1103話からスタートしたチェス大会殺人事件が解決された前回の続きのお話です。チェス大会に参加者としてその場にいた警視庁捜査一課管理官である黒田 兵衛から17年前にあった同じくチェスにまつわる事件について真相が語られます。
その事件とはコミック89巻に登場した、資産家のアマンダ・ヒューズと将棋のプロ棋士である羽田 浩司が殺害された事件のことです。17年も前のことですが、いまだに死因など全貌が明らかになっていないのです。
そこで今回は事件に関わった黒の組織、ラムについて主に調べてみました。
1106話と1107話でラムの左目が絶対記憶能力と判明?フォトグラフィックメモリー
ラムの左目はフォトグラフィックメモリーという、視覚で捉えたものを画像として脳に刷り込む能力があると判明しました。
これは1106話でラムがアマンダのボディガードたちを左目で見て、以前どのイベントで同行していたボディガードかを言い当てたこと、そして1107話でアマンダに向かって「私のこの左目は一度眼に焼き付けたものは忘れはしない。フォトグラフィックメモリーの類らしい」と本人が明かしています。
昔は両目ともフォトグラフィックメモリーが使えたようですが、現在は左目のみとのことです。この能力はかなりの集中力が必要らしく、人間の利き目は右が多いことから右目を酷使しすぎてしまったことがそうなった原因かもしれません。
子供の頃からラム呼びはなぜ?
1107話でラムというのはアダ名でなく、長年あの方に仕えた父から受け継いだコードネームであるとアマンダに言いました。ということはラムが子供の頃、すでに父親は亡くなっています。
なぜそんなに早くラムの父親は亡くなってしまったのか?黒の組織のメンバーだったので、何かの事件に巻き込まれたのか?もしくは意図的に殺害されてしまったのでしょうか?そして先代のラムの正体はいったいどんな人物だったのか?
このあたりも今後の物語に大きく関係してくると思われるので、気になるところです。
子供のラムは烏丸蓮耶誕生パーティーでアマンダと会っていた
アマンダの発言から50年ほど前に開催された烏丸蓮耶の誕生パーティーで、当時31歳のアマンダと子供だったラムは会っていたことが分かります。そしてアマンダは子供だったラムがその時すでに『ラム』という名で呼ばれているところを目撃していたのです。
ここで気になるのはアマンダはどうして大勢が参加するパーティーにいた子供のことを覚えていたのか?しかも50年も経った今、あの時の子供が目の前にいる人物だと分かったのでしょうか?
その時からラムのコードネームを受け継いでいるとはいえ、まだ子供なので護衛がついていて目立ったのか?それともラムという名前が引っかかりそれ以降も要注意していたのか?黒の組織絡みのことなので、どこかの伏線として判明するのは少し先になるかもしれませんね。
ラムはなぜアマンダを殺そうとしている?
ラムはなぜたった1度、しかも50年前の子供の頃に会っただけのアマンダを殺そうとしたのでしょうか?考えられるのは、その50年前に見られてはいけない場面を目撃されてしまった。またはFBIなどにも顔が利くアマンダなので情報をバラされることを阻止したかった。もしくは大統領になられると黒の組織として都合が良くないなどです。
しかしラムのこの一言が気になりました。1107話でアマンダに自身のフォトグラフィックメモリーについて話している時の「変装して不義密通してもすぐ見破れる」というところです。不義密通とはいわゆる不倫や浮気のことですが、わざわざこの話をするのはアマンダにそういった過去があり、それについて知っている。バラされたらマズいだろうということが言いたかったのでしょうか?
もしかするとアマンダがラムの父親と関係があり、黒の組織のなにかしらの情報を得てしまった。そして黒の組織の計画を阻止しようとしたことが原因でラムの父親が亡くなったのであれば、恨みやあの方からの命令でアマンダが狙われることも考えられるのではと思いました。
それにしてもアマンダはどうしてこの滞在中に黒の組織から狙われると勘づいたのでしょうか?1106話はこのストーリーのまだ序章ですので、今後の展開も目が離せません。
ただ、よく見ると1107話では、アマンダと若狭先生は親子のような関係でありラムは若狭先生を狙うようにすることで、アマンダを操ろうとしていました。なので、殺そうとはしていなかったと思われます。アマンダ自らアポトキシンを飲みましたし。
まとめ
ラムやアマンダの件も気になりますが、当時アマンダのボディガードをしており、現在はコナン達の副担任をしている若狭 留美に関して今後どんな展開を見せるのでしょうか。
そして先代ラムはどんな人物だったのでしょうか。来週号以降、この17年前の事件が少しずつ明らかになっていくのが楽しみですね。