『機動戦士ガンダム 水星の魔女』5話『氷の瞳に映るのは』にて、アリヤの占いでスレッタには兄弟がいることがわかりました。しかしスレッタは兄弟はいないと話しました。
そこで、スレッタの兄弟とはエリクトのことで、エアリアルの中に組み込まれていて負荷を肩代わりしている説、エアリアルのOSの名前が『SYS Ver. E.S』だったことについて、スレッタの父親の死を覚えていないのは、記憶を抜かれてエアリアルに組み込まれた説、スレッタがエリクトのクローン説など考察してみました。
占いでスレッタに兄弟がいることが判明
水星の魔女5話では、スレッタに対してアリヤの占いが行われた結果、
・母親が大きいこと(恐らくスレッタにとっての母親の存在の大きさ)
・父親が見えないことから、スレッタが小さい頃に死んだと聞いたという
・兄弟がいると指摘されるがスレッタはいないという
・占いたい人には誕生日が必要だが、スレッタは占いたい人の誕生日は知らなかった
このようなことが占いのシーンでわかりました。
水星の魔女プロローグでは、小さいながらも自分の自我を持って生きていた4歳のエリクトが父親が死んだことを覚えていないというのは明らかにおかしいです。
さらに母親や父親のことを当てたので、この占いは信用できることから、兄弟がいるのも本当ということになります。これは姉妹という可能性もありますが、スレッタは兄弟はいないと発言していました。とても今後の謎に繋がる伏線でした。
スレッタの兄弟姉妹はエリクトでエアリアルの中に組み込まれた?
まずは、スレッタの兄弟姉妹がエリクト説で、そのエリクトがエアリアルの中に組み込まれているのではないかという説です。
プロローグでは、パーメットスコアによる負荷に子供の体で耐えていたことから、特殊な体質だとわかります。しかし今回の5話では、エランがエアリアルに乗った時にスレッタがガンダムに乗る為に作られた強化人士ではなく、ガンダムの方が乗る人間がパーメットスコアに耐えられるよう作られたものだと明かされました。
そこでスレッタは、エリクトの記憶か体の一部を何かしらの形でエアリアルの中に組み込み、それ以外の残った部分で出来上がった体なのか、もしくはエリクトのクローンなのか、もしくは、プロローグの時点で父親が死ぬ前にはエルノラのお腹の中に赤ちゃんがいたかでしょうか。
ともかく、スレッタには兄弟姉妹が必ずいて、それがエアリアルの中に組み込まれていることで、強化人士が必要なく、ガンダムに普通の人でも乗れるようになっているということになりそうです。
エアリアルのOSの名前が『SYS Ver. E.S』
そして、先程の説明を裏付けたかのようなものが、エアリアルの画面の左下に小さく書かれていた『SYS Ver. E.S』の文字です。
これはエアリアルのOSを現していて『E.S』とはエリクト・サマヤであることを意味していると思われます。ちなみにプロローグのルブリスの画面には『SYS Ver. 2.0』になっていました。
やはり、スレッタ=エリクトではなく、エリクト自身がエアリアルの中に組み込まれているというのが正しいのではないでしょうか。
スレッタが強化人士ではなく普通の人であり、エアリアルだけが特殊で、パーメットスコアの上昇に人間の負荷がかからないように調整されたものなら、エアリアルの中にエリクトの体が使われているということになりそうです。
スレッタが父親の死を覚えていない
そして、これも明らかにおかしい描写でしたね。
プロローグでは、エリクトは4歳の誕生日に襲撃されて父親がその後パーメットスコア4まで使用して、最後には死んでしまいました。
それからガンダムルブリスでエルノラと一緒に乗ったエリクトが操作したことで、周囲のモビルスーツを破壊していました。その時のことはさすがに4歳なら覚えているはずではないでしょうか?
母親から教えられるわけでもなく、その年齢であれば、ぼんやりとでも覚えているのが普通かなと思っています。しかし全く覚えていないような描写でした。父親の存在はちゃんとわかっていましたからね。
とすれば、やはりエリクト=スレッタではないのか、エリクト=スレッタであったとしてもガンド技術なのかわかりませんが、記憶か脳の一部をエアリアルに移したことで、その部分の記憶を失っているとかかもしれません。
まとめ
水星の魔女5話では、この他にもエランの強化人士やベルメリアがプロスペラの後輩であり、そこからガンダムファラクトを作っていたことなど、判明した驚きの回でした。
ともかく機体差があるのに、あそこまで動けていたグエルの操縦スキルはまじで凄いですよね。
今後、スレッタの兄弟について明かされた時、どんな話になるのか楽しみです。