11月から公開される新海誠監督の最新作の『すずめの戸締まり』。
その中で岩戸鈴芽と出会った閉じ師の大学生・宗像草太がダイジンと呼ばれる猫に椅子に変えられてしまいます。
今回は宗像草太が椅子=要石になった理由についてご紹介していきます。
宗像草太が椅子にされてしまう
まずは『すずめの戸締まり』で草太が椅子にされてしまった経緯についてご紹介します。
家から学校に向かった鈴芽が坂道で草太とすれ違い、近くに廃墟はないかと聞かれます。その後それが気になった鈴芽が山の奥の廃墟に向かうとその中でポツンと存在していた扉を見つけます。そして近くにあった石を抜いてしまったことで、突然その石が変化して猫になり、逃げていきます。
その後、学校へ向かうと突然山の方から巨大なミミズが現れ、学校から山に向かうと扉を必死に締めていた草太がいました。鈴芽をそれを手伝い、扉を閉めることができましたが、鈴芽が抜いてしまったのは、ミミズという災害を扉から外に出さない為の封印である要石でした。
それから、鈴芽の家に草太の怪我を治すために行くと、そこに猫が現れます。猫に対して鈴芽が『うちの子になる?』と言ったことで、猫は話しだして、草太のことを邪魔だと言い、鈴芽が子供の頃に大事にいていた足が欠けた椅子にされてしまいます。
椅子にされた草太は言葉は話せて動けるものの、見た目だけは椅子でした。
こんな流れで椅子にされてしまったんですね。
猫のダイジンを追いかける
そこで、要石である猫を追いかけると、船に飛び乗ったので鈴芽はそのまま船で宮崎県を飛び出して追いかけます。移動途中でSNSを見ると猫が電車に乗っている姿などが多数つぶやかれており、その姿が大臣のようだとして、ダイジンと名付けられます。
そうして、ダイジンを追いかけているとその先々で扉が開いてミミズが出てきます。それによって、地震が起きようとしますが、鈴芽と草太で後ろ戸を閉めることでそれを防ぎます。
こうやって鈴芽と草太とでダイジンを追いかける旅が始まりました。
草太が要石にされる
草太はダイジンを追いかけて、元の宮崎県の所に要石として戻すと思っていましたが、物語の終盤で草太は自分が要石だということを知ります。
そのことから、草太が要石となって扉を封印しなければいけない存在となってしまっていました。草太は大学生であり、将来教師を目指して教員試験を受けるはずでした。
しかしそうなってしまったからには、要石になるしかなく、巨大なミミズを封印する為に鈴芽がしょうがなく、椅子をミミズに突き刺します。
その後、草太のおじいちゃんから話を聞きますが、草太がしくじって要石にされてしまったことや解決策はなく、そのまま封印の要石としてそこに定着する運命を受け入れていました。
しかし鈴芽はそうは思ってはおらずに、草太のおじいちゃんから後ろ戸に入る方法を聞き、人生で入れる後ろ戸は一つだけで、それは子供の頃に入ったことを思い出し、自分が生まれ育った宮城県に向かいます。
草太が要石にされた理由
草太が要石にされた理由はおそらく最初に鈴芽がダイジンに言った『うちの子になる?』が原因です。
ダイジンが元凶で次々とミミズが扉から出てきていたと思っていましたが、終盤そうではなかったことが判明します。それは、ダイジンがミミズが出てくる場所を先回りして教えてくれていたからでした。
しかし鈴芽は全てダイジンのせいだと思っており、大嫌いだと突き放しました。そうしたことで、ダイジンは『ずずめ、ダイジンのことすきじゃなかった』と言います。
その後、草太の椅子をミミズから抜いて、ダイジンがすずめに刺してと言って最初と同じようにダイジンが要石になり。草太が人間に戻るという流れになります。
ともかくダイジンはすずめの子になりたかったということで、目の前に邪魔者がいたので、草太を自分の代わりにしたということだと思います。
最終的には鈴芽はダイジンに対して、ちゃんと勘違いしていたことを謝ることができていなかったと思いますけど、ここはちゃんとやってほしかったです。
まとめ
ということで今回は、草太が椅子になった理由についてご紹介しました。
ダイジンのきまぐれで要石にされてしまいましたけど、要石自体も生き物であり、猫の形をしていたということが不思議ですよね。
ただ鈴芽と仲良くしたかったんでしょう。