水準を上げ、幸せがデンジにとって普通の状態にして、それから全部壊す。そうすることで、デンジの心も体もマキマが支配できることになる、それはポチタ、チェンソーマンを自分のものにできるようになることであると言えます。

デンジは「どうしてそんなことを…」と混乱します。するとマキマは、「罪を償うときがきたんだよ」と混乱するデンジに追い打ちをかけるようにデンジの過去、ずっとデンジが無意識に目を背け隠していた過去について告げるのでした。

よってこのドアを開ける行為がある意味引き金となり、デンジの中にあるドア、つまり度々作中に登場していた謎のドアもマキマによってついに開かれてしまいました




アキの死に、パワーの死、そしてデンジの記憶。すべて扉で繋がっていると共に『悪夢』『嫌な記憶』のリンクのさせ方、そして伏線を至る所に貼りながらもその回収の仕方が本当に流石、、、としか言えない。藤本先生、、、と度肝を抜かれてしまいました。



ドアの向こうは酔った父親に殺されそうになったから殺した記憶

上記で説明したようにドアの向こう=デンジの中で思い出したくない、封印した記憶のことを指していました。そして、その思い出したくない記憶こそ、デンジが自分で父親を殺した記憶だったのです。

上記で述べたようにこれは10巻第82話マキマがデンジに伝える形で真実が明らかになっています。これまで自殺だと思っていた父親の死が、実は自分の手によって失われた命だった。その真実をマキマの口から告げられ、封印していた記憶がついに思い出されてしまったのです。

例え自分の身を守るためであったとしても自分の父親を殺してしまったということは、幼いデンジにとってはかなり酷な行為、記憶であると共に、そんな記憶を背負って生きていくと考えると決して正常な精神状態で過ごしていけるとは思えません。だからこそ、デンジは記憶を扉の向こうに封印した。子どもながらにデンジが唯一自分を守るためにとった、最善の方法だったように感じます。

更に、デンジの父親はかなりの借金をしていたこともあり、周りの大人が借金が返ってこないことを懸念し自殺ということにした。これもデンジが真実を扉の向こうに封印した一つの要因といえるでしょう。



デンジの母親は?

一巻第一話で「俺の母ちゃんさ…心臓の病気で血ィ吐いて死んだんだとよ…」とデンジが言っているところからデンジの母親すでに亡くなってしまっていることが明らかになっていました。しかし、この言いまわしからすると母親の死は人から聞いて知った、つまりデンジの自我が芽生える前に亡くなってしまったことが読み取れます。

しかし、デンジが作中で母親について語ったのはこの一度のみ。そこからは回想などを含め、作中に登場することは一度もありませんでした

明かされていることが極端に少なく、謎が多いデンジの母親。ネットでも様々な考察がされていますね。今後2部では母親についても明かされていくのか。注目です。



まとめ

今回はデンジの扉、そしてデンジの過去の真実について詳しく解説、考察をしてきました。

幼少期からかなり重い体験を多くしてきているデンジ。アホで純粋でお人好し、しかしどこか危うい雰囲気を纏うこの性格は記憶も大きく関係しているのかもしれませんね。

私たち読者の想像をいつも斜め上に超える藤本タツキ先生のチェンソーマン。現在絶賛放送中のアニメ「チェンソーマン」にも期待が高まるばかりです。



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