今回は『鬼滅の刃』に登場する上弦の肆 鳴女が最後には死亡してしまうのか?や善逸の母親なのか?などについてお話していきたいと思います。
鳴女は十二鬼月のトップである鬼舞辻無惨の側近であり、直接褒められるほどのお気に入りと言われているので、どんなキャラクターなのか気になっている方も多いのではないでしょうか。
それでは早速、上弦の肆 鳴女について見ていきましょう。
『上弦の肆 鳴女』の死亡最後
『上弦の肆 鳴女』は鬼舞辻無惨のお気に入りであるにも関わらず、最後は無惨の手によってあっけなく殺されてしまいます。
元々、上弦の肆だった半天狗が死亡したため後任として抜擢された鳴女がなぜ鬼舞辻無惨に殺されてしまったかと言うと、そのシーンはコミックス21巻 第183話『鬩ぎ合い』で描かれました。
そこでは炭治郎と水柱の冨岡義勇が無惨と戦っている時に、無惨が鳴女の視界を共有して恋柱の甘露寺蜜璃と蛇柱の伊黒小芭内が死んでいることを確認し、その状況を炭治郎と冨岡に言います。
その後も炭治郎と冨岡は無惨と苦戦しながらも戦っていると、死んだはずの甘露寺と伊黒が駆けつけるのです。すぐに無惨は鳴女に確認を入れますが、それに応答したのは愈史郎でした。
愈史郎は無惨が鳴女の視界を共有することを逆手にとって、鳴女が見る視界を操っていたのです。そのことで鳴女は無惨に遠隔で頭を握りつぶされて死亡してしまいました。
『上弦の肆 鳴女』の善逸の母親説
『上弦の肆 鳴女』が善逸の母親なのでは?と言われている理由がいくつかあるので紹介していきます。
まずは鳴女と善逸の髪質が似ていることです。善逸といえば黄色い髪色ですが、あの色は雷に打たれて黄色になっており善逸の髪は元々は黒色だったのです。
また色だけでなく、善逸の髪は全体的に束感があるように描かれますが、鳴女も特にサイドの部分に束感があるように描かれていることも理由の1つです。
次に鳴女も善逸も弦楽器が得意というところです。鳴女は鬼になる前から琵琶を仕事にしていましたし、善逸は遊郭編で三味線や琴は1回聞いたら演奏できるということが明らかになりました。
次に名前や呼び名の共通点があります。これは善逸が雷の呼吸を極めたらの話にはなりますが、そうなると善逸は『鳴柱』と呼ばれるのです。そして鳴女にも『鳴』の字が入り、これだけ様々な共通点があるため鳴女は善逸の母親なのではないか?という声がたくさん出ているのです。
『上弦の肆 鳴女』の早く帰ってとは?
『上弦の肆 鳴女』の「早く帰って」というセリフは、ほとんど声を発することのない鳴女の人間味を感じた場面でした。鳴女の「早く帰って」は、約100年ぶりに上弦の鬼が無限城に集められたときに鳴女が心の中で思った言葉です。
鳴女がそう思ったシーンは、12巻 第98話『上弦集結』の後ろにあるおまけで描かれました。上弦の鬼たちが無限城に集まったのはいいのですが、上弦の伍である玉壺が上弦の参である猗窩座に「死んだかと思った」と嫌味を言ったり、上弦の弐である童磨が猗窩座の肩に手を置いたことで猗窩座が怒り童磨を殴り飛ばしたりしていたのです。
さらに上弦の陸である堕姫と妓夫太郎が殺されて、無惨の機嫌が悪かったりと雰囲気が最悪でした。そして無惨からの話が終わったにも関わらず、なかなか帰ろうとしない童磨を見てとうとう「早く帰ってくんないかな」と心の中で思ってしまうのでした。
『上弦の肆 鳴女』はロックでメタルモンスター
『上弦の肆 鳴女』がロックでメタルモンスターと言われている理由は鳴女の過去にあります。
鳴女は鬼になる前は結婚しており旦那と2人暮らしでした。しかし旦那が大の博打好きで、鳴女も琵琶を弾きなんとか稼ぎますが食べるのがやっとの生活をしていたのです。
そんなある日、旦那が博打のために鳴女の演奏時用の一着しかない着物を売り飛ばしてしまいます。それを知った鳴女は激怒し、金槌で旦那を殴り殺したのです。
そしてそのまま鳴女は演奏に出かけ、なんとその時の演奏が評価されるのです。それからは演奏の前に人を殺すようになり、そのたびに高い評価を得るのでした。
ある日、鳴女は演奏前に殺す相手に無惨を選びます。もちろん殺すことはできなかったのですが、無惨に気に入られそのまま鳴女は鬼にしてもらったことからロックでメタルモンスターだと言われているのです。
まとめ
今回は『鬼滅の刃』に登場する上弦の肆 鳴女が最後には死亡してしまうのか?や善逸の母親なのか?などについてお話ししました。
鳴女は人を殺したことで琵琶の才能が開花しましたが、もし違うきっかけで開花していればまた違う人生を歩み幸せになっていたのかと思うと切ない物語となりました。
鳴女はアニメではセリフが少ないのですが、今後アニメが進む中でおまけページにあった「早く帰って」を聞いてみたいですね。アニメでの次の登場を楽しみに待ちましょう。