ワンピース1079話にて、シャンクスがロジャーが過去におでんに使った『神避(かむさり)』という技を放ちました。
そこで今回は神避の意味や読み方、覇王色の覇気を纏った斬撃なのか、シャンクスも使える理由やロジャーがおでんに使ったのは何話何巻なのかご紹介していきます。
シャンクスの神避
エルバフにて、赤髪海賊団とキッド海賊団が対峙することになりました。
私達ファンからすれば、キッドが勝つことは難しいことはわかっていましたよね。さらにシャンクスは巨人たちに手伝ってくれるかとも言っており、協力します。
なので、キッドが四皇だけではなく、巨人族も相手にしたかなり不利な状況での戦いでした。
そんな中、シャンクスは見聞色の覇気で未来を見て、傘下の海賊であるブルジョワ海賊団の皆が壊滅している様子を確認、キッドがレールガンを放つ前に終わらせようと、シャンクスが一人でキッドの船に乗り込みます。
そして時間を与えずに『神避(かむさり)』という技をお見舞いします。その結果キッドと援護していたキラー、さらには周囲の数人の船員までもが被害を受けて倒れてしまいます。最終的にはドリーとブロギーの覇国によって船ごと破壊されてキッド海賊団が壊滅しました。
シャンクスの技が原作で見れる数少ない凄い回となりました。
神避の意味・読み方
ではシャンクスが使った神避とは何なのか?これは元々ロジャーが白ひげ海賊団に所属していた頃のおでん相手に使った技でもありますね。
調べるとこれは古事記に登場する言葉であり、国生み神話に登場する兄妹であり夫婦でもあるイザナキとイザナミの話に関わるとか。
ここでは、妹であるイザナミが火の神を生んだ後に死んでしまうそうです。そのシーンで『神避り』という言葉が出てくるそうです。普通に考えると神がその場からいなくなるとか移動するような意味だと思いますけど、イザナミが死んだともなれば、ここでの意味は『神が死ぬ』という意味の『神避り』という意味になるでしょう。
もしくは、イザナミが死者の国へ行くという意味で死んだという表現よりも、移動したという意味合いで使われたという考察もあるようですね。
なので、ワンピースでの意味もおそらくは『神を殺す』『神を退ける』と言った意味に捉えていいのではないかと思っています。ワンピース世界での神は恐らくイム様でしょうね。ということは、Dの意思側が使う技とも受け取れます。
ただシャンクスがこれを使えているのにも不思議です。フィガーランド家の血筋だと恐らく確定であり天竜人の家系であるシャンクス。もしそうなら、神に反逆する意味を持ったことにもなるかもしれません。
後は、読み方が『かみさり』ではなく、『かむさり』だったことです。これは古事記では神が『かむ』と呼ばれていたことに起因します。ゴールデンカムイでも神はアイヌでは『カムイ』と呼ばれていたので、その時代や場所で読み方が違ったということになりますね。
神避は覇王色の覇気を纏った斬撃?
そして神避はどんな技なのか?
ロジャーが使った時は、おでんを斬撃だけで吹き飛ばし、そのままおでんごと大木を数本折るほどの威力でした。
ルフィは覇王色を纏った攻撃をしていましたけど、覇気を飛ばすといった技はロジャーのこれくらいではないでしょうか。もしそうなら今後ゾロも使えるようになる可能性があり、ミホークも似たようなことができるかもしれません。
今回キッドはレールガンが斬られ、体がふっとばされ、さらには船の上にいた複数の船員までもふっとばされていました。となれば『覇王色の覇気を纏った斬撃』と表現するのが正しいのかなと思います。
ロジャーがおでんに使った神避は何話何巻?
神避はロジャーがおでんに使った技です。
ワノ国の過去編の話で、おでんは白ひげ海賊団の船に乗って世界を見て回ることになりました。その後、ロジャーの海賊団と遭遇した時に、おでんがいきなりロジャーに斬りかかります。しかしロジャーの神避によって吹き飛ばされてしまうという話でした。
これはワンピース96巻966話「ロジャーと白ひげ」に収録されている話になります。
現在は1079話ですので、約90話ほどの間隔があって、シャンクスの神避が披露されることとなりました。
まとめ
ということで今回はシャンクスの神避やその意味や読み方などご紹介しました。
ロジャーとシャンクスがどちらも使っているこの技に何の伏線があるのか?現代のロジャーはシャンクスと言ってもよいのかという話にもなってきます。
これからのキッド生死も気になりますけど、シャンクスが強すぎるので、ルフィとの関係などどうなっていくのか・・・