「呪術廻戦」では、多くの出来事に御三家が関わっています。その御三家の1つである禪院家。禪院家のエピソードにはよく禪院甚爾の名前が出ます。禪院甚爾は伏黒恵の実の父親であり、恵を禪院家の当主にさせた男でもあります。
過去に五条悟に敗北し亡くなっています。しかし、何度か肉体を持ち登場しているシーンもあります。
今回は禪院甚爾についてまとめました。
禪院甚爾の復活はなぜ?
禪院甚爾はなぜ復活をしたのでしょうか。
オガミ婆の降霊術によって降臨し、依り代になっていた孫の体を完全に乗っ取られてしまい復活しました。
オガミ婆の降霊術は、霊体を依り代に宿し下ろすという術式です。「魂の情報」と「肉体の情報」とあるのですが、魂の情報まで降ろすと依り代が乗っ取られてしまう可能性があるため、日頃から肉体の情報のみをい降ろしています。
渋谷事変で「術師が入れない帳」を守っていたのがオガミ婆含む3名でした。オガミ婆は「肉体の情報」を孫に入れ、孫に禪院甚爾の肉体を降ろしました。しかし禪院甚爾魂が異常だったため、孫の魂まで乗っ取り完全復活しました。
その後、自分の息子の恵だとわかると「禪院じゃねぇのか。よかったな」という言葉を最後に自害をしました。
本能のままに動く殺人人形に化しても、自分の息子ということに気づき、親子の絆みたいなものが今後見れるのかなと思ってしまいました。今後の伏黒家に期待してしまいますね。
禪院甚爾の復活は何話?
では、復活の回は何話なのでしょうか。
オガミ婆が降霊術を施すのは11巻の95話です。しかし、完全復活というのは95話~98話の間だと思われます。
降霊術には時間がかかるようで、傷付きながらも虎杖たちから守る孫の姿が描かれています。「もうええぞ」の合図で孫が禪院甚爾の骨の一部を飲み込み、孫に禪院甚爾の魂が宿ったのがわかります。この時はまだ、孫が「うん、いいよ婆ちゃん」と受け答えをしているので、魂は孫で肉体は禪院甚爾という状態だと思われます。しかし、12巻98話ではオガミ婆の指示に答えず、歯向かう態度を示します。
そのため、降霊すぐに復活したのではなく戦闘中完全に乗っ取られたのかなと推測されます。
多くの考察では、95話で完全復活と書いてありますが、私はもう少し後なのかなと感じました。
禪院甚爾の父親母親は?
禪院甚爾の父親、母親情報があるのか調べてみました。
結論から言うと、名前の情報は出てきませんでした。しかし、コミック17巻144話と145話の豆知識ページのようなところにしれっと禪院家の家系図がありました。
禪院甚爾と禪院甚壱は兄弟ということがわかりましたが、その上の親のところは「?」のため、まだ登場していないようです。
禪院家25代目をしていたというところから、禪院甚爾の父親はなにかしらのエピソードで出てきそうな予感はします。
禪院甚爾と直哉の関係
先ほどの家系図を見ると、禪院甚爾と直哉は従兄弟です。
それに合わせて、直哉にとっては禪院甚爾は尊敬する人と予想できます。
17巻151話では、直哉が「自分は天才なんだ」「禪院家には呪力を持たない落ちこぼれがいるから、どんな顔しているのか」と見に行きます。それが初めて禪院甚爾と直哉が出会いでした。しかし直哉の想像とは裏腹に、完全に呪力から脱却した強さに衝撃を覚えます。
そこで呪力を持たない真希が、真衣の命と引き換えに呪力から脱却した鋼の肉体で直哉を圧倒させます。そこでは、「オマエは甚爾やない!!」と憤っているため、禪院甚爾を尊敬していたことがわかります。
直哉は「天才」と幼少期のときに言われていたため、落ちこぼれだと思っていた禪院甚爾が自分よりも強いということを知って禪院甚爾と五条悟は尊敬の対象になったのかなと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。呪術廻戦は多くのエピソードがあって、なかなかややこしいですよね。
少しでも整理出来てたらうれしいです。
禪院甚爾は、呪力を持っていないため真希や真衣のように、禪院家に指をさされてきたのかなと思うとただのクズと思えないかもしれません。今後、禪院甚爾の過去エピソードが見れることを楽しみにしています。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。