鬼滅の刃のファンの方にはお馴染みである最強の鬼狩りをモデルにした「縁壱零式」(よりいちぜろしき)
縁壱零式は鬼殺隊士が訓練で使用するからくり人形です。人間と同じように剣を持ち動くことが可能なので、隊士たちとは実戦のように対戦することが出来ます。
今回はからくり人形「縁壱零式」の強さ、刀、そして黒死牟との関係について調べてみました。
縁壱零式は何話何巻に登場?
刀鍛冶の里編は12巻98話から15巻127話まであります。101話での恋柱の甘露寺蜜璃の内緒話により、縁壱零式の存在が見え始め、初登場は12巻102話でした。
102話の「時透くんコンニチハ」の話の中で、時透無一郎が登場し、縁壱零式を無理矢理訓練に使用しました。
103話の「縁壱零式」では無一郎が縁壱零式と戦闘している間に、炭治郎は持ち主である「小鉄」より縁壱零式について教えてもらっていました。その後、無一郎によって縁壱零式は腕を破壊され、結果再起動が難しい状態にまでボロボロになりました。
104話の「小鉄さん」では修理が完了した縁壱零式と炭治郎との訓練の様子で描かれました。三途の川が渡りかけるも訓練の末、縁壱零式を壊し、刀が露わになりました。
縁壱零式の強さ
無一郎にボロボロにされた縁壱零式の強さは?
縁壱零式は300年以上前に作られており、廃れないほどの高技術で作られています。
腕が六本あるのは戦国時代に活躍していた剣士を再現する為だそうです。
無一郎による無理矢理の使用の末、破壊されていました。ですが、本当の意味での縁壱零式との訓練は、訓練相手の弱点を突くことです。故に、炭治郎を圧倒する戦いを見せてくれました。
本来の力では柱と互角に戦えるかはわかりませんが、少なくとも炭治郎のような一般隊士よりかは強いという事が分かります。
また、モデルになった剣士は呼吸を編み出し広めた継国緑壱(つぎくによりいち)ということもありますから、相当な強さで設定されているのでしょう。
縁壱零式の刀
104話での炭治郎との戦闘の末、縁壱零式は頭から胸元まで破壊され、ボロボロの柄と共に漆黒の日輪刀が露わになりました。
様々な描写からの推測によると、この刀は縁壱零式のモデルとなった継国縁壱の刀だったと考えられます。
- 刀が縁壱零式の体内から出てきた→少なくとも300年以上前の物だと分かるでしょう。
- 日輪刀は剣士や呼吸によって色が違い、刀は既に色変わりしていた→黒い刀といえば「日の呼吸」と言われています。
- 刀身に刻まれた「滅」→継国縁壱の刀にも同じ文字が刻まれていました。
これらの事を踏まえて、継国縁壱以外の人物の物だと考えるのは難しく、継国縁壱の刀だったと考えられます。
縁壱零式と黒死牟の関係
縁壱零式と黒死牟の関係は、共通点に腕の数と瞳の数が同じであることです。その上、縁壱零式のモデルであり、黒死牟の双子の弟であった継国縁壱も関係していると考えられます。
そもそも黒死牟とは誰なのでしょうか?
黒死牟は、かつて継国縁壱の双子の兄の「継国厳勝(つぎくにみちかつ)」であり、鬼舞辻無惨の配下である「上弦の壱」です。兄であった厳勝(黒死牟)は、自分よりはるかに強い弟の縁壱には相当な嫉妬を抱いていました。
鬼は人間の時の思い等が反映し、強さとして具現化した可能性があります。
→縁壱零式の6本の腕、刀を見失わないために6つの瞳を得たのでしょう。
継国縁壱と黒死牟は共通点以外直接的な関係はなくとも、「継国縁壱」がピースになっているのは確かなようです。
縁壱零式を量産型していたら鬼は楽勝?
縁壱零式を量産していたら鬼に勝てるのか調べたところ、縁壱零式が増えても鬼を倒すことは難しいでしょう。
単純に、モデルとなった継国縁壱が複数いると考えると相当な戦力にはなると思います。本来の使い方をされていなかったとはいえ、柱である無一郎とは激しい戦いを繰り広げることも可能でした。
しかし、縁壱零式は鍛冶師が上手にコントロールするからこそ、本来の力が発揮されます。自立式でない分、訓練時でも鍛冶師が調整設定を行っていました。現代のようなセンサー等がついている訳ではないので、戦場に出したとしても隊士の様に動くことは不可能に近いです。
実際に鍛冶師も共に戦場に連れていかれたら、設定する暇もないですし、生きた心地もしませんからね。ですので、縁壱零式が増えても訓練用の人形が増えるだけで、直接的な戦場での活躍は困難でしょう。
まとめ
縁壱零式の強さ、刀、黒死牟との関係、どれも興味深い意味が込められていて、たどり着いた先は「継国縁壱」という最強剣士でした。
ただのからくり人形ではなく、最強剣士がモデルになっているなんてかっこいいですし、強いはずです。
人形ですが秘密あふれる魅力的なキャラ「縁壱零式」、改めて彼を知り物語を読んでみたらまだ気づいていない秘密に出会えるかもしれませんね。