最近のハンターハンターでは、BW号内で幻影旅団やクラピカ、各マフィア一家、カキン王国王子等のキャラクターが登場し、それぞれの思惑のもとに動いています。
その中で幻影旅団の過去回想シーンも描かれているのですが、それらのシーンから幻影旅団がクルタ族虐殺を行ったという定説を覆すかもしれないポイントが見つかりました。また、そのポイントから作中初期にレオリオの「薄汚ねぇクルタ族とかの血を絶やしてやるぜ」という発言の意味にも注目する必要があります。
今回の記事では、レオリオの薄汚いクルタ族発言は、クルタ族が狂った族で悪い説について言及しつつ、黒幕の真相やクルタ族虐殺について幻影旅団は冤罪で、殺され方がマフィアに似ている点について考察していきたいと思います。
ハンターハンター397話から幻影旅団のクルタ族虐殺は冤罪?
ハンターハンター397話では、幻影旅団の結成理由や行動理念についてついに明かされました。
その内容は殺されてしまったサラサのような子供がこれ以上増えないように、犯罪者をあぶりだすシステムを構築したり、力をつけることによって流星街に近づけなくするために旅団が結成されたというものです。
この旅団の行動理念を鑑みると、たとえクルタ族の緋の目がサラサを殺した犯人のような特殊嗜好を持つ者にとって価値があり、それを餌に旅団が必要としていても、クルタ族全員分の緋の目は必要ないと考えられます。
レオリオの薄汚いクルタ族発言は外から子供を攫ってきて産ませた血だから狂った族?
作中序盤レオリオの発言である薄汚いクルタ族発言は、クラピカに喧嘩を売るための発言であるというそのままの説とクルタ族は本当に狂った族であるからそういう発言をしたという説がありました。
後者の説では、なぜ狂った族かという点においての根拠がなく信ぴょう性が薄かったのですが、流星街で子供が攫われていたという描写から、クルタ族が外から子供を攫って産ませた血だから狂った族ではないのかという考察が生まれました。
クルタ族の殺され方が幻影旅団のやり方ではない
幻影旅団のクルタ族虐殺が冤罪であると言える理由として、殺され方が旅団のそれと異なるという点も挙げられます。
クルタ族の殺され方は、家族が向かい合う形で殺される、眼球がえぐり取られる等緋の目をより美しいものにするために残虐なものとなっています。もし旅団が目的のために緋の目を必要としていても少しやりすぎではないかと違和感を覚えます。
また、クルタ族が虐殺された際には、流星街の掟である「我々は何ものも拒まないだから我々から何も奪うな」というメッセージが残されていました。
しかし、旅団がヨークシン編やゲーム機を盗んだ際にはその流星街の掟を残していないことを考えると、やはり旅団が冤罪である可能性はあると言えるでしょう。
マフィアを追う過程で幻影旅団はクルタ族を殺した可能性!ウヴォーの大仕事だった発言
かといって、旅団がクルタ族虐殺になにも関わってはいないとは言えません。なぜならば、ウヴォーによるクラピカに対して言ったあれは大仕事だった発言があるからです。
その発言から、今回明らかになった事実を考慮しつつまとめると、幻影旅団の目的のひとつであるサラサを殺した犯人(マフィア)を見つけ出そうとしている過程でクルタ族と遭遇してしまい、戦闘になってしまったのではないかと考えます。
まとめ
今回の記事では、幻影旅団のクルタ族虐殺は冤罪かもしれない点やクルタ族が狂った族であるという説について、考察・解説を深めていきました。
以前から、クルタ族虐殺は本当に幻影旅団が主体となって行われたのかという点について様々な考察がありましたが、今回も確定には至りませんでした。今後の展開に要注目ですね。
他にもハンターハンターの最新話考察や各キャラクターの解説記事もありますので、もしよければそちらも見に行ってくださいね。