連載が再開し作中における謎が明かされたり、伏線が回収されたりと盛り上がりを見せるハンターハンター。物語の流れとしては、暗黒大陸編に向け王位継承編や幻影旅団の過去について描かれています。
今回注目するのはその幻影旅団の故郷である流星街の長老について、念能力がサンアンドムーンであることや死亡していることを解説しつつ、クロロが使用するサンアンドムーンは長老によって託されたのかあるいは奪ったのかを考察していきたいと思います!
流星街の長老は念能力を持つ
まずは流星街について少しおさらいしておきましょう。
流星街では何を捨てても許され、その流星街の住民はそれを拒みません。たとえそれがゴミ、武器、死体、赤ん坊でさえもです。その住民は生態データが存在せず、社会的にはいないということになっています。
何でもありの流星街ですが、1つメッセージのような掟が存在します。
その掟とは「我々は何ものも拒まないだから我々から何も奪うな」というものです。
そんな異質都市ともいえる流星街ですが、そこには念能力を持つ長老が存在します。作中では、クロロVSヒソカの際に、クロロが持つ念能力のひとつが流星街の長老の念能力のものだったと明かされています。
流星街の長老の念能力はサンアンドムーン?
上記の通り、流星街の長老は念能力を持っています。その念能力はサンアンドムーン(番いの破壊者)というものになります。この章ではサンアンドムーンの詳細についてやその用途について解説していきます。
まずはサンアンドムーンの詳細についてです。この念能力は両手を使い、右手で太陽(プラス)の刻印を押し左手で月(マイナス)の刻印を押すことによって準備が整います。そして互いの刻印が触れ合うことによって爆発します。
流星街の長老は、外で流星街の住人が攻撃された場合にこの念能力を使うことによって同胞を爆弾に変え、先ほど紹介したメッセージのような掟を残します。
クロロに渡した?奪った?
続いて、クロロはどのようにしてサンアンドムーンを手に入れたのかについての説を紹介したいと思います。
まずは長老がクロロにサンアンドムーンを渡したという説です。
この説はクロロが作中で「両手を開けないと発動しない能力を盗んだことで調整を余儀なくされた」とありますので、これをもともと盗むつもりはなかったが長老によりサンアンドムーンを託されたと解釈するものです。
次にクロロが長老からサンアンドムーンを奪ったという説です。
この説は、長老は流星街の住民が外部の人間から攻撃された場合に報復としてサンアンドムーンを使用するため、そういった行動理念とは別のものを持つ幻影旅団のクロロにはその念能力を渡さないのではないかというものです。
前者のほうが説得力があると思いますので、個人的には長老がクロロにサンアンドムーンを渡したと考えております。
流星街の長老は死亡している?
サンアンドムーンの元持ち主だった流星街の長老は、クロロがヒソカとの戦いで自身の使える念能力を紹介する際にすでに死んでいることが明かされています。
ここで注目すべきポイントは、クロロのスキルハンターは盗んだ相手が死ぬと本の中にとどめてある能力(ここではサンアンドムーン)も消滅してしまう制約があるにもかかわらず、そのままその能力を使えていることです。
これについては、死後に強まる念によって能力者の死後もスキルハンターの本に残っていたとクロロ自身が語っていました。
まとめ
今回の記事では、流星街の長老を中心にその念能力であるサンアンドムーンやクロロについても触れていきました。先ほど紹介したようにクロロはサンアンドムーンをどのようにして手に入れたかなど、ハンターハンターにはいろいろ考察できる部分があるため、今後そう言った部分がどう明かされるのか楽しみですよね
他にもハンターハンターについて考察や解説記事がございますので、興味がありましたらそちらのほうもぜひ見てくださいね。