2023年2月25日に発売された小説版水星の魔女では、ミオリネの幼馴染ユーシュラーが登場します。
彼女は磁性流体を取り扱っているラングランズ社の息女でもあり、16話で出てきた外壁補修ジェルは磁性流体なのではと思います。
今回の記事では小説オリジナルエピソードで登場するユーシュラーについて書いていきますので、現在放送されているアニメを合わせて読んでみてくださいね。
16話で外壁を補修するフェロフルード(磁性流体)のような物が登場
フェロフルード(磁性流体)は簡単に言うと磁石にくっつく液体です。
宇宙機器や宇宙服のシール材として開発されたものが磁性流体であり、見た目はドロドロとした液体ですが磁石に近づけるとアメーバのように流動する特徴を持っています。
水星の魔女も宇宙空間で出現しており、回転軸の磁石に沿って膜のように隙間を埋めていくので外壁を補修するのに使用されているのだと思います。
小説版水星の魔女でユーシュラー・ミルザハニが登場
小説版水星の魔女オリジナルエピソード「ユーシュラーの遊園地」では、自称「ミオリネの花婿」のユーシュラーが登場します。スレッタの前に登場した時には髪を磁性流体で纏って銀髪にしていましたが、実際は金髪のようです。
彼女はミオリネを探して学園に来て、スレッタ・ニカ・チュチュと友達になり三人を自身のフロントであるラピスガーデンに誘うことにします。もともとはミオリネに会いに来たユーシュラーですが、「会いたいけど、会いたくない」と言い三人でフロントに行くことになりました。
ユーシュラーとスレッタ達が訪れた遊園地で一緒に遊ぶ様子や、掛け合いはとても微笑ましく年相応の振る舞いは本編での展開と違って癒しのような感じです。
ユーシュラー・ミルザハニはミオリネ幼馴染
ユーシュラーはミオリネの幼馴染です。本人は自称花婿と言っていることから何やら色々とありそうな雰囲気があり、幼いころにした約束をミオリネが破ったと思い込んでいます。
最初は幼馴染ということを信じていなかったスレッタですが、ユーシュラーに子どもの時に撮った写真を見せてもらったり、共通の友人として表示されていることを見せられて信じることにします。そして彼女と握手した時に華奢さに違和感を感じていると、身体が弱く重力空間で動く時は移動補助のハロが付いたステッキを持っていると聞かされます。
3章の「船」ではニカ・チュチュと会い、ユーシュラーを紹介しようとしますがチュチュに遮られてしまいます。ニカの挨拶により、ユーシュラーはラングランズ社のCTOだと自己紹介をし、スレッタからミオリネの幼馴染と紹介をされます。
そして、ニカからスレッタがミオリネの花婿ということを知ると興味を持ち自身のフロントへ三人を招待することにしました。
フェロフルード(磁性流体)を開発するラングランズ社CTO
ユーシュラーはラングランズ社という大企業の息女で、CTO(最高技術責任者)も務めています。ラングランズ社は磁性流体技術で有名な会社で、ニカが興味を持つほどです。
変装する時に使っていた磁性流体はモビルスーツ用に研究中のフェロヘアでした。そして、ニカとチュチュと会った時にはラングランズ社の新製品で二人の髪型を入れ替えて驚かせていました。
最先端技術に興味津々のニカはユーシュラーにもっと詳しく教えて欲しいと言い、専門用語が多く飛び交いひとしきり話し終えたところで入れ替えた髪型を元に戻しました。
石の庭(ラピスガーデン)というフロントを所有
ひいおばあさんから相続した石の庭(ラピスガーデン)に着くとチュチュからは「自慢かよ」と言われますが、「宇宙にも地球にも自分のものと言えるものはあるのか」と返します。このセリフからチュチュに対してではなく、自分に対して言っているような印象がありました。
ラピスガーデンにはまだ建設途中の遊園地があり、地球にあるさびれた遊園地とは違い園内には楽し気な音楽が流れています。一通り遊んだあと、他にもマスドライバー施設があり付き合ってほしいとユーシュラーに言われます。
ここでユーシュラーが本音を語りスレッタ達は「帰りの船」と「ミオリネの花婿の資格」をかけて3対3の決闘を挑まれることになります。1巻ではニカとチュチュの決闘までで、スレッタとユーシュラーの決闘は2巻に持ち越しとなっています。
まとめ
オリジナルエピソードでは微笑ましいところもあり、水星の魔女らしい決闘シーンもあるのでアニメが好きな人も十分楽しめる内容になっています。1巻では終わらず2巻にも続くそうなので、ユーシュラーとの関りがスレッタ達にどんな影響を与えるのか気になりますね。
そして学園で行われている決闘が何で安全なのかも今回のエピソードで描かれているので、アニメとはまた別の視点でも読むことができます。