『七つの魔剣が支配する』、略称ななつまは宇野朴人さんによるライトノベル作品。「このライトノベルがすごい!2020」で文庫部門1位、新作部門1位を獲得している人気作品です。
また、2023年7月よりT Vアニメが放送されることでも話題になっています。
今回は『七つの魔剣が支配する』の主人公オリバーの母親クロエの正体や死亡原因に第四魔剣、さらにエスメラルダの犯人捜しについて調べてみました。
クロエ=ハルフォードの正体
オリバーの母親であるクロエ=ハルフォード。元々は彼女もオリバーと同じく、キンバリー魔法学校の生徒でした。その正体は1000年に一度の傑物と言われるほどの、史上最強の異端狩りの魔女でした。
ここでの異端狩りについて少し補足説明しておきます。この世界では、太陽と月以外の星のことを異界と呼びます。異界の世界の多くには、その世界を治める「神」が存在しますが、中にはオリバーたちがいる星のように神が存在しない世界(無神界)もあります。
無神界では圧倒的な権力を持つ神がいない分、権力が分散しており、その一端を魔法使いが担っているのです。
異界から訪れる神々の使いによって異界の神に心を奪われて手先となってしまったもの(人間や亜人種)を異端と呼び、世界を守るため異端を駆逐する魔法使いのことを異端狩りと呼びます。
クロエは異端狩りして圧倒的な強さを誇りました。
また、空気を読まずどこか身勝手な性格ですが、恐れることなく異端狩りをしていく強さをもち、そんな彼女を慕う者も多くいました。オリバーの父親であるエドガーや、校長であるエスメラルダを含むキンバリー魔法学校の教師陣も彼女のことを慕い、共に異端狩りをしていました。
クロエ=ハルフォードの死亡原因
異端狩り続けていたクロエ。次第に異界や亜人種に対する考え方がキンバリー魔法学校の教師陣とすれ違うようになります。
クロエは死んでゆく仲間や、異端であるという虚偽の疑いをかけられて殺される亜人種を目にし、亜人種や異端を含むすべての人間を救おうと決心します。
しかしキンバリー教師陣はあくまで保守的な立場を貫きます。
そして対立が深まり、ついにクロエは教師陣から裏切られます、、。非道極まりない拷問の末、殺害されてしまうのです。
かつて自分を慕ってくれて、共に戦ってきた仲間に殺されるのは残酷すぎますよね。
クロエ=ハルフォードの第四魔剣とオリバーの継承
キンバリー魔法学校の教師陣によって殺害されてしまったクロエ。しかし彼女はとにかく規格外の強さを持つ魔法使いだったので、その魂は校長エスメラルダをしても奪い尽くすことができませんでした。なので残りの魂を息子であるオリバーが継承することになったのです。オリバーはクロエから第四魔剣・「奈落を渡る糸」を受け継ぎます。
ただじ本人曰くあくまで預かっているようなものであり、行使することで体に多大なダメージかかるので、あと2回しか使えないそうです。
オリバーが第四魔剣をどのように駆使しながら教師陣への復讐をしていくのかに注目です。
クロエとエスメラルダとの関係
前途の通り、かつてキンバリー魔法学校の教師陣はクロエを慕い、共に異端狩りをしていました。その教師陣の中でも特にクロエと親しかったのが校長エスメラルダでした。
しかしクロエの暗殺の契機になったにもエスメラルダなのです。
エスメラルダはなぜ親しかったクロエに手を下したのか、謎が深まりますね。そこまでする必要があったのか、と。
母親から最強の能力を受け継いだオリバーによる、母親を殺したエスメラルダへの復讐。それぞれの想いを考えると胸が熱くなります。
今後の展開に期待です!
まとめ
今回は『七つの魔剣が支配する』の主人公オリバーの母親クロエの正体や死亡原因に第四魔剣、さらにエスメラルダの犯人捜しについて調べてみました。
壮大な戦いがどのように描かれるのか、アニメの放送開始に期待が高まります!