呪術廻戦8巻65話から始まる星漿体”呪詛市集団Q”と”盤星教「時の器の会」”から天元様と星漿体の同化が始まる日まで守る。という任務に就く五条悟ら。星漿体と天元様が同化するため、沖縄にある都立呪術高専 筵山麓に着きましたが伏黒甚爾が奇襲をかけ、五条悟を刺します。
その五条悟と伏黒甚爾が戦った際、五条悟に致命傷を与えたのが「天逆鉾」です。では、天逆鉾はどのような呪具なのでしょうか。
天逆鉾とは?術式強制解除の呪具
天逆鉾とは、特級呪具で伏黒甚爾が所持していた呪具の一つです。
効果は「発動中の術式を強制解除する」というものです。
そのため、身を守る際に術を使う五条悟にとっての天敵ともいえる呪具で、喉元から縦に引き裂かれましたが、頭を飛ばしたわけではないため”反転術式”で割かれたところから修復をさせ治しています。
コミック9巻74話では伏黒甚爾の前に現れ、「オマエの敗因は俺を首チョンパしなかったことと頭ブッ刺すのにあの呪具を使わなかったこと」と伝えています。刺された頭の傷は反転術式によって修復されていました。
この呪具自体、異質な呪力を帯びているため、六眼を使っていたらすぐに見抜けると伏黒甚爾は推察しています。そのため、大量の蠅頭(ようとう)で攪乱させ、攻撃を仕掛けています。
天逆鉾が折れている?
天逆鉾はもともと3つの刃があった跡がある。という考察があります。
確かによく見ると根元がかけていて、刃が3本ある面影があります。もともとモデルになっている天逆鉾は、3本の刃があるものです。またジャンプGIGAのおまけで「まだどこかに刃のかけらがある。」という注釈がありました。
欠けた一部はどこにあるのでしょうか?
ネットでは様々な考察があります。
呪術高専が所持している、禪院家が所持している、呪術総監部が保管、恵の影の中にあるなど。
今後何かのエピソードで重要な役割としてでてくるかもしれません。
天逆鉾の強さ
天逆鉾の強さは、術を無効化するチート武器なので、使用する人によってはチート中のチートでしょう。
メインとして出てきた話では伏黒甚爾が使用していたため、チート武器と伏黒甚爾の天与呪縛のフィジカルギフテッドの掛け合わせで五条悟に一度勝利しています。(反転術式で治していなかったら死んでいるため敗北と定義します。)
短刀になるため、超近距離武器ではありますが、9巻75話で伏黒甚爾がしていたように呪具万里ノ鎖(効果:根元さえ観測されなければ際限なく伸び続ける鎖)と天逆鉾を組み合わせて振り回せば、中距離でも戦えるようになります。長距離は鎖が絡まっちゃうので不向きかと思います、。
また、メインで所持していた伏黒甚爾は呪力が全くないのですが、わたしの考察としては呪力がある人でも使えるんじゃないかと思います。
天逆鉾自体に呪力があるわけで、刃先だけが術式完全無力化の効果を持っていたとしたら、術式とこの武器で完全無欠になるのでは?と考察できます。
なんにしても、敵は呪力がある呪霊または術師なので、この武器があったら基本的に攻撃は全部効きます。最強呪具の1つだといえるでしょう。
天逆鉾の本物は?意味由来
モデルになった天逆鉾は、日本の中世神話に登場する矛です。中世神話上では、「金剛宝杵(こんごうほうしょ)」「天魔反戈(あまのまがえしのほこ)とも言います。
現在、霧島連山の主峰、高千穂峰の頂上にレプリカが刺さっており、霧島神社の杜宝となっています。折れてしまった為、矛先はレプリカになっていますが根元の部分は地中にオリジナルが埋まっているそうです。
矛の神話をまとめると、”イザナギとイザナミが、天から大地をかき混ぜ作り出した土地を、オオクニヌシが整備して出来たのが日本列島。”その際に使用したのが「天逆鉾」です。
その後、オオクニヌシからニニギに譲り受けたとされ、国家の安定を願い、矛が振るわれないようにと山頂に突き立てたそうです。
由来は情報がなく不明でしたが、天(空)から地上をかき混ぜた(矛先を下に向けるので逆)矛(鉾)という安直な・・・といったら罰当たりですかね・・・?汗
まとめ
モデルになった天逆鉾を調べていたら、山頂に突き刺さっているのがやっぱり特徴的です。
呪術廻戦の沖縄にある都立呪術高専 筵山麓も山にあるのでもしかして伏線だったりするのでしょうか?おおもとの天逆鉾は五条悟が処分したと言っていますが、どう処分したのでしょうか?実は欠片はその山頂部分に刺さっていたりするのでしょうか?
今後のエピソードに期待が膨らみますね。
ここまで見ていただきありがとうございました。