アニメ1期・2期・紅伝編とTVアニメが放送され、その人気っぷりを示してきたアニメ『この素晴らしい世界に祝福を!』。そのスピンオフとして2023年4月からTVアニメで放送されている『この素晴らしい世界に爆焔を!』は紅魔族がメインのストーリーになっています。
めぐみんが普段当たり前のように撃ち込んでいる爆裂魔法はどのようにいつ習得したのかが語られていたりと、内容的にはかなり気になるものが描かれています。
今回は邪神ウォルバクとめぐみんの爆裂魔法との関係について詳しく調べてみました。
めぐみんに爆裂魔法教えた師匠はウォルバク
めぐみんといえば爆裂魔法ですが、それを教えたのはウォルバクです。今となっては当たり前のように爆裂魔法を使いこなしていますが、確かにいつから使えるようになったか気になりますよね。そのきっかけがウォルバクだったんです。
幼い頃オモチャで遊ぶ感覚で邪神ウォルバクの封印を解いてしまっためぐみんは、その際に現れた巨大な魔獣に襲われそうになりましたが、ウォルバクが爆裂魔法で助けました。そこでめぐみんはウォルバクに爆裂魔法を教わり、自ら極めたことで今の爆裂魔法を放てているというわけです。こういう背景を知ると、普段周りに爆裂魔法を小馬鹿にされるめぐみんが可哀想になってきますよね。
めぐみんが旅をしている理由は、爆裂魔法を教えてくれたウォルバクにお礼を言うのと、習得したことを報告するためなんです。律儀ですよね。
ウォルバクは魔王軍幹部でアニメ1期の温泉で登場済み
実はウォルバクはアニメ1期のアクシズ教団の街の温泉のシーンですでに登場していました。ウォルバクは当時は何てことない普通のお姉さんという印象だったので、あまり記憶に残っていない方も多いかもしれません。
カズマ一行が砦で魔王軍と敵対している時に、毎回砦に爆裂魔法を撃ち込んでくる自称邪神の幹部が1人で現れたのですが、正体が赤い髪のお姉さんでウォルバクだったんです。その際カズマは「ハンスがあの時、このお姉さんのことをウォルバクと呼んでいた気もする」と発言しました。アニメ1期で赤い髪のお姉さんが魔王軍関係者であるという伏線が張られていたんです。
アニメ1期でウォルバクが登場したのは温泉のシーンでしたが、実は『この素晴らしい世界に爆焔を!』でカズマがウォルバクに出会ったのも温泉なんです。温泉が好きなんでしょうね。
ウォルバクは幼いめぐみんが封印解放した時に半身に分かれ半身を封印
邪神ウォルバクは幼い頃のめぐみんが封印を解いたことで現れたのですが、その際2つに分かれ、片方は封印されました。幼い子どもが封印を解けてしまうというのは、セキュリティに問題がありすぎではと思ってしまいますね。
ウォルバクは怠惰と暴虐を司る邪神なのですが、怠惰を司る方と暴虐を司る方で2つに分かれてしまいました。2つに分かれることで力も分散されているため、片方が力を使いすぎるともう片方に取り込まれてしまうそうです。離れていても一心同体というやつですね。
2つに分かれたうちの暴虐を司る方にめぐみんは襲われそうになったのですが、そこを怠惰を司る方(ウォルバク)に救われたというわけです。爆裂魔法で暴虐を司る方を封印したので、怠惰を司る方のウォルバクはそのまま自由の身となっています。邪神といえども人を救っているわけですから、解放したままでも問題はなさそうですよね。
さらに封印された半身をこめっこが解放しちょむすけになる
めぐみんが誤って邪神ウォルバクの封印を解いてしまったあと、暴虐を司る方は無事に封印されたのですが、それを今度は妹のこめっこが解放してしまいます。どうしようもない姉妹ですね。
解放された暴虐を司る邪神は、めぐみんが勝手に使い魔にしてしまい、ちょむすけと名付けられます。相変わらず紅魔族のネーミングセンスは絶望的ですね。紅魔族は元は魔王に対抗するために誕生した一族ですし、上級魔法を操るかっこいい一族なのですが、結果として違う意味のかっこよさになってしまったわけです。このすばの世界観に合っているのでいい設定だとは思います。
ちょむすけはアクアにだけは敵対します。筆者は最初なぜなのか分からなかったのですが、ちょむすけが邪神という事実を知ってようやく納得がいきました。女神と邪神ですからね。
ウォルバクの最後死亡はめぐみんの爆裂魔法でその後はちょむすけ同化し風呂克服
邪神ウォルバクは最後、めぐみんの無詠唱爆裂魔法でやられて消え去りました。めぐみんにとってウォルバクは爆裂魔法を教えてくれた恩師なのですが、ウォルバクが戦いをやめる素振りを見せなかったため、爆裂魔法を撃ち込みました。めぐみんが最後に「ありがとう」と囁きながら爆裂魔法を撃ったシーンは感動的です。
めぐみんは旅の途中で何度かウォルバクに対して自分のことを覚えているかどうか尋ねていましたが、ウォルバクは覚えていないの一点張りでした。しかし、ゆんゆんに対しての「一応聞くけど、あなたのそれ“も”あだ名じゃないのよね?」というウォルバクの発言をめぐみんは聞き逃しておらず、本当は覚えていてくれていたことに気づきます。それと爆裂魔法を教えてくれたことに対して「ありがとう」と言ったわけです。
無事に魔王軍幹部のウォルバクを消滅させたカズマ一行は宿で温泉に入ることになるのですが、カズマが温泉に入ろうとすると風呂嫌いなはずのちょむすけがついて来て、一緒に湯船に浸かることになりました。実は温泉好きなウォルバクがちょむすけに同化していたのです。ちょむすけのことをウォルバクと呼んだ時に片耳がピクリと動いたこと、今まで全く成長しなかったちょむすけが育っていることに違和感を覚えたカズマですが、気のせいという結論になりました。気づかれない方がウォルバクにとってはいいことなのかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
あの可愛らしいちょむすけが実は暴虐を司る邪神だったとは意外ですよね。カズマも信じられないでいたわけですから。
そんなちょむすけを封印から解放したのはめぐみんとこめっこでした。誤って封印を解いてしまったわけですが、そんなに簡単に封印って解けてしまうものなのですね。そこも面白いです。
めぐみんの爆裂魔法を教えてくれたのは怠惰を司るウォルバクでした。最後、恩師を自らの手で殺めてしまったシーンは心が痛くなります。原作が気になる方はぜひ読んでみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。