大人気作品『呪術廻戦』の漫画最新話で宿儺と五条の戦いが話題になっています。
今回は、226話で登場する「伏魔御厨子」について、特別な意味やモデル元ネタは神社なのか、実体があるのかみていきたいと思います。
伏魔御厨子とは?
伏魔御厨子とは、主人公である虎杖悠二が指を食べたことで虎杖に受肉することになった、両面宿儺の領域の名前です。
読み方は「ふくまみずし」といい、相手に逃げ道を与える代わりにその効果範囲は、半径役200メートルにも及びます。攻撃力はかなり高く粉々にするほどの威力です。
宿儺は虎杖の中で伏魔御厨子を作って潜伏しているのです。伏魔御厨子は普通の領域とは違い、結界で空間を分断しません。
結界を閉じないということはキャンパスを用いず、空に絵を書くことで神に等しい技だと言われていました。両面宿儺にしか使えない技ですね。
伏魔と御厨子に特別な意味はある?
そんな「伏魔御厨子」の伏魔と御厨子の意味を考えていきましょう。伏魔(ふくま)には「調伏する」という意味があります。
また、伏魔といえば「伏魔殿」が有名です。伏魔殿とは中国の伝奇小説に出てくる建物で、魔物の潜んでいる殿堂と言われています。悪いものがたくさんいるイメージです。
御厨子(みずし)とは厨子(ずし)の尊敬語です。「厨子」は2枚扉の物入れで、仏像や遺品など大切なものを入れておく箱のことです。また厨房という意味もありました。
「伏魔」も「御厨子」も元からある言葉ということでした。しかしそれを組み合わせた「伏魔御厨子」は、作品独自の言葉です。
伏魔御厨子のモデルや元ネタ
「伏魔御厨子」は呪術廻戦で生まれた言葉ということでしたが、そのモデルや元ネタなどはあるのか見ていきたいと思います。
やはりモデルとして考えられるのは「伏魔殿」の存在です。作者の芥見木々さんは、仏教用語などが好きなのだそうです。
中国の小説に出てくる伏魔と、仏教関連の御厨子が合わさって「伏魔御厨子」ができたのだと思います。それぞれの言葉には様々な意味がありますが、「魔物の厨房」のような意味になります。
宿儺は「3枚におろす」など調理に関係する言葉や技を使うので、魔物の厨房が合っているのではないかと考えました。すごく恐ろしい感じがヒシヒシと伝わってきますね。
伏魔御厨子は神社?
伏魔御厨子の中心は神社のような見た目をしていますが、元になった神社などはあるでしょうか。調べた結果、伏魔御厨子神社というものはありませんでした。
しかし「御厨子神社」という名前の神社が奈良県にありました。名前はすごく似ていますが、呪術廻戦と関係があるというわけではないようです。
かなり不穏な感じの建物なので、モデルなどはないようですね。伏魔御厨子が最初に登場したのはアニメ4話ですが、赤色の鳥居のような見た目は圧巻でした。
五条は伏魔御厨子の中心は御厨子であって、宿儺本人ではないと推測していました。神社だとすると中心が御厨子であることにも納得できます。
伏魔御厨子に乗ったり触れたりできることから実体あり
伏魔御厨子の上に宿儺は立っていましたし、乗ったり触れたりできているので概念の話ではなく実体のあるものだということができます。
例えば、特級呪霊の陀艮(だごん)は蕩蘊平線(たううんへいせん)を展開し、リゾートのような領域を使いますが実体はありません。
実体があるということは、それだけ宿儺の使う伏魔御厨子は力が強く御厨子は領域の中で大切な役割があるということでしょう。
まとめ
今回は宿儺の伏魔御厨子について考察をしてみましたが、いかがだったでしょうか?
伏魔御厨子と五条の使う無量空処の戦いで、伏魔御厨子の威力や相性の悪さなどを感じました。これからも目が離せない展開が続きますね!